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無料で利用できるSFA(営業支援)ツール6選!選び方についても解説

無料SFAツール6選

営業活動の効率化を求めてSFAツールの導入を検討する際、まずは無料版で使ってみようという方がほとんどかと思います。

もちろん有料版のSFAツールのほうが機能性は高いのですが「ランニングコストを抑えたい」「自社に合うかわからないので、すぐに費用をかけるのは怖い」と考えている企業さまも多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、無料で利用できるSFAツール選び方について解説します!
おすすめのポイントもご紹介していますので、SFAツール選びの参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • 無料で利用できるおすすめのSFAツール
  • SFAツールを選ぶポイント

 こんな人におすすめの記事です

  • SFAツールを初めて導入するが、まずは無料ツールで試したい方
  • SFAツールを導入し、営業活動を効率化させたい方

 

【基礎知識】SFAとは?CRMの違いも解説

SFAとは、Sales Force Automationの略で、顧客情報や商談案件の進捗状況、営業担当者の活動状況を管理・分析することを指します。
また、提案書や見積書などを自動で作成するといった営業プロセスの効率化も担っています。

SFAはCRMとよく混同・比較されますが、両者の最も大きな違いは目的と機能です。

CRMとは、顧客関係を維持することが目的であり、顧客の情報や行動から最適なアプローチを行います。
一方で、SFA営業活動に用いるデータの可視化営業プロセス自体の効率化が目的です。

CRMとSFAの違いは以下の記事で詳しく解説しています。

▼CRMとSFAの違いとは?それぞれの役割からツールの選び方・導入に失敗しないためのポイントを紹介

無料で営業管理を行う方法

無料で営業管理を行う方法は、皆さんも馴染み深いエクセルを利用するか、無料のSFAツールを利用するかのどちらかになります。
簡易的な営業管理であれば、エクセルでデータごとにシートを作成し、セル内に具体的な情報を入力することで管理できます。

たとえば、案件進捗を管理したい場合、企業名・部署名・案件フェーズなどをシート内で作成し、項目ごとに名前や状況を入力したり、セル内の関数を用いて自動的に集計したりすることが可能です。

顧客数や商談案件数が少ない場合にはエクセルで管理できますが、多くなると欲しい情報を探すのに時間がかかってしまう可能性があります。
また、複数人の同時編集や他のデータ・ツールとの連携がしづらい点もデメリットです。

一方、無料SFAツールは、進捗管理機能営業活動の報告機能などの基本機能がついているため、エクセルよりも効率的に営業管理を行うことができます。

また、コストをかけずに利用できるので「まずは無料でSFAツールを試したい」「いきなり有料版を使うのは難しい」という方におすすめです。

完全無料のおすすめSFA(営業管理)ツール3選

ここからは、おすすめの無料SFAツールを紹介します。
基本的な機能だけで十分な場合や、まずは無料で試したいという企業さまは参考にしてください。

ただし、高度な機能を求めている場合は無料版では不十分かもしれません。
自社に必要な機能を整理して、メリットのほうが大きいようなら有料版を利用しましょう。

顧客に状況にあったツール運用を行うなら「HubSpot Sales Hub」

HubSpot社が提供している営業支援ソフトウェアで、相手の状況にあわせて適切なコミュニケーションを可能にします。

たとえばミーティング設定時にPC内のカレンダー機能と連携することで、ツール側で空き時間を自動で認識し顧客に提示可能です。
顧客側は提示されている時間から自由に選択できるので、ミーティングの日程を連絡せずに設定できます。

また、取引を管理するパイプライン機能では、成約の確度や進捗状況をドラッグ&ドロップで設定できるので、直感的な操作が可能です。

CRMも同時に行うなら「Zoho CRM」

ゾーホー社が提供する世界で25万社が導入しているSFAツールです。
営業担当者が営業活動をスムーズに行うためのSFA機能もありながら、顧客情報を一元管理するCRM機能もついています。

見込み客のデータ管理機能や商談管理機能などの基本機能、さらに営業担当者同士で情報共有が簡単にできるフィード機能もついているので、顧客の引き継ぎや営業ノウハウの共有も容易にできます。

スマホのSFAアプリを利用するなら「NICE営業物語Smart3」

システムズナカシマ社が提供しているスマホで使えるSFAアプリです。
スマホで簡単に営業報告ができ、写真や位置情報の共有も可能なので、手軽に利用することができます。

またApple Watchと連携することで、スマホを出さずに簡易的な営業報告も可能です。
外出が多い営業担当者はPCを開くことが難しいため、スマホで更新できると便利なのでおすすめです。

無料トライアルがあるおすすめSFA(営業管理)ツール3選

有料のSFAツールでも無料トライアル期間を設けている場合があり、操作性や機能性などが自社に合うかどうかを確かめることができます。
無料期間の日数はツールによって異なるので、必ず確認したうえで利用してみましょう。

