【先輩のキャリアパス】フルリモートで誰よりも対応力のある人材に
元銀行員という異色の経歴をもつ徳田さん。「IT知識なんてほとんどない」という入社当時から、コムデックの業務を通して誰よりも対応力のある人材に成長しています。今回は、現在フルリモート社員として活躍する徳田さんの学生時代やキャリアパスについて深掘りしていきます!
どんな学生でしたか
真面目に授業に出るタイプの学生で、学年次席にもなりました。おかげで、50年先まで同窓会の幹事をしなくてはならない業を背負わされています…(笑)
とはいえ学業ばかりだったわけではなく、軽音楽サークルではコピーバンドでボーカルを担当していました。
ただし、当時購入した白のテレキャスギターは、今は埃をかぶっています…。結局弾けるようにはなりませんでした…。
どんな専攻(前職)でしたか
静岡大学で情報学部を専攻していました。2年目くらいまではプログラミング・システム開発等も学んでいましたが、専攻は情報メディア、その中でも美術系特化でした。
卒業論文は尾形光琳(国宝の紅白梅図屏風や燕子花図屏風を描いた江戸時代の画家)の作品のメディア的変遷について、100ページの大作を提出しています。
ただし、それが職に活きることは全くなく、卒業後は地方銀行の銀行員として就職。銀行では、皆さんがよく知る窓口業務に加えて、お客様へ投資信託や保険商品を販売していました。資産運用の大切さを学べたという点では非常に有意義だったと思います。
入社した理由やきっかけはなんでしたか
結婚を機に伊勢に引っ越してきたのが入社のきっかけです。ハローワークで「家から近い」「事務職」という条件で調べた際、検索にヒットしたのがコムデックでした。
当初はコムデックがIT企業ということも知らずに応募しましたし、入社を決めた理由は社屋がきれいだったからです(笑)
1年目にはじまった仕事はどんな仕事でしたか
現在はフルリモートで仕事をしていますが、入社当時は通常通り、毎日会社に出社していました。コムデックには総務として採用されたため、入社直後の主な業務は、備品の管理や請求書の発送といった庶務業務でした。
3ヶ月ほど経ったころから経理業務に携わるようになり、徐々に各種クラウドツールの使い方を覚えていきました(KING OF TIME・マネーフォワード・kintone等)。
1年目に印象に残っている仕事はありますか
入社して2ヶ月で「IT活用戦略セミナー」があったことです。外部講師の方や、各種メーカーも招いた大規模なセミナーというものに参加経験がなかったため、非常に印象に残っています。
入社してからギャップに感じたことはありましたか
前職が銀行員だったため、仕事とは、営業活動を除いて「ある程度決められた時間、タイミングで決められたことを行う」というイメージをもっていました。
もちろん入社当時の総務や庶務、経理といった仕事は「やるべきことが決まっている」ものではありますが、それでも「やり方の改善やマニュアル化されているものの、自分で考えて行動する」割合が高いなと感じたことを覚えています。
それに加えて「変化すること(管理方法を変える等)」への躊躇いが無く、「とりあえずやってみよう」という姿勢が当時の社長、専務をはじめ全員にあることがすごいなと、よい意味でギャップを感じました。
入社後の転機を教えてください
入社して約1年半が過ぎたころ、配偶者の転職をきっかけに県外に引っ越すことが決まりました。
「退職するしかない…」と考えていたのですが、当時の社長に相談したところ、機材等を全て会社から貸与いただけるうえで、リモートワークを始めてみることになりました。これが最も大きな転機だったと考えています。
当時既にリモートで働いているパート社員はいましたが、必要に応じて出社もするタイプのリモートワークだったため「フルリモートで働く社員」というのは例がありませんでした。
一方で、リモートワークになる前から、遠方のお客様との打ち合わせは全てZoomで行っていたため、業務がリモートになっても困ることはないだろうという安心感はありました。
1〜3年目までで大きな気づきがあった出来事はありますか
リモートワークに変わったこと以外で大きな転機となったのは、入社後1年が経ったころに直接お客様と関わる仕事を始めたことです。
それまではバックオフィスを中心に社内向けの業務をしていましたが、勤怠管理システムのKING OF TIMEやkintoneといったツールをお客様に導入する業務に関わるようになりました。
これは、コムデックが「自社が使っているツールをお客様にも導入する」スタイルだったからこそできたことだと思っています。そして、当時から遠方のお客様への導入はオンラインで対応していたため、リモートワークに切り替えても、大きな問題はなく続けることができました。
今後挑戦していきたいこと
会社として…ではないのですが、個人的に「定時退勤」に挑戦したいと思っています(笑)
リモートワークは「楽そう」というイメージを抱かれがちですが、実は仕事量のコントロールが難しいんです。
また、私の場合は家族が帰宅するタイミングで一度退勤、そのあと仕事を再開するという流れが多くなってしまっていて、退勤時間が遅くなる日が多くあります。
今後、さらにパフォーマンスの高い、またプライベートとの両立を図るために、仕事量をコントロールして定時退勤ができる日を増やしていきたいと思っています!
先輩の1日スケジュールを教えてください
- 8:20~:家族を送り出したら仕事用のデスクに座る
- 8:30~:始業(朝一で30分の打ち合わせが入っていることが多い)
- 12:00~:昼食
- 13:00~:お客様との打ち合わせがあったり、無い時は記事を推敲したり経営品質のタスクを進めたり
- 17:30~:定時(退勤することは少ない)
- 18:00~:家族が帰宅するので夕飯の準備~夕飯
- 19:30~:仕事再開
- 21:00:退勤
リモートで仕事をしていると、どうしても仕事の区切りというものが曖昧になってしまいがちです(現在の悩みでもあります)。
私はおなかがすいていると一切集中できなくなる、また夕方には家族が帰宅してくるため、残業する場合には一度晩御飯を挟むようにしています。
就活生に対してメッセージをお願いします
今はフルリモートで仕事をしていますが、これが上手く行っているのは最初の1年半は出社して直接コミュニケーションを取っていたからだと思っています。
オンラインだけのやりとりだと、どうしても要件だけになってしまい雑談の機会がなく「その人の仕事=結果」でしか判断することができません。
もしかしたら皆さんは「リモートで家から仕事できる就職先」を探しているのかもしれませんが、会社と言う1つのチームで仕事をするうえでは、チームメンバーの考え方や性格等への理解が不可欠です。
また「隣に先輩がいればサッと聞けること」も、リモートワークではきちんと整理して文章にしてチャットで聞くか、改めて時間を取ってもらってZoomで聞く必要があります。そのため、特に新人の時には直接出社してコミュニケーションをとるのがお勧めです。
【編集部より】
徳田さんは「実務としてIT未経験」で入社したものの、現在ではクラウドサービスを使ってお客様の業務改善を図る仕事も担っています。リモートワーク社員のため日頃出社はしませんが、日々の勉強を欠かさない、お客さまの課題を解決できるよう常に熱意をもつ人材です。
コムデックではオンライン・オフラインの業務にフォーカスし、リモートでも業務を行える体制を整えています。とはいえ、業務に慣れるまで、また仲間とのコミュニケーションや相手を理解できるまでは、出社したほうがよいとも考えています。
入社後1年くらい出社すれば、その後はリモートでも問題ありません!社内のチームメンバーと密にコミュニケーションをとりあい、仕事に対する熱意をもてる人は、ぜひコムデックにきてください!