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実績

RESULT

既存システムのkintone化ではなく「業務をシステムに合わせる」最適化の考えが自社に合っているなと感じました。

中村化成工業株式会社さま

掲載日 2024.09.18
導入ソフトkintone
利用規模1〜49人
業種製造業
地域群馬県
HP https://www.nkplastics.co.jp/

中村化成工業株式会社

中村化成工業株式会社さまは、主にプラスチックパレットやコンテナなどのプラスチックリサイクルを専門に行っている企業さまです。
昭和42年創業以来「信頼と誠実」を合言葉に、樹脂原料の販売・着色加工・リサイクルを続けており、経営方針や企業活動にサスティナビリティが求められる昨今、リサイクル事業を通じて環境活動に貢献できるよう取り組んでいます。

目的 ・業務の仕組化
 ※事業継続(サスティナブル)であるためには、業務をデジタルで管理する必要がある
・ブラックボックスをなくす
 ※現場の状況(生産状況や在庫状況)を知るためには、担当に聞かないと分からないをなくす
・内製化
 ※kintoneはノーコード、可能な限り社内で内製化を進めていきたい。

kintoneで確実に生産性は上がったという実感があります。

お話をうかがった方:総務 樋口颯真 さま
相談役 中村晃子 さま

「この人に聞かなきゃわからない」を無くして質の高いコミュニケーション・仕事を実現したい!

事業内容

当社は1967年(昭和42年)の創業から、プラスチックパレットや通い箱、コンテナなどのプラスチックリサイクルを専門にしてきました。
「信頼と誠実」を合言葉に、実績と技術を兼ね備えたエキスパートとして質の高い製品の提供を続けており、取引先はあらゆる製造業・サービス業に渡ります。

近年、経営方針や企業活動にもサスティナビリティが求められています。
当社は、リサイクル事業を通じて環境活動に貢献できるよう、時代の変化やそれに伴うお客様のニーズを的確につかむことを大切にし、事業に取り組んでいます。

kintone活用の目的と当時の課題

当社では、情報・データを紙書類やエクセルで管理してきました。
エクセルではマクロなども使ってかなり手をかけた仕組みづくりをしていましたが、かかる労力や転記ミスなどが気になっていて。
IT活用が進む時代に、これはサスティナブル(持続可能)ではないのでは?というモヤモヤを抱えていました。

また、職場内で「これは〇〇さんに聞かないと」「現場で確認してみないと」といったやり取りを頻繁に耳にすること、そしてアメリカ滞在が多い社長との情報共有が難しいことも気になる点でした。

こういった部分をうまくシステム化して、人が手をかけるべきものに手をかける、互いに質の高いコミュニケーションを取る、といったことが会社を良くしていくのではないだろうか、という想いがあったんです。

実際に業務や社内のシステムを効率化・デジタル化できるツールを複数検討し、話も聞きました。
しかし、当社のような20名規模の会社で、コストがかかりすぎず、メンテナンスが大変すぎない、といった「ちょうどよいもの」はなかなか見つからず…。

そんな時、kintoneを活用している話を聞く機会があり、当社でも他ベンダーさんとご縁があってkintoneを導入しました。
1つ目、2つ目までのアプリ開発はいい感じで進み、好感触でしたが、当社の中で最も複雑な「生産管理」の部分で壁にぶつかってしまったんです。

社内から改善の声が出てきたことが大きな変化だと感じています。

kintone活用のパートナーとしてコムデックを選んだ理由を教えてください

生産管理で壁にぶつかり、ここからどうやって改善していけばいいのかを社内で改めて整理・模索していた中で「kintoneといえばYouTubeで有名なコムデックさんに聞いてみようかな」と思い立ち、ご連絡したのがきっかけです。

コムデックさんとの初回ミーティングで西道さんとお話をして、すぐに手応えを感じました。

ただIT化、ペーパーレス化するのではなくシステム最適化が大切であること、ペーパーレス化するなら入力作業自体を極力減らしてヒューマンエラーを削減することが重要であることなどを話してくださって。
そういう考え方がとてもいいな、と思ったんです。

それまでお話したベンダーさんからは「これができる・できない」という話や今あるものをkintoneに乗せ換えるという提案を多くいただきました。
でもコムデックさんは当社の業務内容をヒアリングしながら洗い出し、仕組みづくりのところから一緒に検討して提案してくださったのが決め手でしたね。

伴走支援によって御社内でどんな変化や成果がありましたか?

中村さま

社内では、仕組みから変えていくことも含め、社長からメッセージを出しました。
より良い会社にしていくためにIT活用が欠かせないこと。働き手が少なくなるこれからの時代、少人数でより良い仕事を効率よく、省エネでできる体制を目指したいこと。
人がパワーを割くべきは、お客様とのコミュニケーションや社内でのコミュニケーションであり、それによってサービスが向上すれば利益も増え、社員への還元にも繋がっていくこと。
要は、ラクに良い仕事ができる仕組みづくりをみんなでやっていこうよ、という内容です。

実際にコムデックさんに伴走していただきながらkintone導入が進んでいくと、現場側からも「こういうことがしたい」「ここを改善したい」といった声が上がったり、万が一kintone活用に失敗した時の保険のために残していた紙資料についても「もう紙をなくそうよ、なくてもいいよね」といった前向きな意見が出たりしはじめました。
日常的なコミュニケーションが「現状の確認」や「この人しか知らないから聞きに行く」ものから変化し、「こんな風にできたらいいよね」「これはこうしてみない?」といったやり取りが増えていったんです。

先のことをイメージできるようになれば、日々の行動が変わりますよね。そんな風土が醸成されていったように感じます。

樋口さま

私が変化を感じたのは、kintone導入など今回の取り組みにより、現場での引継ぎや教育といった部分もスムーズになっている、ということですね。

現場スタッフにとってはやはり紙書類に文字を書くということが負担でしたし、教える側もエネルギーが必要でした。
kintone化したことで、選ぶ、押すで日報登録等が進むためラクになり、作業時間も指導時間も大きく削減されましたし、ストレスも減ったと思います。

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kintone伴走支援で製造管理から在庫管理まで一気通貫で行えるシステムを構築|中村化成工業株式会社さまのアプリ開発事例

ユーザー目線で「これはおすすめしないです」を正直に言ってくれるところが印象的でした。

コムデックと他ベンダーとの違いはどんなところだと思いますか?

