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Imadoki 2024年3月号が発行されました
Imadoki 2024年3月号が発行されました
能登地震とBCP対策への取り組み
皆様、こんにちは。コムデックの社長の生田です。
1月1日のお正月というまさかのタイミングで起こった能登地震は、私たちにとって多くの教訓を残しました。
自然災害の予測不可能性と、その影響に迅速かつ効果的に対応するための準備の重要性が、再び強調されることになったのです。
このたびの災害に際して、コムデックはサイボウズ社の災害対策チームと協力し、被災地の通信インフラ復旧のために衛星インターネット装置「StarLink(スターリンク)」のアンテナキット3基を提供しました。
この取り組みは、当社のITサポート部が精力的に準備を行い、現地での設置作業も支援させていただきました。
稼働中の装置から送られてきた写真を見た時、その光景は私たちにとって大きな喜びとなりました。
また、現在もITソリューション部の佐田さんを中心に、災害支援に利用されている「kintone」アプリの構築に協力を続けています。
私がなぜこれほどまでにBCP(事業継続計画)対策に注力するのか、その理由は個人的な経験にあります。
東日本大震災を、樋口会長と共に東京のビックサイトの展示会訪問中に経験しました。
その時、私たちは通信手段の確保に苦労し、その経験からBCP対策の重要性を痛感しました。特に、当時はまだLINEが普及する直前で、効果的な通信手段の不足が深刻でした。
その経験以来、コムデックは継続的にBCP対策に取り組んできました。
そして今回、被災地支援において、その取り組みが役立ったことを嬉しく思います。
コムデックは今後も、必要な支援を提供し続けることを約束します。私たちの技術と知識が、人々の生活を守り、ビジネスの継続を支援するために役立つことを切に願っています。
コムデック 代表取締役社長 生田智之
IT活用戦略セミナー2024 基調講演登壇!デービッド・アトキンソン氏 特集
今年の6月に開催を予定しているIT活用戦略セミナー。基調講演の特別講師がデービッド・アトキンソン氏であることは1月のImadokiにて速報でお伝えいたしました。
アトキンソン氏は、日本文化への深い見識と理解から日本政府内閣官房「成長戦略会議」等のメンバーとしても知られ、多くの著書やメディア出演を通じてその見識と洞察力を広く発信しておられます。今回のImadokiは、6月のセミナー開催に向けて皆様にもっとアトキンソン氏を知っていただこう!という特集企画です。
IT活用戦略セミナー2024については、こちらのページで特集中!PVも是非ご覧ください
https://www.comdec.jp/it_seminar-2024/
『日本人の勝算』、『日本企業の勝算』、『給料の上げ方』など多数の著書を出版されているアトキンソン氏は、その肩書もバラエティ豊かです。
小西美術工藝社社長、京都国際観光大使、二条城特別顧問、内閣官房 成長戦略会議 有識者、観光戦略実行推進タスクフォース 有識者、等々……初めて聞くものも多いかと思いますが、いったい何をどうやったら元ゴールドマン・サックスの経済アナリストが国宝などの修復事業の会社の社長になり、京都の観光大使に行きつくのか、気になりませんか?
そこで今回は、アトキンソン氏のこれまでの経歴を深掘りしちゃいます!
