【インタビュー】なにかを考えるときに「もし自分が社長だったら…担当者だったら…実際にシステムを使う人だったら…」を枕言葉にする
経歴、自己紹介をお願いします!
コムデックの西道と申します。
三重県松阪市在住の29歳で、三重大学を卒業後にコムデックに入社して8年目になります。
入社当時はEvernote事業部として各社のEvernote導入サポートをしておりましたが、今は各企業様のお悩みに合わせて最適なクラウドサービスの選定&定着を行っています。
コムデックではすっかり古株になりましたが、休日はゴルフやフットサルで日ごろの疲れを癒しております(笑)
コムデックでの仕事について教えてください。
直近の数年はkintoneの導入をサポートしつつ、クラウドストレージやチャットツール、勤怠管理や会計ソフトなどの様々な製品の導入を企業様へ後押ししています。
導入時期には、単にツールを導入するだけではなく、各顧客の運用に合わせた使い方の説明会を実施。
定着期は、トラブル対応や使い方がわからない方への説明会等を通じて、活用していただける環境の整理を行っています。
また運用期になると、各製品の使用に慣れてきた顧客との対話を通じて、今の運用の横展開や先々やっていきたいことについてヒアリングを行い、環境構築やプロジェクト化までを実施しています。
全体的にいえば、上記のサイクルを回し続けることをサポートするのが私の仕事です。
どういう風にお客様の業務やお客様自身を理解するように努めていますか?
「準備」「初期段階」「環境ができあがってきたタイミング」「定着段階」ごとに努めていることがあります。
例えば、準備段階では顧客の業界を知るために書籍やネット記事、まとめ記事などを読み、わからない専門用語は検索して調べるようにしています。
調べた内容と顧客業務を比較して「していること、していないこと」を確認したうえで、不明点は顧客に聞いてみることも。
初期段階では、管理職や役員の方がシステム導入でなにを目的としているのかを必ず再確認するようにしています。
具体的には、効果&納期の共有、コムデックの役割を明確にする各々のタスク明確化などです。
必要なアプリの構築イメージを伝えたり、環境構築をしながら「誰がいつどういう作業をどれだけの時間かけてしているか」のヒアリングをしたり…というのも欠かせません。
今回の環境が出来たらどれくらい時間短縮になりそうかを確認することも大切だと思っています。
そして、環境ができあがってきたタイミングには「どうやったら一番効率よく現場が使ってくれるか」について相談します。
(説明会実施?現場はシステムに強い?弱い?どのレベル?等)
定着に向けての環境をつくるために、問い合わせルートの整備や本格稼働開始時の自分の予定調整(なるべく打合せを入れない)も行っていますね。
最後に、定着段階では集まってきた情報をもとに、当初の目的が達成できたかどうかを確認します。
達成できたことをリストアップして「ここまでで十分か?もっと深掘りするか?」などを検討。
達成できていない場合は「何が足りないか?足りない情報はどこにあるか?どこがネックになっているか?」といった再検討を行っています。
先々の話でいえば、初期段階に戻りループする、という感じですね。
お客様理解をするコツや技術はありますか?
なにかを考えるときに「もし自分が社長だったら…担当者だったら…実際にシステムを使う人だったら…」を枕言葉にすることです。
どういう考えでその管理をするに至ったのか?という背景を考えたり、効果が出ないと思う事は提案しないようにしたり。
そのほかにも、お客様理解をするために自分で意識していることがあって、
提案する前に取り組みのBefore/Afterを考える、単調なアプリ構築を行う際は当たり障りのない雑談をするようにする、もしこうなったらどう思います?という感じで「if文」を使う、などなど。
また、Zoomで顧客と話すときはマスクをとって、よく笑うようにしています。
手を画面に映してジェスチャーを入れたり、自分の生い立ちや趣味、プライベートで何しているかを話したり、といったことも心がけていますね。
どんな人がコムデックで活躍できると思いますか?
勉強好きとか明るいといった当たり前なことを除くと…
最近は、ボランティア経験がある人か、熱しやすく冷めやすい(飽きっぽい人)が活躍している気がします(笑)
ボランティア経験があるのは、無償で貢献する気持ちがある人が多いですよね。
それなら、あとはどこからが有償になるという教育をするだけ。
また「飽きっぽい」は常に変化し続けるので「飽きが来ない=ずっとあつい」という人が多いのではないでしょうか。
逆に、1つにのめりこむタイプはしんどいかもしれない。
あとは、海外ドラマが好きな人(笑)長いシリーズものをストーリーで理解することに慣れている、心情の変化が邦画より複雑な気がして、顧客の要望を理解するポテンシャルがある人ではないかな、と感じます。
私から見た西道さん
仕事もベテランなので何でも教えてくれますし、仕事以外の事でもふと疑問に思ったことを聞いてみたら、想像の10倍以上の答えで返してくれます(笑)
面倒見のいいコムデックの古参社員さんです。