実績
RESULT
社内の当たり前を第三者視点で疑問視してくれるから、自分たちでは気づけない業務改善の近道をいつも教えてもらっています。
株式会社小島製作所さま
掲載日 | 2024.06.03 |
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導入ソフト | kintone、コムデック販売管理 |
利用規模 | 50〜100人 |
業種 | 製造業 |
地域 | 愛知県 |
HP | https://www.kojima-core.co.jp/ |
株式会社小島製作所
株式会社小島製作所さまは、名古屋市中川区に本社を構える製造業の企業さまです。
本社のほか、東京に「MCC首都圏コアセンター」、三重県に「kojima物流センター」を展開し大正8年に水栓鋳造会社として創業して以降、時代とともに事業内容を変化させながら、広く社会の水回り環境をサポートし続けておられます。
目的 | ・デジタル化を推進し、ペーパーレス化やアナログな部分の効率化を図る ・情報共有を促進し、営業と生産現場など全体の団結力を深める ・売上や利益の予測精度を上げ、設備投資や給与・ボーナスの計画に役立てる |
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課題 | ・業務部門の兼任者だけでは、改善の継続や深掘りが難しい ・各部署に専任の兼任者を置く必要性を感じたが、体制づくりが課題 ・業務改善に必要なツール(kintone)の勉強が大変 |
効果 | ・kintoneの導入と伴走支援により、デジタル推進室が各部署と連携しやすくなった ・情報が末端まで行き届くようになり、会社の一体感が生まれた ・デジタル化によって予測精度が上がれば、みんなが楽に働ける会社になる |
コムデックが継続して伴走支援してくれるからこそ「次はこれを改善しよう!」の意欲が生まれるんだと思います。
▼お話を伺った方
社長:小島 久典 様
デジタル推進室:水谷 祐基 様
ブラックボックスになったシステムを市販ソフトに切り替え!でも今度は「マニュアル読んで」「できません」…IT活用にはパートナーが必要
事業内容
当社は1919年の創業から、建築設備用の排水器材、例えば排水金具やマンションのコアジョイント、マンホールなどの販売をおこなっています。時代に合わせて事業は少しずつ変化してきましたが、人々の快適な水回り環境を支える、というところは変わっていません。
自社で実験タワーや物流センターを設けるなど、技術研究や開発、品質管理にもこだわり、積極的に取り組んでいます。建築賃貸事業を手がける東証プライム上場企業さんと共同開発した金具などもあり、共同で特許も取得しています。
kintone活用の目的と当時の課題
当社には以前、情報システム管理などをおこなう部署がありませんでした。パソコンも社員が各自自由に購入していたので、使うスペックや入っているソフトが違うなんていうこともありましたね。
そんな中、4年前に専務だった私が営業と兼務でデジタル推進室を立ち上げ、デジタル環境の整備やIT活用推進をスタートさせました。従業員には、全体で集まるたびに「わからない人もついてきてね!」と発破をかけつつ、使い方を教えて実際使って覚えてもらって…と、ちょっと強引なことは承知しつつもトップダウンでIT活用を進めてきました。
私がデジタル推進室を立ち上げた当時使っていたシステムは、オーダーメイドな分、もう完全なブラックボックス状態で…。
この状態を脱却するため、売上と原価を管理できる市販のソフトを導入しました。ただ、当たり前ですが、市販のソフトなので、うちに合わせたカスタマイズはできません。このソフトの導入支援も受けましたが、「マニュアルを読んでください」という程度で、使いこなすための相談に乗ってくれるという感じではなくて。
思うようにデジタル化やIT活用が進められないことが課題でしたね。
kintoneは「変えたい、でもどうすれば」を実現できる!でも導入当初は毎日何回も電話がかかってきて大変でした。
コムデックを選んだ理由を教えてください
先ほど話したような状況の中、いろいろ相談できて直接支援してくれるパートナーが必要だと考えていた時に出会ったのがコムデックさんでした。
はじめに相談して取り組んだのは、棚卸(在庫管理)でしたが、コムデックの前村さんがすぐに見通しのわかる予定表を組んで出してくれたおかげでいつまでに何をすればいいかが明確になって進めやすかったですね。
棚卸だけじゃなく、他の部署の業務についても「こういうことができます」「こういうのはどうですか?」と次々に提案も出てきて。「当社のことをいろいろと考えてくれている」と感じられましたし、先の展開も想像できた、ということが決め手でしたね。
あと、コムデックさんはツールの導入や支援だけではなく、「DX担当者勉強会」などを開催してくれて、企業のDXに活かせる情報提供をしてくれるのもありがたいです。例えば、その勉強会で教えてもらった、人事や採用で使える「ミツカリ」は、今でも基準のひとつとして使わせてもらっています。
▼採用DX~ミスマッチを無くす採用のために明日から使えるITツール~
kintone導入で苦労した点があれば教えてください
小島社長
kintoneを採用して業務改革を始めてから、兼任の担当者も置きながら進めていきましたが、バックオフィス業務など兼任ばかりでは連携が取れないものも出てきてしまって。
そのため、思い切って専任の担当者をつけました。
水谷さん
はじめはデジタル推進室と兼務だったので、通常業務をしながらなんとか空き時間を確保して勉強を進めていきました。
勉強は正直あまり好きではありませんが、kintoneの勉強はあまり苦になりませんでしたね。実際にkintoneを触っているとできることも増えていき、活用の幅が広がっていくのはやりがいがありますよ。
もともと、業務の中で紙が多すぎることが気になっていたんです。専任になった際には、これまで兼任の時にはなかなか手を付けられなかったその部分を、デジタル化できるものはしてしまおう、と目標を立てました。今まさに取り組んでいるところですが、kintoneで徐々に実現していっていることに達成感があります。
ただ、kintone導入当初は問い合わせが多く大変でした。従業員みんなが使うアプリについてはマニュアルを用意していますが、それを見てもよくわからない、という人から1日に何度も連絡が来ることもあり、フォローは少し大変でしたね。
そこで根気強く対応したおかげか、今では従業員も慣れてきて、問い合わせもなくなりつつあります。
継続して支援してくれるから、兼任だった担当者を専任に変える決断ができました。
コムデックの伴走支援は御社にとってどのようなメリットがありましたか?
