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第3話 ピンチの時にこそ種を仕込む
前回の記事では、2014年までのコムデックがどのような状態だったのかをご紹介しました。
今回は、2014年にコムデックが陥った危機と経営品質との出会いについてお伝えします!
コムデックが陥った危機的状況とは?利益の先食いで「仕事が無い」!?
2013年に式年遷宮を迎え、コムデックは過去最大の利益を生み出しました。しかし、実はそれは需要の先食いによるもので、翌年の2014年にコムデックは最大のピンチに陥りました。マーケットが狭いことや市場の動向を予測してなかったことにより、地域経済の波の影響をもろに受けてしまったのです。
ただ、人間はピンチになると考える生き物。コムデックも「この時間があるときに将来のために種を仕込もう」と考えました。
その結果が、今回の経営品質賞申請書提出に繋がる岡本先生の勉強会「経営者ゼミナール」との出会い、そして今となっては「kintoneと言えばコムデック」と言われるくらいまで世の中に価値を提供できるようになったクラウド事業を生み出すきっかけとなった船井総研との出会いでした。
2014年にあったこの2つの出会いがコムデックのターニングポイントになったのです。
経営品質協議会の年会費は安くない…けれど、長期目線で大きな学びを得られる
新しいことの種まきを検討した結果、経営品質と出会ったコムデック。しかし、経営品質の入会金や年会費は、当時のコムデックの財布事情ではすごく高く見えました。
しかし、経営品質は社会の変化のスピードに負けない卓越した経営をしていくためにリーダーが本来知っておかなければいけないことを体系的に教えてくれる勉強会。「必要だけど誰も教えてくれないようなこと」「普通に仕事をしていたらまず出会わない内容」を学ぶことができたという点で、長期的目線では非常に安価だったと考えています。
当時、清水の舞台から飛び降りるつもりで入会したコムデックですが、経営品質で学ぶことは決して簡単ではありませんでした。
それもそのはず、経営品質はドラッガーやジムコリンズ、マイケルポーター等、気軽に手にとってサクッと読むのは困難な本に載っているような教えが背景にある勉強会だからです。
しかし、コムデックは経営品質、そしてこの勉強会と出会って良かったと思っています。この会で学んだことが今のコムデックを作っているのは間違いありません。
経営品質協議会は各県や地域ごとに設置されています。積極的に勉強会を開催している所もありますので、まずは会社がある地域の経営品質活動について調べてみてはいかがでしょうか?
次回の記事では、具体的に経営品質の勉強会で学んだことをご紹介します!
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