他ベンダーさんとの大きな違いは、やはり支援・サポートのスタイルだと思います。

はじめにkintone開発をお願いした会社さんはパッケージ売りだったんです。
決まったミーティング回数があり、その中でアプリを作っていく。もちろん成果物は問題ありませんでしたし、今でもしっかり活用させてもらっているので、kintoneの入り口としてはよかったと思っています。

コムデックさんは、これ以上もこれ以下もありません!という四角四面な対応ではなく、状況や課題に合わせて臨機応変に対応してくださるんです。
実際に当社も、最初は打ち合わせではなく通常のシステム開発的にまずはコムデックさんで試作していただき、それをレビューしてブラッシュアップしていく……という予定でした。
しかし、状況を見て「打ち合わせの中でアプリを構築していく対面開発にしませんか?」と提案いただき途中から路線変更し、結果として今当社に合った運用ができています。
それができるのは、対応力や高い柔軟性があってこそ、ですよね。

また、コムデックさんとのコミュニケーションは必要最低限の事務的なものではなくて。
ラフにいろいろなお話ができたり、やり取りの中から次の展開を考えられることもあったり、ただ「kintoneの開発会社」というのではなく、「会社を良くするために何ができるか」を相談できるのも良い点だと感じています。

担当チームの支援で印象的なのはどんなところでしたか?

中村さま

最も印象的だったのは、導入すべき?と悩んでいるツールなどに対し「これ、やめたほうがいいですね」「おすすめしないです」と、はっきりNOを言ってくれたことです。
普通、悩んでいるなら背中を押して買ってもらうと思うんです。
でもそこで闇雲に勧めないのは、ユーザー目線を大切にしてくれるからこそですよね。驚きましたが、同時にとてもありがたいな、と思いました。

樋口さま

新しいシステムの導入は、実際に日々使う人が主体的に「やりたい」「便利だ」と思えないと進まない、ということを今回実感しているのですが、西道さんは打ち合わせの時に「これって実際に使う人はどうですかね?」という問いかけを定期的に入れてくださって。その目線がありがたかったですね。

また、基本のやり取りはチャットですが、メッセージのみのやり取りでは難しい部分やどうしてもタイムリーな対応を求められる場面も出てくるわけで。
そんな時は電話でもスムーズに対応してもらえました。すぐの対応が難しい場合も「この時間まで待ってほしい」と具体的にお返事がもらえるなど、きめ細かい対応をしてくださって、安心できました。

そしていつも、私たちにも理解しやすく、イメージしやすく話してくださることも大変助かっています。

コムデックの支援はどんな会社におすすめですか?

中村さま

中小規模で、業務をシステム化したいけれどなかなか踏み込めていないという会社、あきらめずにDX化を進めていきたいという会社にはぜひおすすめしたいですね。
小さく始めることもできますし、会社に合わせたものを提案し、作ってくださるので。オープンに話して、イメージを共有したり一緒に作っていったり…というスタンスの会社だと、とてもしっくりくると思います。

樋口さま

コムデックさんは「作り方」を教えるところを含めてサポートしてくれるので、「全部お願いしてできあがったものをそのままもらいたい」という会社よりも、「内製もしていきたい」「こういう部分は自分たちでもできる/したい」という会社に合うでしょうね。私たちもそこにメリットを感じています。

誰が休んでも仕事が回る、従業員にも還元できる組織に

今後はコムデックとどのような課題を解決して、どのような会社にしていきたいですか?

現時点で私たちがはじめに課題にしていた、誰かがいないとわからない、現場へ確認しないとわからない、といった状態はおかげさまで脱しました。
社員に余裕が出てきて、残業が減り、有休も取りやすくなったほか、繁忙期の休日出勤や外回りから入力作業のためにわざわざ会社へ戻る、といったこともなくなっています。

おかげさまで業績は好調です。時間当たりの粗利率は上がっていくでしょうし、社員への還元も目指していけそうです。
今後は、作業やそのためのコミュニケーションに使っていた時間を、お客様とのコミュニケーションや製品・サービスの質向上などのために使って、より良い仕事をしていければと考えています。

これまで以上に、ラクに良い仕事ができる仕組みづくり、システム構築をしていきたいですね。

あと、コムデックさんのオフィスにもより良く働くヒントがたくさんありました。
今後、いろいろ相談したり参考にさせてもらったりしながら、当社の働く環境ももっと整えていきたいです。(※弊社の取引先向けオフィスツアーでご覧いただきました)

担当者より

担当:西道

中村化成工業株式会社さまとのお仕事で最も驚いたのは、代表が参加されていない打ち合わせでもいろいろなことが決まっていくことです。
上手に権限移譲がされているから、スピード感のある決定ができ、スムーズに仕事が進められるのだな、と感じました。

弊社とは物理的には距離がありますが、現地の写真を送っていただけたので導入後の運用イメージがつきやすく、さまざまなご提案をすることができました。

一緒にお仕事した中村さま、樋口さまがどんどんkintoneに関する知見を増やされ、ご自身で構築できる範囲が広がっていって、私もワクワクしながら伴走してきました。引き続きよろしくお願いいたします!

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