何でしょうか。

はい、めちゃめちゃあります。

ありますね。

そうですね。

まず土地の値段が圧倒的に違うんですよ。

原点はやっぱり土地だなと思いますね。

高いからありとあらゆるものに差が出てくる。違いが生まれるのではないかと。

その瞬間を切り取ると当然そうなんですよ。地元の居酒屋の方がうまくて、安くて、広い。

東京は窮屈なところで、ちょっといいもの食べようと思ったらそれなりの値段がする。

僕の場合は両方行き来してるから、それぞれのいいとこ取りができるわけですよ。
両方を知ってるからこそ真の意味でどこでも働けるというか。

何が言いたいかって言うとですね、伊勢しか知らないと伊勢スピードで学び、伊勢の時間感覚で考え、伊勢の思考でビジネスを生み出していくことになるわけですよ。

伊勢でしか生み出せないものはもちろんあります。だけどもしこれが100倍の地価だったとしたら、100倍のスピードでアウトプットしないと追いつかないんですよ。

つまり地価が違うことによって、東京の1時間と伊勢の1時間とは違うということなんです。

リモートで働ける時代に成功してる人の1つの勝ちパターンっていうのは、伊勢という豊かなところに行って東京のスピードで仕事ができる人なんですよ。

そういうことです。トップのハイクオリティを分かってた上でローカルのコミュニティも大事にする。
仕事のスピードが早くて尚且つ人脈もあるのが1番贅沢なんですよ。

はい。伊勢でだけ生活してたら絶対にそうならないので。

イーロンマスクがいるテキサスも優秀な企業や人材がどんどん集まってます。

そうなるためには「どういう町にしたいのか」というコンセプトが必要で。

まずコンセプトがあって、次にコンセプトに合った人や企業が集まる仕掛けを考える。
基準を満たした人や企業の税率をものすごく下げるとか。

はい。だけど現実はその真逆のことをやってるわけですよ。伊勢に普通のマンションを新しく建てたり。そんなのはもういらんと。

いまさら伊勢に普通のマンションなんかいらないですよ。もっと伊勢っぽいものを作らないと。そしたら圧倒的に税率が優遇されるとか。価値が増えていくものを作らないと。

そうですよ。新築マンションなんて誰も見に来ないです。もっとコンセプチュアルな町を作れってことです。
せっかく伊勢神宮があるんですから。

コンセプトに振り切ることで町の価値は上がるわけです。土地の値段も上がる。土地の値段が上がると居住してる人たちの所得や思考レベルもアウトパフォームする。
でも残念ながら日本ではこれが出来ない。だから自分が移動するしかないわけですよ。