kintoneとマネーフォワードクラウド請求書を連携して請求業務を効率化！導入のメリットや事例を紹介

kintoneを導入している企業さまの中には、「請求の元となる情報はkintoneにあるけれど、請求書発行は別のシステムを利用している」という企業さまも多くいらっしゃいます。

システムを併用する場合、顧客情報や請求データなどをそれぞれのシステムに入力しなければならず、入力漏れやミスも起きやすいという課題があります。

そこで今回は、kintoneと請求書発行システムを連携できるコムデックの「kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システム」をご紹介します！
今マネーフォワードを利用されている方や、請求書発行を効率化したいとお考えの方は是非ご覧ください。

本システムについてはこちらの動画でも詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。

kintoneと請求書発行システムを併用していると入力の二度手間が発生する

kintone(キントーン)はあらゆる業務に対応できる便利なツールですが、請求書発行のような帳票印刷があまり得意ではありません。

標準機能では十分な請求書を発行できないため、プラグインや連携ツールを使ったカスタマイズが必要になります。
また、最近は請求書をメール送信する企業さまも増えていますが、kintoneからメールを一斉送信したい場合、請求書発行のためのプラグインだけでなく、メールの一斉配信用のプラグインも必要になります。
他にもプラグイン活用の機会があればいいのですが、結果的に割高になってしまうことも少なくありません。

さらに、kintoneで請求書を発行する場合、電子帳簿保存法の「真実性の確保」「検索性の確保」などの要件を満たせるよう、自社で対策が必要になります。

これらのkintoneの弱点をカバーするため、「請求書発行だけはkintoneではなく別のシステムを使っている」という企業さまも多くいらっしゃいます。
確かに、請求書発行専門のシステムを併用すれば、帳票印刷やメール配信の機能が初めから備わっているのはもちろん、電子帳簿保存法への対応もクリアできます。

しかし、kintoneと請求書発行システムを併用するには、それぞれに顧客情報や請求情報、入金管理などの入力が必要になり、入力漏れや打ち間違いも起きやすくなります。

そんな時是非ご活用いただきたいのが、コムデックが提供する「kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システム」です。

「kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システム」でできること

kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システムは、kintoneで管理している見積･請求データなどを、マネーフォワードクラウド請求書に自動で連携し、請求書発行や会計処理を効率化できるシステムです。
このシステムを使うと、次のようなことができます。

＜kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システムでできること＞

• kintoneとマネーフォワードクラウド請求書のマスターデータを連携
• kintoneで作成した見積書や請求書をマネーフォワードクラウド請求書に連携
• マネーフォワードクラウド請求書で作成した請求書はインボイス制度にも対応
• マネーフォワードクラウド請求書をオンラインバンキングと連携すれば、入金管理も可能

コムデックの連携システムは、操作方法が簡単なところも大きな魅力です。

請求データを連携したいときは、まずkintoneの「MF(マネーフォワード)連携アプリ」を開きます。

「マスタ」「請求書」「見積書」という3つのタブが表示されます。
このうち「マスタ」タブにある「品名」や「取引先情報」などの同期ボタンをクリックすると、kintoneにあるマスタ情報がマネーフォワードクラウド請求書に同期される仕組みです。

次に、「請求書」タブにある「未連携の請求書を連携」ボタンをクリックすれば、kintoneとマネーフォワードクラウド請求書にデータが連携され、請求書が自動的に作られます。

マネーフォワードクラウド請求書にログインすれば先ほど連携したデータで作られた請求書を確認することができます。

あとは、マネーフォワードクラウド請求書の機能でメールを一斉送信したり、印刷して郵送したり、郵送をマネーフォワードに委託したりすることもできます。
作成されたデータは自動的に電子帳簿保存法に対応した形でクラウド保存されるため、特別な対応をする必要はありません。

【応用編】krewDataを使えば請求データの自動作成も可能に

ここまでご紹介したのは、「kintoneにある請求データをマネーフォワードクラウド請求書に連携する」方法ですが、「krewData(クルーデータ)」というプラグインを使えば、請求データの作成も自動化が可能です。

krewDataは、kintoneの複数アプリにまたがるデータを自動で集計･加工できるプラグインです。
プログラミングの知識がなくても、パズル感覚で簡単に集計フローを構築できます。
「スケジュール実行」と「リアルタイム実行」が選べるので、用途に合わせてあらゆる集計作業を自動化できるのがメリットです。

