- HOME
- 経営品質向上への取り組み
- 第6話 経営品質は会社の羅針盤
第6話 経営品質は会社の羅針盤
経営品質に取り組んだことをきっかけとして様々な会社の変化、効果があったコムデック。
今回は、経営品質によって起きた変化を深掘りしていきます!
企業の成長には新しいお客様との出会いが不可欠
特に戦略・戦術がなく、地道に商いをして問い合わせが来たり、来なかったり来なかったり……、既存のお客さまから新しいお客さまを紹介してもらえたり、もらえなかったり……というのが中小企業の新規開拓あるある。しかしコムデックは、前回の記事でお伝えした通り新社屋をショールーム化してそこに多くの方々を集客できるようになりましたし、自社でセミナーを行うこともできるようになりました。多くのお客さまに情報を届けるとともにリード獲得もできるようになり、今となってはWEBマーケティングを通じて全国のお客さまに情報を届けるとともにご縁のきっかけを得ることができる会社へと変化しました。
WEBマーケティングは外部の専門家とチームを組んでやっています。WEBマーケテイングを社外の人と組んで進めることは中小企業にとっては非常にハードルが高いと思われがちですが、そうではないというのがコムデックが実際やってみてわかった答えです。
企業が成長していくためには、既存のお客様を大切にするのはもちろんですが、「新しいお客さまと出会うこと」が重要です。コムデックが今これだけ成長できているのは、2014年に経営品質と出会ってから顧客価値に向き合い続け、さらにそれを提供するための組織能力づくりにも向き合い続けてきた結果だと考えています。
とは言え、2014年に経営品質に取り組み始めてすぐにこうなったわけではありません。スタッフも、当時は経営層やリーダー層から言われたことをやらなかったり、しぶしぶやったり。やらなきゃと思いながらも納期を遅延したりという状況でした。しかし、今となっては、やろう!やりたい!と受動的から能動的なスタイルに変わってきています。
経営品質の申請書が「自分で考えて行動するための羅針盤」になる
スタッフ自身が考えて行動するためには、会社の事業がどこに向かっているのかがわかる羅針盤が必要です。今回のこの経営品質の申請書が羅針盤となり、自分で考えて行動するスタッフがより活力を持って行動できるようになるための羅針盤となったと思います。
経営品質に取り組んでいる経営者の間では、「コンピテンシーレベルは後天的に上がるのか?」ということがよく話題に上がるという生田社長。
コンピテンシーとは高いパフォーマンスを発揮する人物に共通して見られる『行動特性』のことで、コムデックではコンピテンシーをレベル1~4で定義して社員の評価に取り入れています。
このコンピテンシーレベルが2の人が3や4に上がることができるのか?という問いに対して、生田社長は自信をもって「リーダーシップと羅針盤がちゃんとあれば、そこについてくるスタッフのコンピテンシーは上がる」と答えています。岡本先生はよく「判断の貯水池」という言葉で表現されていましたが、「スタッフがどのように行動すれば良いのかの判断軸、良い判断をするための事例が自社にあること」が重要で、それによってコンピテンシーレベルは後天的に上昇させることができるのではないかということです。
「1の人間は雇ってはいけないが、2の人間は中小企業には入ってくる。3の人間ばかり中小企業に入ってくるというミラクルは無い」。でも、一流のスタッフを集めて一流の仕事をするのは誰でもできるが、中小企業は二流のスタッフを集めてシナジーが生まれて超一流の仕事が時々生まれるのだ、とは生田社長の尊敬する経営者の言葉だそうです。
次回は、そんなコムデックが何故2023年に経営品質賞への申請に取り組もうと思ったのか、そのきっかけをお伝えします!
記事一覧
ARTICLE