製造業でよくある課題をkintoneで解決!製造業務改善パッケージ
社員全員の作業が密接に関係し、連携して製品を作り上げていく製造業においては、受注案件の納期管理や納期に合わせた作業工程の管理が重要になります。
この製造工程を紙やエクセルで管理していると、「各案件の製造が今どの工程にいるのか」「納期は問題ないか」をリアルタイムに把握することは難しく、各担当者に逐次状況を確認しなくてはなりません。
今回は、そんな受注に応じて製造工程の計画を立て、複数の部署が関わりながら製造を進める「製造業」の企業さま向けの課題をkintoneで解決できる業務改善パッケージをご紹介します!
目次
製造業の業務によくある課題……kintoneで解決できます!
コムデックが製造業の企業さまからkintone(キントーン)の導入相談を受ける中で、よくお伺いする課題は以下の通りです。
御社にはいくつ当てはまるでしょうか?
- 製造工程を紙やエクセルで作成・管理している為、変更点の更新&共有に時間がかかる
- 各案件が今現在どの工程にいるかどうかは現場にヒアリングをしなければわからない
- 進捗が見える化されていないことにより、作業漏れや納期遅れが発生する
- 日報を元に工数を算出し、製造原価を手で集計しているため手間がかかっている
- 見積書や請求書の作成をエクセルで行っており、金額集計や帳票作成に工数がかかる
- 製品ごと、部品ごと(工程ごと)の原価管理ができておらず、見積の精度が低い
- 現時点での売上金額や、どの案件が請求済みでいくら入金済なのかがわからない
- 在庫量の管理ができておらず、受注した製品を作るための材料が足りているかどうかわからない
冒頭でお伝えした通り、製造業の場合には進捗管理や工程管理に関する課題を感じていらっしゃる企業さまが多くなっています。
複数の部署が関係しながら進んでいくため「今どこにいるのか」がわからなくなりがちで、現場で都度確認しなくては状況を把握できない……そんな状態に陥っていないでしょうか?
ホワイトボードやエクセルでは避けて通れないこれらの課題は、業務改善プラットフォームであるkintoneを活用することで解決可能です。
kintoneの詳細はコチラ!
▼kintoneとは?実現できること・業務アプリの例もご紹介!
kintoneであれば、自社に合わせた形で開発していけるため、一から自社に合ったソフトを開発したり、どんな企業にも対応できるように作られた専用ツールよりももっと柔軟に、自社が使いやすいツールにしていくことができるのです。
そうは言っても、やっぱりゼロから全ての課題に対応するアプリを構築していくのは時間もかかります。
自社で開発するのが難しければ、外部のプロに依頼する必要がありますので余計にコストがかかるでしょう。
そんな時おすすめしたいのが、「ある程度形の決まったアプリをまとめて導入し、自社に合うように調整していく」方法です。
コムデックの「製造業業務改善パッケージ」であれば、案件の工程進捗管理を効率化するだけではなく、原価管理やその分析まで一挙に解決することができます。
製造業業務改善パッケージでいったいどんなことができるのか、kintoneを活用することでどんなメリットがあるのかを詳しく解説していきます。
kintone製造業業務改善パッケージでできること
製造業業務改善パッケージは、大きく分けて以下の8つの機能を有しています。
- 顧客管理
- 製造品管理
- 製造工程管理
- 製造日報管理
- 在庫管理
- 見積/発注管理
- 請求/入金管理
- 売上原価管理
各機能について、実際の画面をお見せしながら解説していきます。
顧客管理
顧客名や住所などの基本情報を管理する機能です。
後でご説明する工程管理と紐づいているため、同じ画面内で過去の注文内容を確認することができます。
見積管理や請求管理と紐づけることも可能なため、案件管理用のエクセルや、過去の見積もりのエクセルをわざわざ探しに行く必要がありません。
全ての顧客情報がkintoneに集約するため、「複数ある顧客情報のエクセルの内、どれが最新かわからない…」といった課題を解決し、顧客管理アプリを見れば最新情報がひと目でわかる状態を実現します。
製造品管理
製造業においては、自社が製造する製品の情報は何よりの資産です。
しかし、その資産が紙や、職人さんの記憶の中にしかない場合には管理が難しくなります。
製造業業務改善パッケージでは、自社が取り扱っている製造品の原材料とその量等を「製造品管理」としてデータ化することが可能です。
完成品の写真や図面番号、単価等も一元管理することで、社内の誰もが把握できる情報として資産化できるのです。
製造工程管理
受注に応じた案件別の製造工程の進捗を管理する機能です。
案件全体の進捗管理はもちろん、案件の中の細かい工程管理までできるようになっています。
進捗や担当部署等で色分けができるため、進捗はもちろん今現在請け負っている製造がどれくらいあるのか等も一目で把握可能です。
一人が情報を更新すれば即座に全員の画面に反映されるため、進捗がリアルタイムに見える化します。
わざわざ現場に赴いて、各案件の状況がどうなっているかを担当者に確認する必要はありません。
製造日報管理
製造業においては、その製品の製造に「どれくらいの工数がかかるか」は原価として非常に重要な情報であり、その工数を元に見積を作成することもあります。
製造業業務改善パッケージでは、案件の各工程別に日報を作成する機能で登録された時間を元に作業時間を計算することが可能です。
製品ごと・工程ごとの平均作業時間を算出できるため、見積時の参考にすることができます。
日報に登録された工数を元に、後程ご紹介する製造原価管理の自動集計まで実現できる仕組みとなっています。
在庫管理
現場での原材料の在庫管理に頭を悩ませていらっしゃる製造業の方も多いのではないでしょうか?
