大規模社内ネットワーク構築で無線通信速度を5倍に強化!|伊勢市 南部自動車学校さまのITサポート伴走支援事例
新型コロナウイルスの流行を経て、お客様へのサービス提供の形をオンラインに変えたり、在宅勤務をはじめとするさまざまな働き方を支えたりするため、社内ネットワークの環境構築や強化に取り組む企業が増えました。
社内のIT環境を整えるにはIT知識や技術をもつ人材が必要な他、複数の専門業者との連携が不可欠です。
それらの業務が普段の仕事を圧迫してしまい、社内担当者の負担が大きくなってしまうケースが少なくありません。
そんな時、自社の要望をきちんと把握した上で業者を取りまとめてくれる専門家がいれば自社に最適な環境を実現できる上、普段の業務は滞りなく進めることができます。
本記事では、オンライン授業やクラウドツール活用促進を見据えた無線通信速度の強化を実現した南部自動車学校さまの大規模ネットワーク構築事例をご紹介します!
社内ネットワークを構築したい企業さまや、社内ネットワークを強化してオンライン化を進めたい企業さまは是非ご覧ください。
南部自動車学校さまが抱えていた当時の課題や、「その企業のIT部門になる」コムデックの支援に対する率直な感想まで、お客様インタビューを公開しています!
自社のIT部門をコムデックが担ってくれて、チャットサポートによる安心感もある。とても丁寧に仕事をしてくれているのがわかるんです。
ほめちぎる教習所 伊勢
目次
大規模社内ネットワーク構築でオンライン授業やサービスの品質を向上させたい!
三重県伊勢市にある南部自動車学校さまは、大東自動車株式会社さまが展開する自動車教習所です。
「ほめて伸ばす」をコンセプトに、生徒が気持ちよく知識と技術を身に付けられるような環境を整備しています。
コンセプトの「ほめちぎる教習」は、有名企業や大学などの人材育成・教育分野からも注目を浴び、メディアでも取り上げられています。
2020年以降の新型コロナウイルスの流行に伴い、南部自動車学校さまでは生徒との対面授業や職員同士のコミュニケーションに制限がかかったことで、オンライン授業の開始やクラウドツールの活用促進が必要だと感じていました。
オンライン授業の提供やクラウドツールの活用を進めるためには、学校内のどこにいても高速通信ができる大規模社内ネットワークの構築が必要になります。
社内ネットワーク構築にあたっては複数の専門業者がプロジェクトの担当者に対し技術的な確認をおこなう必要がありますが、そのためにはITの専門的な知識が不可欠です。
社内担当者に求められるのはそれだけではなく、IT面の技術的な判断とプロジェクトの全体指揮に加えて通常業務もあるため、プロジェクトをスピーディかつ確実に進めるのは困難な状態でした。
通常業務を止めずに社内のネットワーク構築プロジェクトを完遂するには、ネットワーク構築の知見が深いITのプロの力を借りる必要があります。
そこで、かねてより南部自動車学校さまのIT環境のサポートを担ってきたコムデックがその役割を担い、全体総括と技術的な観点からのサポートをすることになりました。
ITの専門家が陣頭指揮を担当、複数業者の連携で大規模社内ネットワークの構築を実現
南部自動車学校さまの社内のネットワーク構築プロジェクトは、以下の流れに沿って進めていきました。
- 南部自動車学校さまへのヒアリング
- 現地調査
- 南部自動車学校さま・各業者・株式会社コムデックの全体打ち合わせ
- 仕様書の策定
- 業者間のスケジュール、作業調整
- 必要な機材の準備
- 実装作業
- アフターフォロー
南部自動車学校さまの要望を漏らすことなく聴き取ったうえで、思い描く社内ネットワーク環境を構築するためには、南部自動車学校さまだけでなく各専門業者との連携が重要になります。
そこで、誰がいつどのような作業を行うのかを細かく決めたスケジュールを策定。
予定通りに作業を進められるように、全業者で共有しました。
プロジェクト進行における2つの障壁と解決
プロジェクトの進行には、2つの障壁がありました。
まず1つ目の障壁、機材の搬入や設備工事など、大規模な工事が必要となるため、どうしても営業を止めていただかなければならない日が発生したことです。
免許取得を目指して毎日生徒が通う自動車学校の営業を止められる日は限られています。
その限られた日で一気に作業を行うため、複数の専門業者の都合も考えなくてはなりません。
2つ目の障壁は、機材の搬入作業が予定よりもスムーズに作業が進まなかったことです。
本プロジェクトでは、社内ネットワーク構築とあわせて、パソコン端末の更新やサーバーの増設、事務所のレイアウト変更などにともなう機材の新調・更新もありました。
複数の作業を同時に進行させる必要があり、扱う機材が多くなることで複雑性が増して作業に遅れが発生してしまいました。
今回はコムデックが間に入り現場を総括することで課題を乗り越えることができましたが、このように実際に起きたトラブルや障壁を考えても、南部自動車学校さまの社内担当者が平常通り業務を進めながら直接各業者と連携し、プロジェクトを進行することは困難だったといえます。
セキュリティ対策も万全に強化
大規模社内ネットワーク構築にあたって、セキュリティ対策の強化も実施しました。
ネットワークを業務系と生徒・ゲスト系に分離させたことで、個人情報や業務情報に部外者がアクセスできないようにしたのです。
ネットワークを通じて情報漏洩が起こらないよう万全に期すことで、安全に利用できる環境を整えました。
大規模社内ネットワーク構築がもたらしたメリット
南部自動車学校さまでは、大規模社内ネットワーク構築にともない無線アクセスポイントの通信速度を5倍以上に強化できました。
建物の中だけでなく屋外にも無線アクセスポイントを設置しているため、学校内のどこにいても安定した高速通信を利用できるようになっています。
これによりオンライン学科授業を提供できるようになり、生徒は時間通りに教室に来なくても授業に参加できるようになりました。
対面授業のみの時には教室が満員で授業を受けられなかったという声もありましたが、現在は教室に入らなくても授業を受けられるようになっています。
学内だけでなく、自宅や出先からもオンラインで学科授業を受けられるため、自分のペースに合わせて効率的に授業に参加できるようになったことも大きなメリットです。
さらに、自動車学校での空き時間を有効活用して、生徒自身の大学や専門学校のオンライン授業を受けることも可能となりました。
職員もクラウドサービスを業務に活用する際に「読み込みが遅くて不便」といったことが無く、通信量を気にすることなく最新情報にアクセスできるようになったことで顧客対応の品質向上を実感しています。
社内ネットワークの規模拡大によって、さらなるサービス品質の向上を目指す
南部自動車学校さまは、大規模社内ネットワーク構築後、さらなるネットワーク規模の拡大と各種ITツールのセキュリティ強化を進めることを検討しています。
安定した高速通信の提供と安心して利用できる環境をよりブラッシュアップし、サービス品質の向上を目指していかれるとのことです。
南部自動車学校さまはでは、ITの専門家にプロジェクトの進行を託すことで、大規模社内ネットワークの構築とセキュリティ強化を実現しました。
機材搬入や設備工事など、大がかりな作業も数多くあり、通常業務をおこないながらネットワークを構築するためには、最良の判断だったといえます。
コムデックでは、IT環境の構築から運用、管理までをご支援する「IT環境サポート」をご提供しています。
社内ネットワークが弱く速度が遅い、より強固なセキュリティ対策を施したい、などさまざまなITに関するお悩みをサポートいたしますので、お気軽にお問い合わせください。