お問合せが大幅アップ!案件管理のkintoneを使用したら、対応漏れの心配は不要!|建築業なかむら建設株式会社さまのアプリ開発事例
目次
台風でお問合せが増えた・・・ 効率的に対応するための案件管理とは?
なかむら建設株式会社さまは、2018年に襲来した台風の時にある悩みを抱えました。
紙での案件管理は限界に…
今までは、請求漏れや対応漏れが起こらないように、経理スタッフがひたすら注意するというスタイルで管理を続けてきました。
しかし、案件の数があまりに増えすぎたことや事務所を2箇所にすることのふたつの点を考慮して、管理が難しい紙での情報管理から抜け出したい、と考えるようになりました。
「忘れないように気を付ける」では無理がある
日常業務において、誰でも「対応漏れがないように気をつけよう」と注意しています。
とはいえ、人間の注意資源には限度があり、特に案件が増えてくればどこかでミスが生じてしまいます。
当初、なかむら建設株式会社さまでは受注案件を紙に記入し、キングファイルで保管していました。
そして、担当スタッフにはメールや電話、口頭で案件情報を伝えていました。
しかし、「聞いていない」「知らなかった」と情報伝達に漏れが生じることも。
担当スタッフは、自分の案件情報を自身のメモで管理していましたが、日々進行する案件を管理することは難しかったため、最終的にITツールの導入を決めました。
kintoneで自社の状態を「俯瞰」する
今回コムデックが提案したのは「kintone(キントーン)」の活用です。
kintoneでは、あらゆる業務管理をオンライン(PCやスマホ)で行えます。
kintoneでできることは下記の通りです。
- 顧客のデータベース作成
- 社内SNS(メッセージやスケジュール共有)
- 案件管理アプリの制作(スマホとPCで使用可能)
- その他クレーム管理や業務進捗の管理
案件ごとの情報や、顧客への対応履歴を社内で瞬時に共有できるうえ、操作もシンプルなのがkintoneを使用するメリットです。
なかむら建設株式会社さまも、社内情報のデータ化を進めました。その結果、以下のように紙での案件管理からデジタルデータでの管理へと移行することができました。
- 会社全体でどれくらいの案件があるのか
- 担当は誰なのか
- 進捗はどうなっているのか
といった重要な情報も、kintoneひとつで確認できるようになりました。
この方針展開に対して、最初は戸惑いの声もありました。
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これまでの「個人のメモ」での管理に比べると、自分が欲しい情報がどこにあるかわかりにくい
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操作に慣れるまでは難しいと感じることがある
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入力の手間がある
しかし、個人に合わせたカスタマイズ(その人だけの表示設定)と、新しい案件管理の方法を浸透させることで、「完了した案件への請求漏れがないかどうかは、kintoneを見れば分かる」という意識づけ を行い、克服することができました。
「kintoneを確認すれば大丈夫」という状態を目指す
kintoneは自分の見やすいように、表示する情報を整理することができます。
そのため、kintoneに慣れていないスタッフでも「これなら分かる」という状態に設定することから始めました。
また、kintoneに登録されていない案件には請求処理をしないというルール作りを進め、情報は全てkintoneで管理されるように社内での意識改革も功を奏しました。
なかむら建設株式会社さまのビフォー・アフター
kintoneの導入で、どのような変化が起こったのか。そのビフォー・アフターをご覧ください。
ビフォー (kintone導入前) |
アフター (kintone導入後) |
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・ 案件管理は紙で行い、必要な情報は口頭や紙媒体で通達。齟齬が起きやすい状態だった |
・請求漏れの心配がゼロに。顧客への対応漏れも激減した ・ 作業進捗が「見える化」することで、スタッフ個々の今やるべき事が明確になった |
・ 請求などの顧客対応は、スタッフの注意力に頼る状態。案件数が増えることでヒューマンエラーが避けられなくなった |
・ 社内の情報共有に割いていた時間を顧客との関係構築に充てられるようになった ・案件管理に対する意識が変わった結果、仕事の進め方も効率的になった |
思い出す・気を付ける情報管理をkintoneにするだけで、顧客対応の時間が増加
見積もりの提出忘れや請求漏れ、または顧客対応の遅れ。
自社において、これらのトラブルが起こっている場合、「スタッフの注意力不足」と切り捨ててしまうと、企業の成長の芽をつぶしてしまいます。
また、顧客への対応履歴を「毎回思い出している」「担当の人に直接聞かなければいけない」という企業も、kintoneの活用によって、驚くほど情報共有がスムーズに進むようになります。
建築業のなかむら建設株式会社さまは、今後もkintoneのさらなる活用を目指しています。
当面は、営業履歴を記録として残すことで、新人スタッフが早く現場に出られるような仕組み作りを。
また、日報管理をkintoneに移行し、リアルタイムで作業進捗を把握できるような体制を整えていきます。
台風による問い合わせの増加で、会社の情報管理を見直すことができたなかむら建設株式会社さま。
社内の情報管理がスリム化された今、顧客との関係構築の為に時間を割くことができそうです。