実績
RESULT
コムデックは運用から定着まで一緒に改善を進めてくれる伴走パートナー。使えるようになる、効果を出すところまで一緒に苦労してくれるところが違うな、と思っています。
株式会社ダイキアクシスさま
掲載日 | 2023.11.01 |
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導入ソフト | kintone |
利用規模 | 401~500人 |
業種 | 住宅機器関連事業 |
地域 | 愛媛県 |
HP | https://www.daiki-axis.com/ |
株式会社ダイキアクシス
株式会社ダイキアクシスさまは、愛媛県松山に本社を構え、全国・海外に事業所を展開している企業さまです。
「環境を守る。未来を変える。」をコンセプトに、「水」に関わる環境・住宅機器関連の事業や再生可能エネルギー関連の事業などを手掛けています。
海外への進出など目まぐるしい成長を遂げられている企業さまです。
目的 | ・顧客に対して、対部署ではなく対会社での対応ができる強い組織になる ・経営に関する数字を月次で時間をかけて集めて分析するのではなく、リアルタイムに可視化しアジリティの高い組織にする ※IR資料の自動化、各部門ごと会社全体の生産性、売上実績、売上予測、粗利率… |
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課題 | ・M&Aを繰り返して事業を広げていった結果、複数のシステムを併用することになり情報が分散している ・各システムが連携しておらず、二重三重の入力が必要 ・必要な情報を探すのにも時間と手間がかかっていた |
効果 | ・システムの連携が進み、二重三重入力が不要になった ・部署間の情報共有の抜け漏れがなくなってきた ・情報が一元化され、BI/データドリブン経営の準備が整った |
伴走支援で一緒にトライ&エラー!「失敗したらやり直す」柔軟性でスピーディに業務改善
お話を伺った方:経営企画部 部長 近藤真人様
事業が大きくなるごとに使うシステムも増えていって、でも部分最適なので連携もできず・・・
入力の手間、情報を探す手間がどんどん大きくなっていきました。
事業内容
当社は1958年にタイルと衛生陶器の専門店としてスタートし、その後1964年に浄化槽の製造・販売事業、2002年にバイオディーゼル燃料(BDF)事業を開始しました。
これらの事業は、「住宅機器関連事業」「環境機器関連事業」「再生可能エネルギー関連事業」という現在も続く事業の柱として展開を続けています。
「ダイキアクシス」という今の名前になったのは2005年のことで、それ以降も地下水飲料化事業や家庭用飲料水事業に着手するなど新規事業の創出に意欲的に取り組んでいます。
2016年からは“環境を守る。未来を変える。”をコンセプトに、「水」に関連した事業を軸として、世界の環境を守り持続可能な社会と未来を創造するため、国内事業基盤をベースとして海外展開も積極的に挑戦しています。
IT活用の目的と当時の課題
M&Aを繰り返しながら新規事業の創出に積極的に取り組んできた当社ですが、事業の幅が広がった一方で情報管理面での課題が出てきました。
各事業が元から利用している社内システムがあり、それらを統合せず並行して運用してきた結果、情報が各システムに散逸している状態になってしまったのです。
システム同士が連携していないので二重三重の入力は当たり前で、必要な情報を探すのにも時間と手間がかかることが課題でした。
ウォーターフォール型の開発は、従来の業務の運用を見直したい当社には合わない。
「失敗したらやり直したらいい」という柔軟性と正直さがうちに合っていると思いました。
kintone導入を決断した決め手を具体的に教えてください。
いろいろなサービスを検討した結果、kintoneが一番とっつきやすそうと感じてまずは情報収集を始めて、サイボウズが主催している「kintone hive」という事例発表の場に足を運んだんです。
やっぱり自分たちだけで導入して構築まで行うのは難しいと思っていたので、パートナー企業を探すのが目的でした。
そこでコムデックの生田さんに会って……最初は怪しげなオーラに惹かれて問い合わせをしたことを覚えています。
kintoneの対面開発の説明をしてもらって、実際に話を聞いてみたら想像以上に「そんなに簡単にシステムって作れるの?」と衝撃を受けたことが決め手になりました。
プログラミングの知識が無くてもマウス操作だけで構築できるなら、自分たちでもできるのではないか、と。先々のことを考えると「自分たちで継続してメンテナンスができる」ことはかなり重要だと思うので。
コムデックさんなら、対面開発で自社でkintone構築をするための内製化支援もしてくれるということだったので、「それならkintoneでいこう!」と思いました。
▼ダイキアクシス様の内製化を支援した事例はコチラ!
