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Conversation対談

2025.02.03

第105回『中小企業はAIをこう使え!』

テーマ「デジタル化の次に来るもの」

あなたの会社はAIを「使えて」いますか?
中小企業が生き残るためのAI活用法

  • 安田

    中小企業経営者で人工知能のセミナーに行く人がすごく増えているそうです。

  • 今は猫も杓子もAIですからね。

    生田
  • 安田

    中小企業がAIをどう使えばいいのか。いまいち明確ではない気もするんですけど。

  • 業種によってもビジネスモデルによっても使い方は変わってくると思います。
    ただAIを使わないという選択肢は絶対にないので。

    生田
  • 安田

    それが経営者の行動に現れているんでしょうね。
    「使わない」という選択肢はない。だけど「どう使っていいか」分からない。

  • どう付き合うか自体は、これから各社なりの答えを出していく、各業界ごとの勝ち筋みたいなのが出てくる。
    テクノロジーっていうのはサーフィンと一緒ですから。

    生田
  • 安田

    サーフィンと一緒?

  • 波が一定のリズムで来るわけですよ。
    上手くそれに乗れると、すごいスピードで前に進んでいく。企業も成長できる。

    生田
  • 安田

    なるほど。

  • テクノロジーの波には変遷がありまして。
    まず1人1台コンピューターを使うのが当たり前になった。
    そういう時代を経て次にインターネットが当たり前になる。

    生田
  • 安田

    パソコンの波が来て、インターネットの波が来たと。

  • そして次にクラウドサービスとかSaaSって呼ばれる波が来たわけです。
    インターネットにアクセスしてSaaSを使って情報共有する。
    で、SaaSにはスマホの波、アプリの波が来てるわけです。

    生田
  • 安田

    どんどん来ますね。

  • どんどん来てます。
    で、何が言いたいかっていうと、もはやインターネットの波に乗ってない中小企業はないってことです。
    「スマホの波、アプリの波に乗っている」ってことは、インターネットの波にも乗っている。

    生田
  • 安田

    新橋には今だに現金商売の飲食店がありますけど(笑)

  • そういうお店もネット検索したら出てきますから。

    生田
  • 安田

    確かに(笑)

  • スマホ検索して出てこないっていうのは、商売してないのと同じなので。
    それくらいの危険を伴う。

    生田
  • 安田

    確かにそうですね。お店に行き着かないですよね。

  • ということで、次に来ちゃってるのがAIの波なんです。
    これは強制的に全員乗せられると言っても過言じゃない。
    乗らないってことは、検索して出てこない焼き鳥屋みたいにハンデキャップを背負う。

    生田
  • 安田

    AIを使わないという選択肢はないと。

  • そう。ただし日本人って手段特化型なんですよね。

    生田
  • 安田

    手段特化型?

  • 「AIがいいぞ」ってなったらAIにすごく興味を抱く。

    生田
  • 安田

    興味を持つのはいいことですよね?

  • 使えないと意味がないです。
    たとえばメジャーでは日本人内野手が通用しないと言われてるじゃないですか。

    生田
  • 安田

    あまり活躍してないイメージです。

  • 日本人は「正面に入って綺麗に捕球する」ってことを教えられすぎて、送球が遅くなる。
    本来はアウトを取るのが目的じゃないですか。

    生田
  • 安田

    「綺麗に補給する」という手段が目的化しちゃってるということですね。

  • そう。それと一緒でAI使ってるから安心みたいな。
    「あ、うちはもうAIやってます」みたいな。

    生田
  • 安田

    ありそう(笑)

  • あなたの会社のバリューはAIによってどれくらい上がってるんですか?ってことじゃないですか。ブランディングはできてるんですか?集客はできてるんですか?営業はうまくいってるんですか?って聞くと、みんな下を向く。

    生田
  • 安田

    集客、採用、ブランディングって、中小企業が生き残っていくキーワードだと思うんですけど。
    社長のセンスによってかなり差がありますよね。

  • 社長のセンスやスキルが通用するのであれば、それを組織能力に転換していけばいいんです。
    だけど、ちょっと時代遅れになってるのであれば、AIでアップデートしていくことが必要で。

    生田
  • 安田

    社長が遅れている場合は、社長の脳みその何割かをAIに委ねちゃおうってことですか?

  • 例えば営業って情報格差を埋める役割じゃないですか。
    「お客さんが欲しいもの」と「商品やサービス」の格差を埋める作業ですよね。

    生田
  • 安田

    確かに。商品力だけで売れるなら営業は要りませんからね。

  • だけどその役割に関しては、人間がやるよりもAIにやらせる方がいいってことです。
    トークスクリプトはAIに書かせる。

    生田
  • 安田

    AIが作ったトークスクリスクリプトの通りに営業するってことですか?

  • そうです。AIが営業のZoomアーカイブを分析して、「こういうトークスクリプトにした方がいい」というアドバイスをしてくる時代なので。

    生田
  • 安田

    そこまで来てますか。

  • はい。営業ひとつとっても「俺の背中を見て学べ」とか、同席して聞かせるとか、そういう次元ではなくなってます。アーカイブからAIに分析させて、勝率の高いトークスクリプトを作らせて、そのトークスクリプトをAIが進化させていく。

    生田
  • 安田

    そういうAIの導入もコムデックさんで手伝ってもらえるんですか。

  • もちろんです。いつでもお声がけください。

    生田

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