労務管理と勤怠管理の違いとは?システム化する3つのメリット
「労務管理」と「勤怠管理」、それぞれの違いをご存知でしょうか?
労務管理とは賃金や福利厚生等も含めた従業員の労務全般を管理することで、勤怠管理は労務管理の内の従業員の労働時間を管理することを指します。
つまり、勤怠管理は労務管理の一部と言うことができます。
今回の記事では、労務管理と勤怠管理の違いについて解説したうえで、労務管理に含まれる勤怠管理の仕事内容や勤怠管理をシステム化することのメリットを解説します!
この記事でわかること
- 労務管理と勤怠管理の意味と違い
- 勤怠管理の仕事内容
- 効率的な勤怠管理の方法
こんな人に向いている記事です
- 労務管理と勤怠管理の違いを知りたい方
- 勤怠管理の効率化のためWEB勤怠管理システムの導入を検討している方
目次
労務管理と勤怠管理の意味の違い
労務管理は従業員の労務全般を管理することで、勤怠管理は労務管理の中に含まれることは冒頭でお伝えしました。
このセクションでは、「労務管理」と「勤怠管理」の意味や違いについて、より詳しく解説します。
労務管理とは何か?
労務管理とは、従業員の待遇、給与、福利厚生など、従業員の労働内容全般を管理することを言います。
労務管理の目的は「従業員の労働内容が労働基準法などの法令に違反することのないよう管理すること」です。
なお、似たような言葉で「就業管理」という用語がありますが、就業管理は「従業員の働き方、待遇を管理すること」で、労務管理よりはやや狭い概念になります。
就業管理についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
▼就業管理と勤怠管理の違いとは?業務内容をわかりやすく解説
勤怠管理とは何か?
勤怠管理とは「従業員の出退勤、勤務時間を管理すること」なので、従業員の労働内容全般を管理する労務管理に含まれます。
従業員の出退勤や労働時間、休憩時間を管理して給与に反映させること、適正な労働時間であるかどうかをチェックして従業員の健康を維持することが目的です。
勤怠管理も労務管理の一部となりますので、当然労働基準法などの法令に違反しないよう管理する必要があります。
勤怠管理ついてはこちらの記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
▼勤怠管理とは?効率的な方法とクラウド勤怠管理システムの選び方
勤怠管理が必要な理由と具体的な仕事内容
勤怠管理は労務管理の一部であるため、適切な労務管理を行うためには、勤怠管理を適切に行うことが前提となります。
ここでは、勤怠管理が必要な理由と勤怠管理の具体的な仕事内容について解説します。
勤怠管理の必要性
勤怠管理が必要な理由としては、次の3つが挙げられます。
- 従業員の給与を正確に把握するため
- 法令を遵守するため
- 労働環境を改善するため
従業員の出退勤や勤務時間を正確に把握しなければ、従業員の給与を正確に計算することはできません。
また、長時間労働など、労働基準法を含む法令に違反する勤務時間となっていないかを管理するためにも勤怠管理は必要です。
さらに、適切な勤怠管理ができていれば、長時間労働や有給休暇が消化できていないなどの問題を発見し、労働環境を改善していくことも可能となります。
勤怠管理の目的ついてはこちらの記事で詳しく解説しています!
▼勤怠管理の目的と必要性とは?あらためて基礎から理解しよう!
