kintone研修で業務管理を効率化!導入に成功した企業の事例3選

kintoneを使って業務管理を効率化させるためには、開発担当者と現場スタッフ、それぞれに教育が必要です。
みなさんの職場では、どのようにkintone教育を行っているでしょうか。
開発担当者が、日常業務をしながら独学でkintone開発を学ぶのには限界があります。
また、現場スタッフのITリテラシーも人によって異なるのが難しいところです。
本記事では、kintone研修のポイントや、コムデックの伴走支援サービスで実施している研修について解説します。
この記事でわかること
- kintone研修の必要性
- kintone研修を成功させるポイント
- コムデックの伴走支援サービスにおける研修の様子
こんな人におすすめの記事です
- kintone研修を実施して現場での活用を推進したい方
- 将来的にはkintoneアプリの構築を内製化したい方
目次
kintone活用でよくあるお悩み
kintone(キントーン)を導入した企業さまは、kintone構築や活用を進める中でよく次にあげるような悩みにぶつかります。
- kintoneを導入したけど現場での定着が進まない
- 一部の人しか使っていない
- 結局、紙やエクセルでの管理に逆戻りしてしまった
- 過去に作ったアプリを修正できる人がおらず、不便なまま使っている
- IT部門が人材不足で、kintone開発に手が回らない
せっかくkintoneを導入しているのに、現場で定着しなかったり、便利な機能を活用しきれなかったりするケースもあるのが実情です。
しかし、今挙げたようなお悩みのほとんどは、適切な研修を実施することで解決できます。
kintone活用における研修の必要性
なぜこのような悩みが生まれるのか?それは、「現場や担当者がkintoneを利用する目的を理解していない」ことが大きな理由として挙げられます。
いきなり「今日からこのシステムを使ってください」と言われたら、前から使っているエクセルや手書きの方がいい、となるのは当然です。
そのため、kintoneの操作方法を覚える前に、まずは「なぜ導入するのか」「それによってどんないいことがあるのか」を共有することが大切です。
研修を実施することで、kintone導入の目的やメリットを共有し、組織の意識を統一する効果があります。
kintone研修で学べること
kintone研修では、kintone導入の目的を伝え・現場の理解と協力を仰ぐだけではありません。
実際に業務で使うことを想定したkintoneアプリの使い方や、アプリそのものの作り方を伝えることもできます。
基本的な操作方法を習得する
kintoneは直感的に操作できるのが魅力のツールなので、基本的な操作は難しくありません。
ただ、現場によっては年配の方やパソコンが苦手な方が多い場合もあるでしょう。
仮にパソコンが得意な人たちであっても、運用ルールは組織によって異なります。
そのため、最初の段階で基本的な操作方法や運用ルールをきちんと説明しておくことが大切です。
開発方法を習得する
組織の全員が覚える必要はありませんが、少なくとも管理者やIT担当者は、kintoneの開発方法を習得する必要があります。
現場の担当者がkintoneを構築できるようになれば、業務改善のスピードを加速させることもできるでしょう。
もちろん、アプリ構築やメンテナンスは専門業者への外注もできますが、毎回外注していると時間と費用がかかってしまいます。
kintoneには機能や拡張ツールが多いため、ある程度カスタマイズするためには、知識が必要です。
日常業務と並行して独学で開発を学ぶのは大変なので、プロに教わることで効率的に習得できます。
kintone研修を成功させるポイント
ここからは、kintone研修を成功させるポイントについて解説します。
導入する現場の業務やレベルに合わせる
研修内容は、導入する現場の業種やITリテラシーによって変わってきます。
例えば、毎日パソコンを触っている管理部門の社員の場合は、ポイントだけ伝えればある程度理解できるでしょう。
一方で、工事現場の職人や店舗の接客担当など、ITツールに馴染みが無い社員の場合は、ログインの仕方や検索の仕方など、基本的なことも一から伝える方が効果的です。
実践しながら学ぶ
研修では、実際の業務を想定して実践しながら学ぶことも大切です。
座学で説明を聞いたり、動画を視聴したりすると、その場では何となく分かった気になりますが、いざ自分で操作してみると分からないことが出てくるものです。
