売上を上げる方法とは?具体的なアイデア9選と成功事例を紹介
売上を上げることは企業における命題とも言えますが、どのような施策に取り組めばよいかお悩みの方も多いでしょう。
そこで本記事では、売上を増やすためのアイデアや具体的な成功事例を紹介します。
売上が伸び悩んでいて戦略にお悩みの方は、ぜひご覧ください。
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この記事でわかること
- 売上を上げるための基本的な考え方
- 売上を上げるアイデア
- 売上アップに成功した事例
こんな人におすすめです
- 売上に伸び悩んでいる経営者の方
- 戦略をブラッシュアップして売上につなげたいマーケティング担当者
目次
売上を上げるために知っておくべき3つの構成要素
売上は、大きくわけて3つの要素で構成されています。
売上の構成要素 | 概要 |
客数 | 新規顧客数と既存顧客数の合計 |
成約率 | 成約の割合 |
客単価 | 1人あたりの購入金額 |
売上は、ただ単純に「売れた金額」だけを見るのではなく、この3つの要素に因数分解して考える必要があります。
売上 = 客数 × 成約率 × 客単価
つまり、「売上を上げる」ということは3つの要素のいずれか、あるいはすべてを上げることを考えなければなりません。
そのためには、どの要素を上げるべきかといった分析が重要です。
売上を上げる方法「売上アップの5原則」
売上を上げるために、「売上アップの5原則」を把握しておきましょう。
売上アップの5原則とは、以下の5つの基本事項を指します。
売上アップの5原則
- 新規顧客を獲得する
- 既存顧客の離脱を防ぐ
- リピート率を高める
- 客単価を上げる
- 商品・サービスの単価を見直す
売上を上げるためには、新規顧客の獲得から既存顧客の定着化、1顧客当たりの売上の最大化まで、バランス良く取り組むことが重要です。
例えば、顧客満足度を高め良好な関係性を構築することでリピーターの確保を目指したり、アップセル・クロスセル、オプションサービスにより客単価の向上を図ったりといった施策が考えられます。
売上を増やすアイデア9選
売上を増やすためには、さまざまな施策を検討する必要があります。
ここでは、売上を伸ばすアイデアを9つ紹介します。
顧客のニーズを満たすマーケティング戦略を立てる
顧客のニーズは、顧客自身が自覚し表面化している「顕在ニーズ」と、顧客自身も気付いていない「潜在ニーズ」に分類することができます。
売上を増やすには顕在・潜在ニーズを的確に捉え、適切な商品・サービス、プロモーションを展開することが重要です。
そのためにはアンケートや購買データなどを分析し、データに基づいて効果的なマーケティング施策を立案しましょう。
オウンドメディアを運営する
オウンドメディアとは、自社で運営するメディアのことです。
顧客にとって魅力的なコンテンツを発信することで、リード獲得やファン育成につながります。
また、自社の強みや独自性をアピールできるコンテンツを定期的に配信することで、顧客との信頼関係の構築も可能です。
さらに、コンテンツSEOに取り組めば検索流入の増加も期待できるため、自社について詳しく知らない潜在層にもアピールできます。
▼オウンドメディアとは?メリットやホームページとの違い・具体的な制作手順を解説
SNSを運用する
SNSの運用は、企業のマーケティング活動において欠かせない手法のひとつです。
自社のSNSアカウントを開設し、商品・サービスの情報発信や顧客とのコミュニケーションを行うことで、認知度の向上やファン獲得、顧客とのエンゲージメント向上が期待できます。
SNSを選ぶ際は、自社の商品・サービスや顧客層に合ったものを選びましょう。
たとえば、ビジネス層をターゲットにしている場合はFacebook、消費者層ならX(旧Twitter)、その中でも若年層ならInstagramやTikTokなど、アプローチしたい層に合ったものを選ぶ必要があります。
さらに、今はビジネスの情報も動画の方が閲覧される傾向にあるため、YouTube等も情報発信の場として適しています。
SNSでは、ターゲットに響くコンテンツを発信し、顧客からの質問やコメントにはできる限り丁寧に対応することが重要です。
自社独自の価値や特徴をアピールする
競合他社にはない自社独自の強みや特徴をアピールすることで、顧客に価値を感じてもらえます。
自社の歴史や理念、製品へのこだわりなどを顧客に伝えて、共感を促しましょう。
また、その際は具体的な数値を示すと説得力が増します。
たとえば、老舗メーカーなら「同じ製法を100年以上守り続けている」といった具体例を出し、自社の強みを具体的に示すことでユーザーからの共感を得やすくなります。
初回・期間限定のキャンペーンやクーポン配布を実施する
新規顧客を獲得するための有効な手段として、初回限定の特典やキャンペーンの実施が挙げられます。
たとえば、「初回購入のみ10%オフ」「期間限定で2割引」などです。
ただし、安売りに走り過ぎると逆に価値が下がる恐れがあります。