kintoneアプリ作成の内製化支援で開発効率を向上|環境機器関連事業 株式会社ダイキアクシスさまのアプリ開発事例
コムデックを選んだ理由を教えてください。
先ほどの内製化支援もそうですが、大きな理由は「スピード感」「柔軟性」「信頼」の3つですね。
まずスピード感、これはどこよりも見積提出までの期間が短かったのが好印象でした。他の企業は見積に3か月かかったり、そもそも支援の内容も「要件定義をしっかりと●か月行って…そこから開発して…」といったウォーターフォール型。
この開発形式では、従来の業務の運用見直しを進めている自社の状況には合わないと感じました。その点、コムデックさんは対面開発で実際に課題や今の業務をヒアリングしながらkintoneを構築していってくれるので「要件定義」や「開発経過の共有」や「納品」や「システムのチェック」といった工程が要らない分スピーディですよね。
あとは、これも対面開発によるスピーディな開発が可能だからだと思うんですが、「失敗したらやり直せばいい」と仰っていて。まだ支援が始まっていない営業段階で、ですよ。
その考え方の柔軟性と、そういったことを素直に話してくださったことが信頼につながり、支援をお願いしたいと思いましたね。
課題解決に本気だから、聞きづらいことも聞いてくれる。いい意味で社内に入り込んでくれるところがいい。
kintone対面開発の感想を伺わせてころでも言いましたが、やっぱりスピーディで柔軟性が高いな、と感じています。
目の前で作っていくので早いのはもちろんなんですが、ただ一つの業務を置き換えるアプリを作るだけじゃなくて、業務全体、会社全体の構造を理解した上で構築してくれるので助かっています。
業務改善ってどうしても目の前の困りごとを解決することに注力してしまうと思うんですよ。でもそうじゃなくて、「ダイキアクシスが実現したいこと」を念頭に置いて考えてくれる。全体の構造を理解しているからこそ、そのアプリの構築段階ではまだ着手していない部分に繋がるような項目や処理を入れてくれるので、その先の構築もスムーズに進むんです。
あとは、そのアプリを使う従業員のITリテラシーまで考慮して、機能よりも使いやすさを重視して仕上げてくれるところもいいですね。やっぱり、複雑すぎるアプリは使いこなせなくて結局使われなくなってしまうと思うので……。
これは内製化支援に関する部分ですが、普通ITベンダーさんって「kintoneの構築の仕方・アプリの作り方」を教えちゃったら商売あがったりじゃないですか、顧客が自分で作れるようになったら自分たちは仕事がなくなってしまうわけですから。でもコムデックさんは、何の気兼ねも無くパッと教えてくれるところに驚きましたね。これも、業務改善が目的なんじゃなくて、その先を見据えているからこそだと思います。
西道&西の担当チームの支援で印象的なのはどんなところでしたか?
主担当の西道さんは、全体構造の理解と最適解の検討、アシスタントの西さんは西道さんの導き出した最適解をスピード感もって実現する職人という感じで、この二人の温度感が心地いい。
西道さんからの少ない指示で西さんが構築して、その構築をやっている間も西道さんは次の改善の話を続けて……こちらからすると「えっさっきので理解できたの?」という感じなんですが、西道さんが話を続けていてしばらくすると西さんが構築したいいものが出来上がってくるんです。あまりの連携プレーっぷりに、最初の打ち合わせが終了した後社内で話題になりましたよ。こういう経験は今までなかったので、「なんかすごい」という印象でした。
お二人はいい意味で社内に入り込んでくれるので、普通なら聞きづらいことも課題を解決するためにどんどん聞いてくるんです。例えば、「実際に使う現場の人のITリテラシーでこのアプリ運用できますか?」とか、「できないと思うなら、できない部分やその理由は?」「どこを改善・簡略化したらできるようになりますか?」とか、顧客の課題解決に本気だからこそ、そうやって踏み込んで聞いて下さっていると思います。
「システム開発」のイメージって、どちらかと言うと「依頼に対して正確なものを作る」だったんですが、西道さんや西さんはそうではなくて、全体を見てまず目的を整理してから構築をしてくれるので、軸がブレないんです。
正直、「ここまでやってくれるの?」と驚きましたね。特に当社は一つアプリを作るにしても関係者が多く、年齢や考え方もバラバラな人たちとコミュニケーションをしっかりととりながらうまく立ち回ってくれていてとてもありがたいなと感じています。
お二人とも普段から最新情報にアンテナを張って勉強していて、その学びをうまく当社にカスタマイズして活かしてくれるので、こんなふうに社外の人とチームを組めるのはすごく良いと感じています。
コンサル会社は改善リストの洗い出しまで。
コムデックは運用・定着するところまで一緒に苦労してくれる。
コムデックに依頼してよかったポイントを具体的にいくつか教えてください。
先ほどの「全体の構造を理解してくれる」にもつながりますが、現場と管理のつなぎ役になってくれるところがいいなと思っています。現場がきちんと動けるかどうかを見てくれている中でも、管理側の視点も持って考えてくれているなというのがわかるんです。
管理側の思いを現場に落とし、現場の意見を管理に上げてくれる。ただそれだけじゃなくて、「もっとこうしたほうがいい」とか「こうしたらどうですか?」とか自分たちの意見も言ってくれるので我々も違った視点を取り入れることができると感じています。
こちらの意見ややりたいことが明確にまとまっていないことが多いんですが、そういう時でも実現する方法を探してくれるのでこちらも相談しやすいですね。現場が自発的に動かない時に「どうやったら動いてもらえるか?」という単にシステム構築ではない困りごとにも向き合ってくれるので。
加えて、提案するときにもただ「やりましょう」だけじゃなくて、それを実行したときのデメリットまできちんと伝えてくれるので信頼に繋がっています。
▼ダイキアクシス様の伴走支援の事例はコチラ!