実践的な研修を集団で実施すれば、他の参加者の質問や気付きも共有できるので、より高い効果が得られます。
また、kintoneなら、実際にその場で使っていただきながら現場の意見を吸い上げてアプリを修正することもできます。
kintoneの手軽さや便利さを体感してもらえれば、社内定着に一歩近づきます。
継続的にフォローする
kintoneを導入してすぐの時期は、疑問や不具合もたくさん出てきます。
そのため、研修後も継続的にフォローすることが、kintone活用を軌道に乗せるコツです。
ある程度定着したら、効果を測定しつつ新たな課題を見つけて改善を繰り返すことで、よりkintone活用の幅が広がります。
kintone研修を実施した事例3選
ここでは、kintone研修を実施した企業さまの事例を3つ紹介します。
業種も研修内容も異なる事例を取り上げていますので、自社に近いものを参考にしてください。
商品の注文・宅配受付をkintone化|老舗和菓子店さま
株式会社赤福さまは、伊勢のお土産として有名な赤福餅を製造・販売する老舗企業です。
以前は注文や宅配の受付を伝票で管理されていましたが、個人情報の保護や、入力の手間の削減を目的としてkintoneを導入されました。
kintoneを運用するためには、店舗スタッフの協力が不可欠です。
そこで株式会社赤福さまでは、店舗スタッフに向けたkintone説明会を実施しました。
コムデックの担当者が講師となり、実際に端末を操作しながら、宅配の受付方法を覚えていただきます。
その結果、現場で大きく混乱することなく、スムーズにkintoneを導入できました。
▼脱手書き!宅配受付業務をkintone化|和菓子製造・販売・店舗運営 株式会社赤福さまのアプリ開発事例
取引先や備品の情報管理で脱エクセルを実現|生活協同組合さま
生活協同組合コープみえさまは、三重県で宅配や店舗、共済事業などを手掛ける組合さまです。
以前は、取引先や備品の情報管理にエクセルを利用されていましたが、データの集計・加工の手間を減らすために、kintoneを導入することになりました。
しかし、当時は社内にkintoneに詳しい従業員がおらず、kintoneのことは「CMで見たことがある」程度でした。
そこでご利用いただいたのが、コムデックの伴走支援サービスです。
「kintoneとは何か」という基本的なことも含めて、2時間のZoom研修を実施しました。
研修では、あらかじめ業務に即した題材を決めておき、実際にアプリ構築もしていただきます。
その場で気軽に質問し、納得いくまで説明を聞けたことで、スムーズに導入できました。
▼kintoneの対面開発を交えた研修で新規導入がスムーズかつ効果的に!|生活協同組合 コープみえさまの伴走支援事例
プラグインを使って高度な集計システムを構築|社会福祉法人さま
社会福祉法人ゆめネットさまは、愛知県を中心に約20ヶ所の障害者支援施設を運営されている法人さまです。
kintoneを導入し、最初は「利用者情報アプリ」や「請求書アプリ」のように、基本的なアプリ構築からスタートされました。
順調にkintone活用が進むなかで、次のステップとして目標にしたのが、アプリ間の自動集計でした。
複数のアプリにまたがるデータを自動集計するためには、kintoneの機能を拡張するプラグイン「krewData(クルーデータ)」を使った集計フローの構築が必要です。
これまでのアプリ構築に比べて専門性が上がるため、コムデックの伴走支援を利用してアプリ開発のノウハウを研修することにしました。
具体的には、プラグインの操作を説明・実践したうえで宿題を出し、次回の研修で宿題を添削する、という研修を複数回繰り返します。
その結果、プラグインを使った高度な集計システムも社内で構築できるようになりました。
▼実践形式の講習会でkrewDataの使い方をマスター!|社会福祉法人ゆめネットさまの伴走支援事例
kintone研修ならコムデックにお任せください
kintoneをうまく活用するためには、現場社員や開発担当者それぞれに研修を実施すると効果的です。
コムデックでは、お客さまのkintone活用をサポートする「kintone伴走支援サービス」を提供しております。
このサービスでは、kintoneアプリを構築するだけでなく、お客さまの課題の整理からアプリ構築、修正、現場での定着までトータルでサポートするのが特徴です。
担当者勉強会や会員サイトなども設けており、内製化に必要なノウハウも学べます。
社内にITに詳しい人がいない企業さまでも、親切・丁寧にご説明しますので、お気軽にお問い合わせください。