メリットは、継続して付き合ってもらえるところだと思います。
kintone導入だけなら、兼任だった担当者が専任になることもなく、棚卸をkintone化して終わり、だったかもしれません。
コムデックが伴走し続けてくれて、さまざまな業務改善やIT活用が進んでいるからこそ、専任者を付けたデジタル推進室も社内で機能している、と言えます。
コムデックさんと定期的に話して、次は販売管理の改善、その先はこんなこと…と、今後の展開の話をしているため、こちら側としても「やらねば」という意識や意欲を持ち続けていられます。
kintoneと基幹システムを連携して作業指示業務を効率化!
担当チームの支援で印象的なのはどんなところでしたか?
一番は「とても手厚いサポート」です。
業務改善に関することは当然のこととして、それ以外でもいろいろな相談ができるため、業務改善の実務以外でも支えてもらっていると感じます。
私が兼務担当者からデジタル推進室専任へ移る際のサポートも手厚くて。
おかげで今の自分がある、とはっきり言えます。kintoneって、今でこそいろいろな資料や動画を見つけられますけど、当時はあまりそういうものが無くて……何からどうやって勉強していいのかわからなかったんです。
迷走してしまいそうなところで、的確な道筋を示してくださったことにとても助けられました。
また、社内では当たり前になっていることを第三者視点で疑問視して、「ここって本当にこれが最適ですか?」と投げかけてくださることもありがたいですね。
そして、DXという目的が同じでも、主担当の前村さんとアシスタントの島上さんで視点や考え方が全く違っているので、その違いがうまく活かされているなと感じています。
自分では思いつかないような提案もしてくださることにいつも驚かされていますし、当社で業務改善をスムーズに進めていくためにお二人の支援は欠かせません。
kintoneの売上予測の精度を上げて、全員がwin-winの「やりたいことをできる会社」にしていきたいですね。
今後はコムデックとどのような課題を解決して、どのような会社にしていきたいですか?
小島社長
売上や利益の予測について、確度を高めていきたいですね。
今でもある程度そのあたりの予測はたてられているものの、精度があがればより次の計画も立てやすくなります。利益の予測がしっかりたてば、お金の使い方も変わってきますよね。
設備投資や従業員への還元などを考え、みんながラクで、お給料が増えて、やりたいことができて…という、みんながwin-winになれるようなIT活用をして、「うまい経営」に繋げていければと思っています。
kintoneで2週間先まで在庫管理!変動を予測し生産計画の精度を向上させよう
水谷さん
デジタル化を進めてきていますが、まだ当社にはアナログな部分が残っています。勤怠や社内の注文書など、もっとペーパーレス化していけるところがあると思うのでそこを進めていきたいです。
出先でも承認がもらえる仕組みや販売管理へのkintone連携など、やっていきたいことがたくさんあります。
また、社内で数字の共有ができるようになってきているので、さらに展開させて、社内全体で団結力をより深めていけたらと考えています。
担当者より
kintoneをきっかけに小島製作所様を支援させていただく中で、とにかく前向きに物事を進めていかれる姿勢がIT化を成功させる秘訣だと確信しました。
社外の構築者が一生懸命構築した業務システムでも、現場にいる従業員さんが自分ごととして取り組まなければ業務改善の効果は生まれません。
その点、小島製作所様は社長と従業員さんたちが一体となり、本気で業務課題に向き合って主体的に進めることのできる文化が醸成されていたため、コムデックの展開する伴走支援との相性が良かったと感じています。
kintoneだけではなく採用ツールの「ミツカリ」も、ご紹介してからすぐに導入が決まり、業務や部門を問わず、IT化を急速に進められています。私たちも、良い会社づくりのサポートができるよう、これからも精一杯努めていきます。
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