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Conversation対談

2025.03.17

第111回「AIとキントーンの相性は抜群」

テーマ「デジタル化の次に来るもの」

社長の「勘と経験」を超える、AIとkintoneの企業革命!

  • 安田

    SEOを超えてAI時代になるというお話でしたが。

  • はい。間違いなく。

    生田
  • 安田

    コムデックさんの本業はkintoneを使った業務効率化だと思うんですが。
    AI関連は別事業としてやってるんですか?
    それともAIとkintoneはセットで考える必要があるんでしょうか。

  • 分けて考えた方がいいとは思ってるんですけど、ポイントポイントでは関係してくる。つまりくっついてくる。

    生田
  • 安田

    どの辺でくっつくんですか。

  • まず多くの中小企業が何のためにkintoneを使ってるかって言うと、業務の効率化なんですよ。

    生田
  • 安田

    そうですよね。無駄なことをなくしてできるだけ効率よく業務を遂行したい。

  • 「この人しかできない」という業務を、インターネットを通じてkintone上で誰もができるようにしたり。
    その仕事の進捗が管理できるようにしたり。

    生田
  • 安田

    要は属人性から脱却ですね。人不足は見えているわけで。

  • はい。
    ただ「それで同業他社と事業の優位性が出ますか」って言うと、もう無理なんですよ。

    生田
  • 安田

    もう無理なんですか。早いですね。

  • 業務効率化まではみんなやるようになって。
    次は「新しいサービスを作ろう」「新市場に打って出よう」という話になるわけです。

    生田
  • 安田

    まず業務効率化で無駄を省いて収益率を上げる。
    次に売上自体を増やしていく。そういう方向ですか。

  • そこに投資していかないと中長期的な成長は見込めないわけですよ。

    生田
  • 安田

    無駄を削減するだけでは限界がありますもんね。

  • そうなんですよ。当然、他社も同じことをやってきますから。

    生田
  • 安田

    つまり次の一手として「kintoneを業務効率化じゃないところに使う」ようになっていく。

  • 既存のお客さんに新たな商品やサービスを提供していく、既存の商品やサービスを新市場に売っていく。
    そうなった時に何を優先すればいいかを社長が判断していたわけです。

    生田
  • 安田

    まさに社長の仕事ですよね。

  • その社長もけっこうお歳を召してきている。最前線で戦えた時から気力も体力も落ちてきている。
    ちょっと判断力も鈍ってきている。そういう時にAIを使うわけです。

    生田
  • 安田

    社長がAIを使うんですか?

  • はい。ビジネスに関する情報は業務効率化の過程でkintoneに蓄積してるわけですよ。
    いつ、誰が、どの商品を、どんな手段でお客様に届けて、いくらの収益に繋がっているか、とか。

    生田
  • 安田

    ほうほう。

  • お客様のリピート頻度はどれぐらいか?とか。結果的に利益はどれくらい残るか?とか。

    生田
  • 安田

    社員全員のデータが蓄積されていくわけですね。

  • 事業に関する全てのデータが蓄積されていきます。
    これが経営判断する上で大きな武器となっていくわけです。

    生田
  • 安田

    「あいつなんかクレームが多いな」という場合、どのプロセスでクレームになったかもわかるんですか?

  • もちろんわかります。契約率が高い人と低い人がどこで差が出てるかもわかる。
    つまり事業におけるありとあらゆる切り口での優劣がわかるわけです。

    生田
  • 安田

    それは凄い。

  • 今までは現役バリバリの社長が勘と経験で見極めてたわけですよ。

    生田
  • 安田

    そうですね。

  • 既存事業、既存商品、既存サービスであれば、高い正答率の答えが出せるとは思うんです。
    だけど新たなステージに向かう経営判断となると勘と経験だけでは正確な答えを導き出せない。

    生田
  • 安田

    未来に向けた判断はできないと。

  • 会社を成長させていくための新商品やサービス、新市場を作っていかなくちゃいけない。
    その時に社長の能力がボトルネックになってしまうわけですよ。

    生田
  • 安田

    社長も生身の人間ですからね。

  • はい。必ず判断を誤ります。

    生田
  • 安田

    だからAIが出てくるということなんですね。なるほど。

  • kintoneに蓄積されたデータをAIに読み込ませてAIにアドバイスさせる。
    これが新しい経営スタイルになっていくと思います。

    生田
  • 安田

    社長の能力をAIによって増幅するイメージでしょうか。

  • 会社の正確な診断は「会社がでかくなればなるほど」「情報が大きくなればなるほど」社長よりAIにやらせた方がいいってことです。

    生田
  • 安田

    社長よりも頼りになるってことですか。

  • 新しいことをやってく時には「一旦AIの力借りようぜ」っていう話ですね。

    生田
  • 安田

    だけどAIの力を借りるには「蓄積された情報」が不可欠ですよね。

  • はい。だからこそkintoneと組み合わせようってことなんです。
    データが膨大にあればあるほどAIなら正確な判断ができる。適切な戦略を導き出せる。

    生田
  • 安田

    人間がやると膨大な時間がかかりますよね。

  • 人間にはもう無理だと思います。情報量が多過ぎて。

    生田
  • 安田

    確かに。

  • kintoneとAIを組み合わせることで「こっちに行った方がいいよ」というアドバイスを自動的にしてくれる。
    新商品やサービスを新市場に持ってく時に「どういう切り口で情報発信すると正しく届くか」「興味を持ってもらえるか」という見せ方もAIがアドバイスしてくれる。

    生田
  • 安田

    商品開発のアイデアがもらえてマーケティングのアドバイスもしてもらえると。

  • そうなんですよ。データを読み込ませることによってAIが新商品の企画書を作ってくれます。
    「企画書をLPにしろ」って指示を出せばLPのコーディングを始めます。

    生田
  • 安田

    すごい時代ですね。もう人間の仕事がなくなってしまいそう。

  • 人を雇ってやらせてる場合じゃないってことです。
    中小企業ほどAIを活用しないと生き残っていけなくなります。

    生田

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