キャンペーン終了後は通常価格に戻し、リピーターになってもらえるようにアフターフォローを実施し、商品・サービスの質を高く保つように心がけましょう。
購入者向けコンテンツを発信する
購入者向けにコンテンツを発信することで既存顧客とのコミュニケーションを深め、リピート購入を促進することができます。
具体的な手段としては、メールマガジンやLINE公式アカウントが挙げられます。
購入経験のある既存顧客に合わせた情報を発信し、継続的な関心を持ってもらいましょう。
アップセル・クロスセルを狙う
アップセル・クロスセルとは、顧客に対して関連商品や上位商品を提案して、客単価アップを図る手法です。
アップセルの例 | クロスセルの例 |
• クラウドサービスのユーザーに、上位プランへの切り替えを提案 • パソコンの購入時に、より高性能な製品を提案 |
• クラウドサービスのメインプランのほかに、オプションサービスを提案 • パソコンの購入時に、プリンターやマウスなどの周辺機器を組み合わせて提案 |
アップセル・クロスセルを実現するためには、顧客のニーズを的確に捉え、合理的な組み合わせを提案することが重要です。
ただし、過剰な売り込みは逆効果なので、購買意欲を高める情報発信を行った上で提案する等、適切なタイミングを逃さないようにしましょう。
スタッフの教育を徹底する
スタッフの接客力は成約率を左右する大きな要因です。
スタッフの提案力が高ければ、顧客の潜在的なニーズにも応えることができるだけでなく、スタッフそのものにもファンがつき、売上アップにつながります。
そのためには、定期的な研修やロールプレイングなどを通じて、段階を踏んでスキルを習得してもらいましょう。
スタッフ一人ひとりが売上を上げる意識を持てば、顧客満足度の向上はもちろん、成約率アップも見込めます。
顧客の意見を戦略に取り入れる
顧客の声に耳を傾け、ニーズを把握して戦略に取り入れるために、定期的にアンケートを実施したり商品・サービスに対する評価を収集したりして、課題や改善点を見つけましょう。
顧客の意見を取り入れるプロセスを継続的に行うことで、常に顧客ニーズにマッチした対応が可能になり、売上アップが見込めます。
売上を上げた3つの成功事例
売上を上げた成功事例を3つ紹介します。
複数の業種の成果をまとめましたので、参考にしていただければ幸いです。
WEBページが月間12万PVを達成し、年間売上も1.7倍に成長|IT業 コムデック
コムデックは、オフラインの商談やセミナー中心だった集客形態を改め、オンラインで集客するスタイルへ移行しました。
業務改善ツールkintoneをベースにしたサービスとしてコンセプトを再設計し、オウンドメディア「コムデックラボ」を構築して事例や商品に関する記事を配信したことでWEBページの閲覧数が月間12万PVを達成し、年間売上も前年比で1.7倍に成長しました。
さらに、YouTubeでは自社動画配信チャンネル「kintone芸人」を開設し、kintoneのノウハウや導入事例を配信することで、問い合わせが増加し、売上アップにつながっています。
ポイント制度を導入して地域密着型の店舗運営|小売業 株式会社オギノ
株式会社オギノは、地域に密着した小売店舗(スーパーマーケット)を運営しています。
同地域に大型ショッピングモールがオープンし、来店客数が減少するという課題に直面した同社はポイントカード制度を導入。
さらに、購買データから顧客をグループ分けするクラスター分析を行い、DMやダイレクトレシートでポイントの付与やキャンペーンに役立てました。
その結果、顧客が来店するきっかけが増え、売上につながる効率の良い販促を実現できました。
SNSで文房具の魅力を発信|製造販売業 コクヨ株式会社
コクヨ株式会社は、Instagramを活用して自社製品の魅力を発信しています。
同社の文房具は筆記具からノートなどさまざまな種類があり、それぞれに魅力的な特徴を持っています。
それぞれの特徴を画像や動画でわかりやすく伝えることで製品への理解を深め、購買意欲の向上を図りました。
また、ビジュアルを重視して製品の魅力を動画で発信することで、ファンの獲得や商品の認知拡大に貢献しています。
このように、SNSを活用したマーケティングは企業戦略に欠かせない手法となりつつあります。
売上を上げるためにWEBマーケティングに取り組もう
売上を上げるためには、売上を構成する要素や5原則を把握したうえで、自社に合った施策に取り組む必要があります。
SNSを運用したりアップセル・クロスセルを効率的に提案したり、ひとつずつ試してみましょう。
売上アップの取り組みを効果的に行うには、WEBマーケティングがおすすめです。
WEBマーケティングのなかでも、オウンドメディアやYouTubeなどの発信媒体を持つことは安定的、かつ長期的に集客を図れる手法のひとつです。
コムデックのサービス「DXart(デザート)」では、年間売上を1.7倍に成長させた実績をもとに、オウンドメディアの構築・運用やYouTubeチャンネルの開設・運用を徹底的にサポートします。
ご質問やご相談がある場合は、お気軽にお問い合わせください。