経済アナリストが茶道家に!?経営も文化財も修復
まずは簡単に、アトキンソン氏のこれまでの経歴をご紹介します!誰でも知っているような有名企業のアナリストから、突然の茶道家への転身、そして国宝の修復へ……と、その経歴は我々の目には異色に映ります。
しかし、1990年頃に日本に拠点を移してして以来30年以上在住するアトキンソン氏は、その著書の中で『17歳の時に、この日本と言う国と運命を共にすることを決意した』と語っており、それらの行動は『大好きな日本を何とかしたい』という想いが根底にあるのです。
小西美術工藝社とは?「青い目のサムライ」が率いる職人集団
アトキンソン氏が社長を務める小西美術工藝社は、江戸時代から続く老舗の職人集団です。各地の著名な社寺・建造物の施工実績数で全国第一位の実績を誇り、日光東照宮の国宝『陽明門』の修復も手掛けています。
しかし、かつての小西美術工藝社は、伝統の名の下にどんぶり勘定で運営されていたため倒産の危機に瀕していました。経費精算が行わないため仕事が終わってから赤字が判明することもあり、職人の高齢化に伴う後継者不足や品質低下によるトラブルも発生していたのです。
このような状況を打開すべく、アトキンソン氏が社長として経営の舵を取り、大胆な改革を実施しました。
具体的には、高齢・高給の職人に対する賃金カットと若年職人の正規雇用化、体系的な教育の導入により後継者不足の課題を解消しています。
さらに、進捗状況管理を感覚ではなく週次で追えるようにシステム化したり、資材も安い時にまとめて購入するようにしたり、業務全体の改革を進めました。
これらの改革の結果、現在では平均年齢38.4歳という若返った組織体となり、50名以上の技術者を正規雇用するなど、小西美術工藝社は新たな時代へと歩みを進めています。
「国宝を修復している伝統と職人の会社」と言われると「うちと違って業態が特殊だから……」と思ってしまうかもしれませんが、実際に小西美術工藝社でアトキンソン氏が推し進めた改革は他の中小企業にも通じる部分がほとんど。「職人の世界は美化されることが多いが、非常識なことをやめただけ」と2015年に出演したカンブリア宮殿でも話されています。
文化財と観光戦略で日本のGDPを回復⁉日本の生産性低下は誰のせい?
いち企業の社長として文化財の保護や修復に力を入れる一方で、アトキンソン氏は日本経済、とりわけ観光施策や中小企業についてはかなり厳しい意見も述べています。
例えば、日本の文化財修復予算やGDPに占める観光産業の割合は諸外国と比べたときにかなり低く、まだまだ日本の観光産業は伸びしろがあると言います。
また、「日本には中小企業が多すぎる、中小企業が生産性を下げる要因になっている」とも話しており、人口減少と高齢化が進む中で中小企業は規模拡大を積極的にしていくべきと主張しています。
IT活用戦略セミナーでは、中小企業がこの先どうしていくべきかを中心にお話しいただく予定です!
来月以降のImadokiでは、アトキンソン氏の著書の中から特に皆様にもご覧いただきたいものを紹介予定となっておりますのでお楽しみに!
経営者向け情報:「大工の正やんにみるファンビジネス」
私たちがビジネスを行う上で、顧客との関係性は非常に重要です。
今回は、一見するとビジネスとは異なる分野かもしれないが、顧客との深い結びつきを作り出す上で参考になる例として、YouTubeで活躍する「大工の正やん」を紹介します。
「大工の正やん」は、その朴訥とした話し方と誠実なイメージで大人気となり、200万回再生を超える動画も数多くあります。現代では、人の不幸に付け込むようなネタで再生回数を稼ぐYouTuberも少なくありませんが、自身の技術と人柄で多くのファンを獲得していてる正やんが私も大好きです。
企業は自社の製品やサービスを通じて、顧客にとって忘れがたい体験を提供し、ファンを増やしていく必要があります。そのためには、製品の質だけでなく、その背後にあるストーリーや価値観を大切にすることが求められます。「大工の正やん」のように、誠実さと熱意を持って顧客と向き合い、彼らの心を掴むビジネスを展開していきたいと思いまし
た。
彼の人気の一つは、オンラインショップ【https://shoyan.shop/】で販売されている「正やん」が手作りした「まな板」です。
単にYouTube上での活動だけでなく、ファンが彼の作品を手に取り、日常生活の中で使用することができる….よくできた推しの仕組みになってました(笑)
ImadokiサービスITサポート部通信 「Gmailユーザーにメールが届かない!?」
Gmailのセキュリティ強化によって、多くの企業様で対策が必要となっています!!