SFAパックアプリですぐに使うなら「kintone」

kintone(キントーン)は、サイボウズ社が提供しているノーコード・ローコードツールです。
顧客情報をkintone上で集約・共有することで、顧客情報に案件履歴を紐づけて管理できます。

kintoneは自社の業務に合わせて自分たちでアプリを構築できるツールですが、「SFAアプリパック」という無料のアプリパックも配布されているため、営業支援で利用する案件情報の管理商談履歴の確認などをすぐに実務で活用できます。

また、kintoneは分析機能も柔軟で優れているため、営業担当者の売上金額や案件の進捗状況をグラフ化して分析も可能です。

無料トライアル期間は30日間もあり、すべての機能を制限なく使えるので、なるべく多くの機能に触れ、自社での運用に適しているかどうか確認しましょう。

kintoneについては以下の記事でも詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。

▼kintone(キントーン)とは?できること・できないことまとめ アプリの活用事例もご紹介!

豊富なSFA機能がほしいなら「Salesforce Sales Cloud」

Salesforce Sales Cloudセールス・フォース社が提供しているCRM/SFAツールで、基本的な顧客情報の管理はもちろん、販売プロセス全体を管理するのに長けています。
セールス向けAI機能は、蓄積されたデータから営業機会の予測や顧客に紹介する自社商材を提案してくれるので、機会損失を減らせます。

無料トライアル期間は30日間あり、無料期間中でもサポート部門に質問できます。

Salesforceとkintoneの違いについて知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

▼kintoneとSalesforce、どちらを導入すべき?違いを比較し判断基準を解説

使いやすいUIを求めるなら「GENIEE SFA/CRM」

GENIEE SFA/CRMジーニー社が提供する国産のSFAツールで、無料トライアル期間は14日間と少し短いですが、ユーザーの使いやすさを重視しています。
顧客情報や商談管理などで詳細画面を開く必要がなく、一覧表示画面だけで確認しエクセルのように入力できるので、営業現場での定着率が高くなっています。

また、管理したい項目はプログラミングなしで自由に設定できるので、部署やチーム単位で商談管理画面を設定することが可能です。

無料SFA(営業管理)ツールを選ぶ3つのポイント

無料SFAツールは機能が制限されていることが多いので、導入前に確認しておく必要があります。
ここでは特にチェックしておくべきポイントを3つ紹介します。

利用する人数を確認する

無料SFAツールは人数制限を設けていることが多く、3人までといった少人数しか利用できないところもあります。
利用する人数をあらかじめ決めて選ぶとよいでしょう。

課題を解決する機能が揃っているか確認する

自社の課題を洗い出し、解決するために必要な機能があるかどうか確認しましょう。

無料SFAツールでは機能が制限されていることが多く、自社が求めている業務に対応できないこともあります。
高度な機能を求めているのであれば、無料版で探すのは難しいので、有料のSFAツールを検討しましょう。

モバイル対応しているか確認する

SFAツールを利用するのは営業担当者が多く、外出しているときにPCを開くのが難しい場合があるので、モバイル対応しているかどうか確認しましょう。

また、モバイル対応していれば、商談前に顧客情報や何を話すかの再確認も簡単にできるので、顧客とのスムーズなやり取りが可能です。
成約率の向上にもつながるため、おすすめの機能といえます。

無料SFA(営業管理)ツールで対応できない場合はkintoneがおすすめ

無料SFAツールは費用をかけずに基本機能が利用できるのがメリットですが、その一方で利用人数や案件登録の制限が設けられていたり、売上予測や自動でグラフ化するなどの高度な機能が使えなかったりします。
利用する人数が多く、膨大な顧客情報や案件管理を行いながら高度な分析を行いたい場合は、有料版のSFAツールを利用するほうがよいでしょう。

そこでおすすめなのがkintoneです。
kintoneでは10,000人までグループに参加可能で、多くの情報を管理・共有することができます。
売上予測や情報を抽出してグラフ化し、視覚的に分析しやすくする機能もついています。

また、見積書をボタン一つで作成できるアプリなど、活動の業務効率化につながるアプリを作ることもできます。
無料トライアル期間があるので実際に利用して、SFAとして十分な効果を発揮するところを体験してみてください。

コムデックではSFAツールとして運用するkintoneの導入・運用支援を行っています。
kintoneをSFAとして活用し、営業活動の効率化を目指したいという企業さまはお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

生田 智之

『DXの第一想起者』

日本人の心のふるさとである”三重県伊勢市”を拠点に、中小企業のDX化を支援しています。 kintoneをはじめとする、各社に合ったクラウドサービスの提案から導入、伴走まで一貫したサービスを得意としています。 また、youtubeではkintoneのノウハウを大公開する「kintone芸人」として活動しています。 「DX化したいけど具体的なイメージができない」「こうなりたい!はあるけど手段がわからない」…等の想いをお持ちの企業様、是非一度ご相談ください!

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