kintone伴走支援で社内の課題を整理・経営方針に沿ったアプリ開発を実現|株式会社ダイキアクシスさまの伴走支援事例
どのような点が特に成果に繋がったと感じていますか。
対面開発を始めたころ、システムの完成形があまりイメージできていない方からヒアリングした内容をその場で即アプリ化してくれたことで、現場と管理職の心をつかめたことが成功要因だと考えています。
西道さんがヒアリングした内容を元にその場で西さんに指示が出されて、瞬く間にシステムが出来上がっていく。こんな経験はしたことなかったし、きっと他ではできないんじゃないかな、と思っています。
コムデックと他社の違いはどんなところだと思いますか?
これまでにも、いわゆる「コンサル」の会社とは付き合いがありましたが、コンサル会社がやってくれるのは「コストの洗い出し」と「調査結果と改善案をまとめた成果物」までなんですよね。
それはそういう役割なので当然ですし、調査結果をまとめて改善すべき項目のリストを作成してくれたことで社内が整理できたのは良かったんですが……うちの場合は「改善リストを元に自力で改善を進める」ことが難しくて。そこでようやく、うちに必要だったのは一緒に改善を進めてくれる伴走パートナーだったんだと気づかされました。
コムデックさんは運用から定着までしっかりと見てくれるので、そこがうちに合っていますね。
改善点の洗い出しだけして終わりではなくて、使えるようになる、効果を出すところまで一緒に苦労してくれるところが違うな、と思っています。
▼ダイキアクシス様のマインドマップを活用した事例はコチラ!
kintoneを活用した伴走支援とは?マインドマップでKPIを整理しよう|株式会社ダイキアクシスさまのアプリ開発事例
コムデックのサービスはどのような企業に合うと思いますか。
どんな企業にもあうと思いますが、しいて言うなら、良い変化・悪い変化を含めて様々な変化を楽しめる企業ですね。
一緒にトライ&エラーを繰り返して、数か月後にあの時大変でしたね……と笑って酒が飲める企業には是非おすすめしたいです!
管理部門は社内で一番多くの情報があつまる部署。
だからこそ、社内で一番の「情報製造・発信部署」でなければいけない。
今後はコムデックとどのような課題を解決して、どのような会社にしていきたいですか?
ダイキアクシスの課題は、人同士(上司部下)の風通しはすごくいいんですけど、部署間となると途端に情報共有がうまくいかないこと。
ここをシステム面、制度面でカバーしていきたいと考えています。目指すは、一人の顧客に対して部署が対応するのではなく、ダイキアクシスとして対応できる組織にすること。
従業員には自分で考えて行動ができるようになってもらいたいと思っているので、まずは管理部門から変わっていかなくてはならないと感じています。
管理部門は社内で一番多くの情報があつまる部署だからこそ、様々な情報を集めて、分析して結果を報告するだけなら意味がない。様々な視点での分析結果などの情報製造し発信する「情報製造・発信部署」であるべきだと考えています。
そうして社内の情報が透明になれば、自分で考えて行動ができる人もふえてくるはず……そのために、コムデックさんにはこれからも社内全体の方向性を握っていてもらいたいなと思っています。
担当者より
ダイキアクシスさんの支援は、最初はとにかく緊張の連続でした。これまで対応したことがない規模の企業から業務のヒアリングを行ったり、関係者全員との関係性の維持等……とにかく、これまで使ったことのない頭を使いましたね。
ダイキアクシスさんの社内の現場や管理者等、それぞれの立場で異なる目的を整理/理解しながら良い塩梅を見つけていくことに苦労した覚えがあります。
常に考えていたことは、この取り組みを行った際にその前後を対応する方からはどう思われるか?管理者からどう思われるか?別部署からどう思われるか?といった、ほかの関係者の考えを想像することです。
ここまで支援を続けてきたことで、各部署でのkintone構築ができる人が出てきました。これからは、構築部分をダイキアクシスさんで行っていただくための内製化の支援を主軸としていきたいと考えています。
もちろん、ダイキアクシスさんで難しい部分はコムデックが構築することもありえます。
今後は、集まった情報を徐々にkintoneで集計/分析を行える環境の構築を進めていきたいですね。管理部門を「情報製造・発信部署」にするという目標を達成するための支援に移行していきたいと考えています。
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