勤怠管理の仕事内容
先ほどもお伝えした通り、勤怠管理の仕事内容は、従業員の出退勤、勤務時間を把握することです。
具体的には、各従業員について、次の内容を把握しなくてはなりません。
【始業時刻、終業時刻、休憩時間】
従業員の日々の始業時間、就業時間、休憩時間を記録し、勤務時間を正確に把握します。
その内容を元に、「遅刻、早退などがないか」「時間外労働、深夜労働の時間がどれだけあったか」「休日の労働時間がどれだけあったか」を確認する必要があります。
【出勤日、欠勤日、有給休暇取得日、その他の休暇】
従業員が規定の就業日に出勤しているか、休日出勤はないかを確認します。
欠勤の場合は通常の欠勤であるのか、有給休暇を取得しているのかの確認も必要です。
休日出勤をしたときに発生する代休や振替休日、慶弔休暇等の特別休暇がある場合には、もちろんそちらの管理も必要です。
これらの情報を把握するための勤怠管理方法は、従来はタイムカードが主流でした。
しかし、タイムカードによる勤怠管理では「各事業所からタイムカードを回収し、その内容を集計する」という手作業に多くの時間が必要となります。
出張や現場作業など、タイムレコーダーを設置していない場所での勤怠管理は行えず、本人以外も打刻ができてしまうという問題や、休暇については別途管理簿を作成して日々更新をしなくてはならないという手間もありました。
そんな「従来の手間と時間がかかる勤怠管理」を適正かつ効率的に行うための方法として、WEB勤怠管理システムの導入が進んでいます。
WEB勤怠管理システムを導入する3つのメリット
WEB勤怠管理システムを導入するメリットは大きく次の3つです。
- タイムカードの集計などの手作業を無くすことができる
- 従業員の働き方に合わせた打刻方法を採用できる
- 従業員の不正打刻を防止することができる
これらのメリットについて、詳しく解説していきます。
タイムカードの集計などの手作業を無くすことができる
WEB勤怠管理システムを導入すると、勤怠の記録が即座にWEB上で管理されるため「タイムカードを回収し、手で集計を行う」という作業が必要が一切なくなります。
この作業は勤怠管理で最も時間がかかるため、なくすことができれば業務を大幅に効率化できるだけでなく、計算ミスリスクも無くなり担当者の負担を軽減することができます。
また、従来であれば勤怠締め日を過ぎてから打刻を確認し、打刻忘れがあれば本人に確認していたかと思います。
しかし、一か月近く前の出勤時間や退勤時間を正確に覚えているわけもなく、結果的に「たぶんこれくらい」の時間でしか集計を行えない、というケースが少なくありません。
WEB勤怠管理システムであれば、打刻が忘れられている日をエラーとして管理者や本人に通知し、即時修正を行うことができます。
締め日後にまとめて確認・修正を行うのではなく、毎日あるいは一週間に一度等、細かい頻度で勤怠を確認することが容易に可能なため、「締め日~給与振込日までが忙しい」という状況を回避することができます。
WEB勤怠管理システムのメリットやデメリット、導入に向いている企業についてはこちら!
▼WEB勤怠管理システムで正確・効率的な勤怠管理を!KING OF TIMEがおすすめ
従業員の働き方に合わせた打刻方法を採用できる
WEB勤怠管理システムでは、スマホやPCから打刻を行うことができます。
そのため、現場への直行直帰などが多く、事務所に立ち寄ることが少ない従業員であっても、労働時間を正確に把握することが可能です。
タイムカードによる勤怠管理では、タイムカードを設置していない場所での勤怠管理に難点がありますが、WEB勤怠管理システムでは、この問題をクリアすることができるのです。
テレワークにおける勤怠管理の方法とポイントについてはこちら!
▼テレワークでの勤怠管理はどうする?3つの課題と解決方法を解説
従業員の不正打刻を防止することができる
タイムカードによる勤怠管理では、他の従業員が代わりに打刻を行うことができます。
一方WEB勤怠管理システムでは、GPS機能で特定の場所から20mの範囲内にいなければ打刻できないよう設定したり、指紋や静脈、顔等生体認証による打刻方法を導入したりすることによって、他の従業員が打刻するのを防ぐことができます。
また、「従業員は上長に申請しなければ打刻を修正できない」ようにできる他、打刻時間等を修正した場合には「誰がいつ修正したか」の記録が残るため、不正な時間改ざんも防ぐことが可能です。
勤怠管理の業務を効率化するにはWEB勤怠管理システムの導入がおすすめ
労務管理を適切に行うことは、法令を遵守し、従業員が働きやすい労働環境を提供するために重要なことです。
そして、適切な労務管理のためには、その一部である勤怠管理を適切に行うことが不可欠となります。
勤怠管理を適切に行い、なおかつ効率よく管理するためにはWEB勤怠管理システムの導入がおすすめです。
現在は様々なWEB勤怠管理システムが提供されていますが、コムデックでは業界シェアNo.1のKING OF TIME(キングオブタイム)の導入を支援しています。
KING OF TIMEは1ユーザーにつき月額300円で利用可能で、豊富な機能を有しているため、従来の方法からの切り替えに不安のある企業でも安心して導入を進めることができます。
法令にも順次対応し、自動でアップデートしてくるのも魅力の一つです。
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