原材料や部品が製造予定に間に合わなければ全体の納期にも遅れが出てしまうため、当然ですが製造するタイミングで必要な原材料を確保しておかなくてはなりません。
これから製造する予定の製品で使う部品の量等を勘案して、足りなさそうであれば発注してという業務は意外と手間がかかります。
kintone業務改善パッケージでは、入荷量と製造品に利用した材料から現在の在庫量を自動計算することができます。
また、在庫量があらかじめ定めた発注点を下回るとアラートを出すことができるので、発注忘れを防ぐことも可能です。
見積/発注管理
顧客への見積書や仕入先への納品書を作成できる機能です。
顧客ごとの過去の見積等も簡単に検索することができ、過去の資料を複製して作成することもできます。
プロフェッショナルプランなら、作成した見積書等はワンクリックでPDF出力、メール送信が可能です。
請求/入金管理
製造した案件情報をもとに、顧客への請求書を自動作成する機能です。
各請求に対して、入金があったかどうかの消込を行う事もできます。
また、見積/発注管理機能同様、作成した見積書等はワンクリックでPDF出力、メール送信が可能です。 ※プロフェッショナルプラン限定機能
売上原価管理
顧客への請求情報を元に売上金額を自動集計し、さらに数や原材料のデータも全て集計して粗利や人件費、材料費等を一つの表で見える化する機能です。
顧客別・月別・製品別・ライン別等、様々な切り口で売上や原価を分析することができます。
製品ごとの利益率がわかれば、より利益率の良い製品を積極的に営業していく等の戦略を取ることが可能です。
kintoneに登録された日報や各製品の原材料の使用量、各部品の値段等から自動で製造原価を算出できるため、原価管理のために専用のソフトを利用する必要はありません。
製造業のkintone活用事例
▼kintoneで製造業の工程管理アプリを作る!対面開発で脱紙・脱エクセル!
100以上の製品を製造している有限会社上村工作所さまでは、元々紙で工程表を作成し、各工程の従業員に配布していらっしゃいました。
各案件の作業進捗は目視で確認し、都度進捗管理表に書き込んでいく形式をとっていたところにkintoneを導入。
これまでは毎回目視で確認していた作業進捗のステータスを管理できる項目を作成し、カレンダーPlusを入れることでエクセルよりもさらに見やすい工程表を実現しました。
また、製品全ての図面や単価、原材料をマスタとして登録することで、今ではkintone内で売上額や粗利額も自動算出できるようになっています。
▼kintone活用で会議時間1/5に!リアルタイムな情報共有と業務効率化を実現した導入ステップとは?|製造業 中勢製氷冷蔵株式会社さまのアプリ開発事例
製氷メーカーの中勢製氷冷蔵株式会社さまでは、ホワイトボートを中心に製造スケジュール等の情報共有を行っていたものを全面的にkintoneに置き換え。
導入からわずか半年で、kintoneさえ確認すればタスクや共有事項、業務改善報告、スケジュールなどの最新情報を把握可能な状態となりました。
情報共有のための会議が不要になり、必要な議論からスタートできるため、毎週の会議時間は5時間から1時間に短縮されました。
製造業業務改善パッケージで脱紙・脱エクセルへ!
冒頭で製造業によくある業務上の課題をご紹介しましたが、御社ではいくつ当てはまったでしょうか?
それらの課題はkintone製造業業務改善パッケージを活用いただくことで解決できることをここまでご紹介してきましたが、各機能の効果をまとめると以下の通りです。
- PC、スマホからいつでもどこでも進捗状況を確認・更新
- 誰でも最新の情報を閲覧できるため「担当者に聞かないとわからない」がなくなる
- 各工程の納期前にアラートが来るよう設定でき、作業漏れや納期遅れを防止
- 日報を元に工数を集計し、製造原価を自動算出
- 案件情報からその月の売上額を自動集計
- 案件データが蓄積されるため、過去の類似案件の工数を参照し見積にかかる時間を削減可能
- 見積書や納品書、請求書を作成でき、ワンクリックで発行可能
- 在庫量を見える化し、一定値を下回るとアラートで在庫不足を防止
もし御社がエクセルや紙を中心として業務管理をされているようであれば、kintone製造業業務改善パッケージで「工程管理」はもちろん、顧客管理や製品管理、売上や原価の集計まで含めて業務改善に取り組んでみてはいかがでしょうか?
kintone製造業務改善パッケージについてよくあるご質問
Q.コムデックのサポート範囲は?
A.パッケージを販売するだけではなく、パッケージを御社に合わせてカスタマイズすることが可能です。
また、対面開発をご希望であれば、パッケージ外の業務管理アプリも開発いたします。
標準機能では難しいポイントも対面で調整していきますので、御社の社内でkintoneアプリを調整いただく方法を覚えていただくこともできます。
Q.既にkintoneで業務アプリを運用しているため既存環境から乗り換えるのは難しいが、既存環境にパッケージの機能を追加してもらうことは可能か
A.既にkintoneご利用であれば、既存環境にパッケージが内包する機能を追加することも可能です。
現在の業務を止めることなく、環境をアップデートいたします。
Q.競合他社の製品も検討している 差別化ポイントを教えてほしい
A.機能については弊社HPをご覧ください。
その他詳細につきましてはお問い合わせください。
⇧⇧600記事/250動画のコンテンツがあるコムデックラボから製造業に関する業務改善を学ぶ
コムデックでは業種にあわせた業務効率化の
支援を行っております!
お問い合わせはこちら
製造業に対応した業務改善機能をパッケージ化
ITツール導入の費用が最大450万円補助