2024年より、Gmailのセキュリティが一層強化され、SPFレコードやDMARCといった対策を施していないメールサーバーからのメールをブロックする新たなルールが導入されます。
この変更は、フィッシング詐欺やスパムメールを減少させることを目的としていますが、多くの企業にとっては直ちに対応が必要な課題をもたらすことになります。
Gmailのセキュリティ強化によって生じる問題
- メール配信の失敗:SPFやDMARCを設定していない企業は、Gmailユーザーへのメールがブロックされ、重要なメールが届かなくなる可能性があります。
- 信頼性の低下:メールがブロックされることで、お客様や採用予定者からの信頼を失う恐れがあります。
補足)ECサイトの購入者や採用予定者など個人でGmailを使っているケースが数多くありますので、全ての企業様で問題が発生すると予想されます。
企業がとるべき対策
- SPFレコードの設定:SPF(Sender Policy Framework)レコードは、御社のドメインから送信されたメールが正当であることを証明するものです。ドメインのDNS設定にSPFレコードを追加することで、メールの正当性を証明し、Gmailによるブロックを防ぐことが出来ます。
- DMARCポリシーの導入: DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting, and Conformance)は、SPFやDKIM(DomainKeys Identified Mail)の検証結果に基づいて、メールの取り扱い方を定義する技術です。これにより、なりすましメールを効果的に防ぐことが可能になります。
敢えて技術的な内容を記載しましたが、皆さんが当たり前に領しているメール送受信の仕組みは、DMやスパム、迷惑メールによるセキュリティ強化に伴い想像以上に複雑化しています。
IT知識に疎いホームページ業者様では、これらのセキュリティ対策を適切に設定することが困難な場合があります。
Gmailのセキュリティ強化は、一時的な混乱をもたらしますが、長期的にはメールを通じたコミュニケーションの安全性と信頼性を高める良い機会となります。
適切な対策を講じ、変更に迅速に対応することで、ビジネスの継続性と顧客との良好な関係を保つことができますので、必ず取引業者様に「自社のGmail対策は大丈夫?」と問いかけてください。
※5,000件以上のメールを送信している企業様は、更に厳しい基準でのセキュリティ対策が必須となります。
もし、お取引の業者様で対応が難しい場合は、コムデック ITサポート部までご連絡ください!
元税理士事務所職員が体験したバックオフィスシリーズ その⑦ SmartHR
コムデックの経理担当:西野さんは、元税理士事務所職員です。
約10年間、他社や、税理士事務所で働いた経験のある西野さんからみた、コムデックのデジタル化されたバックオフィス業務の中から、西野さん目線で見たおススメのバックオフィスの業務改善を、「元税理士事務所職員が体験したバックオフィスシリーズ 」としてお送りしています。
「第7回 入社処理で大活躍!人事情報の管理 SmartHR 」
3月~4月は入社・異動により人事関係の事務手続きが増える時期です。
日常的な手続きではないため「必要な情報は何だっけ?どこに何を提出するんだっけ?保管先はどこだっけ?」とマニュアルを探す…過去資料を見る…記憶をたどる……という時間が発生していませんか?(過去の私です笑)
そして従業員さんに複数枚の書類への記入・押印を依頼して提出を急かしていませんか?(こちらも過去の私です笑)
現在の私は【SmartHR】を利用して書類を漁ることも、従業員さんに圧をかけることもなく、スマートに業務をこなしております。
SmartHRでは会社が事前に従業員から収集する情報を決定しフォーマットを作成、従業員本人が必要情報を入力、クラウドに保管されます。行政手続き必要情報も社内保管したい情報もフォーマットに組み込めば、まとめて取得・管理できます。
取得した情報をもとに行政申請書類を作成し電子申請できます。
外部サービスに連携できるのでコムデックではKING OF TIMEとMoneyForwardクラウド給与(Money Forwardクラウド社会保険)に連携し利用しています。
オプションにはなりますが、文書配布機能を契約している場合は、雇用契約書などの配布と契約の締結も可能、契約書のテンプレも作成できます👏樋口会長激推し機能です!
人事・労務業務の効率化を考えている企業様、人事データの管理方法に悩まれているご担当者様、【SmartHR】の利用を検討してみてください。
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