奈良出身です。

そんなことないです（笑）ハマったらそこそこいけるタイプ。勉強にはハマっていなかったです。

ボーイスカウトにハマってたり。バスケにハマってたり。ゲームセンターにハマってたり。
あとはお笑い番組ですね。お笑い偏差値は高かったと思います。

お笑い芸人が「次に何を返してくるのか」というのが先読みできていました。

奈良の一条高校っていう進学校で。そこそこの高校の下位10％というポジションでした。

そうです。本当に授業を聞いてなかった。テスト勉強をしても「まったく意味がわからん」みたいな。
でも化学はハマりまして。化学だけが偏差値70みたいな。

単純に「化学が得意だから薬学部に行こう」と思いまして。けど薬学部に受からなくて。
あきらめて三重大にしぶしぶ入るっていう。

７回生で、しかも中退ですね（笑）

大丈夫です（笑）

最初の1年目はちゃんと行ってました。パチスロしながらですけど。2年生の夏ぐらいからもう行かなくなって。

パチスロの時間が圧倒的に長くなってしまって（笑）

当時のパチスロって「メダルが出るタイミング」が分かる台があったんです。

20年ぐらい前なのでインターネットもない中で、そういう情報を得るわけですよ。
パチスロ雑誌みたいなのが当時たくさんありまして。

「この攻略方法を100万円で販売します」とか、それは詐欺なんです。

はい。100％詐欺です。だけど機械の仕様について解説している雑誌というのは正しいんですよ。

勝てます。

めちゃめちゃ勝ってました。

毎月30～40万ぐらい勝ってました。

基本的に毎日1万円から1万5,000円は増えるんです。

2時間ぐらいです。

稼いだお金でマージャンしたり、ゲームしたりしてました。

そうそう。夜10時ぐらいに行って、閉店までの1時間ぐらいの間に「翌日打つ台」を選ぶんです。

それを「前日下見」って言うんです。

誰かがやっていても「あ、やってんな」って感じで。
ずっと出続けるわけじゃないので途中で大体やめちゃうわけですよ。そのタイミングでやり始めたり。

前日の下見で「この台は明日朝から出る仕様に移行する」って分かってたら、朝5時に並びます。

そういうのはできるんです（笑）なぜならハマってるから。機械を攻略してメダルを出すって面白いんですよ。

それって僕の中ではギャンブルではなく投資なんです。

そうです。だって5,000円投資したら、3分の2の確率で1万円返ってくるんだったら、絶対やるじゃないですか。

そういうことを毎日やってた感じですね。

はい。

いますね。

それは単にパチンコ・パチスロを楽しんでいるから負けるんです。

僕らから言わせると「勝てればいいな」程度では勝てない。1日12時間打ったら絶対に負ける。
じゃないとパチンコ屋さんは利益が出ないので。

結果として10万円が8万円になるんだけど、途中10万円が15万円になったり、12万円になったり、20万円になったり、5万円になったりっていう波がある。

そうです。

負けます。厳密にいうと1日中ちょっとずつお金が増えていく台もありますけど。30台に1台とか。
それが客寄せパンダです。

そう。1日中打ち続けてしまうんです。でもトータルでは絶対に勝てません。