そもそも請求データには、大きく分けると年会費(年1回の定期請求)や月額利用料(毎月の定期請求)といった「定期請求」と、それ以外の「スポット請求」の2種類があります。

それらの請求情報をkintoneにあらかじめ登録しておき、krewDataを使って集計することで、毎月の請求データを自動的に作成することが可能です。

定期請求の登録例

kintoneに登録されたデータをkrewDataで集計して、今月の請求額を算出します。実際に設定した集計フローがこちらです。

krewDataのおかげで、人の手で請求額や明細を入力しなくても、自動で今月の請求データが作成できるようになりました。

各請求書のデータの詳細画面を開くと、請求内訳も確認できるようになっています。

請求データが作成できたら、連携アプリでマネーフォワードクラウド請求書にデータを流し込むだけで請求書発行は完了です。

kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システムの費用とメリット

kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システムを導入することで、それぞれに顧客情報や請求データを入力する手間がなくなります。
わざわざ手入力したりCSVファイルを取り込んだりしなくても、同期ボタン1つで簡単にデータ連携できるため、ミスの心配もありません。
さらに、krewDataを使って集計作業まで自動化すれば、請求漏れや転記ミスといったヒューマンエラーも防ぐことができます。

さらに、本システムの導入はコスト面でもメリットがあります。例えば、帳票印刷ツール「PrintCreator(プリントクリエイター):月額7,000円～」とメール連携ツール「kMailer(ケイメーラー):月額18,000円～」を使うと合わせて25,000円かかりますが、kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システムなら月額15,000円で利用できます。
※いずれも税抜価格です。初期導入費用やマネーフォワードクラウド請求書の利用料は別途かかります。

kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システムの導入事例3選

ここからは、kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システムを導入された企業さまの事例を3つ紹介します。

契約プランや人数に応じた請求書を自動作成(社会保険労務士法人さま)

社会保険労務士法人とうかいさまは、名古屋を中心に人事労務の分野で多くの企業を支援されています。

以前は、毎月100件以上の請求書を作成するために、契約プランに応じた顧問料と従業員数に応じた給与計算費用を手作業で集計し、マネーフォーワードクラウド請求書に入力されていました。

そこで「kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システム」とkrewDataを導入した結果、面倒な集計･入力作業を自動化でき、大幅な時間短縮につながりました。
▼kintoneとマネーフォワードクラウド請求書を連携！請求データを自動作成｜社会保険労務士法人とうかいさまのアプリ開発事例

脱エクセルで請求書発行の作業時間を8割削減(観光協会さま)

一般社団法人町田市観光コンベンション協会さまは、東京都町田市の観光を盛り上げるために、さまざまなイベントを運営されています。

以前は会員情報や請求情報をエクセルで管理して印刷･発送されていましたが、手間の削減とインボイス制度対応のためにkintoneとマネーフォワードクラウド請求書を導入し、請求書発行を自動化されました。

その結果、これまで10時間かかっていた請求業務は2時間で済むようになり、インボイス制度や電子帳簿保存法にもスムーズに対応できています。
▼kintoneとマネーフォワード請求書を連携して請求書発行から送付までを効率化｜一般社団法人町田市観光コンベンション協会さまのアプリ開発事例

複雑な請求データもスマート集計(介護福祉施設さま)

アイリス南郊株式会社さまは、三重県で老人ホームやデイサービスなどの介護福祉事業を営む企業さまです。

介護業界における請求データは複雑で、定期請求(家賃)＋利用分の請求(食事･おむつなど)＋医療･介護保険の自己負担額＋調整額などで構成されています。

kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システムを導入したところ、大幅な効率化とともに集計の精度も向上でき、空いた時間を他の業務に充てられるようになりました。
▼kintoneとマネーフォワードの連携で請求書作成を自動化してインボイスにも対応！｜介護業 アイリス南郊株式会社さまのアプリ開発事例

kintoneとマネーフォワードクラウド請求書の連携で業務を効率化しよう

kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システムを導入すると、入力の二度手間がなくなり、入力漏れやミスの防止にもつながります。

また、kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システムの導入は、IT導入補助金制度の対象ツールです。
※2024年現在
※2025年もツール登録申請予定

さらに詳しい連携の説明資料は以下からダウンロードできます。実際の動きをご覧いただけるデモ環境もご用意しておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
「kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システム」サービスページはこちら