kintoneとSalesforceのデータ連携方法は?便利なツール4つを紹介

業務管理はkintone、営業管理はSalesforceといったように2つのツールを使っている企業さまが増えています。
それぞれのツールには顧客管理等の共通する情報もあるため、しっかりと情報を管理したいのなら二重で情報を入力する必要があり、手間がかかっているという企業さまも多いのではないでしょうか?
両者を連携すれば、自動でデータを一元管理でき、今まで発生していた二重入力の手間を削減することができます。
そこで本記事では、kintoneとSalesforceのデータ連携を行う方法について解説します。
連携に便利なツールも紹介しますので、両者を連携して効率化を図りましょう。
この記事でわかること
- kintoneとSalesforceの連携方法
- 連携に必要な外部サービス
こんな人におすすめの記事です
- kintoneとSalesforceを連携して、業務効率化したい方
- 営業を効率化して生産性を高めたい方
目次
kintoneとSalesforceを連携する2つのメリット
kintone(キントーン)とSalesforceを連携するメリットは、「入力工数を削減できる」「営業活動の効率化・質向上につながる」の2点です。
それぞれのメリットを以下で詳しく解説します。
入力工数を削減できる
業務管理をする場合も、営業管理をする場合も、顧客情報等の基本情報は必要になります。
そのため、通常であれば、kintoneとSalesforceの2つに情報を入力しなければなりません。
しかし、両者を連携することでkintoneで入力した内容がSalesforceにも自動反映される、あるいはその逆も実現可能なので、入力工数を削減できます。
また、それぞれのツール内にあるデータが異なる場合、一方のデータに合わせ、データを追加・削除する機能もあります。
これにより、どちらかのリストは更新が漏れていたというリスクも防ぐことができます。
営業活動の効率化・質向上につながる
kintone・Salesforceそれぞれでデータが共有されるため、営業担当は常に最新の情報を把握でき、効率的かつ効果的な営業を行えます。
営業活動において顧客の最新情報は必要不可欠です。
情報によっては提案する商材が大きく変わるかもしれません。
データを連携していち早く情報が共有されることで、最適な提案を行えます。
また、既存顧客の情報が共有されるので、より見込み顧客に刺さるクロージングが可能になり、成約率アップに期待できます。
kitnoneとSalesforceを連携する方法
kintoneとSalesforceを連携する方法は、大きく分けて「APIを利用する」と「外部ツールを利用する」の2つです。
それぞれの方法を詳しく解説していきます。
APIを利用する
両方ともAPIを公開しているので、自分でカスタムコードを書くことで連携できます。
APIとは、異なるツール同士をつなげる仕組みのことです。
これによりデータ移行や同期も可能になります。
しかし、プログラミングとAPIの知識が必要となるので、設定を間違えるとシステムが作動しなかったり、情報が流出したりするリスクがあります。
APIを用いる場合は、プログラミングやAPIに精通している人材を担当者としてアサインするか、専門の会社に依頼するのがおすすめです。
kintoneのAPI連携については以下の記事で解説していますので、よりイメージを深めたい方はご覧ください。
▼kintoneのAPI連携とは?できることや設定方法・活用事例を徹底解説
外部ツールを利用する
API連携が難しい場合は、外部ツールの利用がおすすめです。
APIやプログラミングの知識がなくてもデータの移行や同期ができるので、簡単に連携できます。
また、ツールによっては特定のアクションから自動で連携してくれるものもあり便利です。
ただし、外部ツールを利用する場合は月額費用がかかるので、予算にあったツールを選ぶようにしましょう。
kintoneとSalesforceのデータ連携で使うツール4選
kintoneとSalesforceを連携する際はツールを利用するのが簡単ですが「どのツールを使えばいいかわからない」という方に向けて、おすすめのツールを4つ紹介します。
それぞれ難易度や使い勝手が異なるため、自社に合った連携ツールを探してみてください。
CData(シーデータ)
CData(シーデータ)は、CData Software Japan社が提供しているクラウド連携ツールです。
CDataを活用してSalesforceとkintoneを連携させることで、リアルタイムでデータにアクセスしたり、Salesforceモバイルアプリからkintoneデータにアクセスしたりすることが可能です。
また、kintoneやSalesforceはもちろん、Dynamics 365やGoogleアナリティクス、さらにモバイルアプリケーションにも対応しています。
Reckoner(レコナー)
Reckoner(レコナー)は、データの連携をノーコードで誰でも簡単に実行できるクラウドサービスです。
ブロックをつなげるような簡単なステップをマウス操作のみで完結できるので、すばやくデータを連携できます。
kintoneとSalesforceの接続も以下の3ステップで完了します。
- ログイン情報やOauth設定などを用いて接続設定
- マウス操作のみで、データ加工や変換作業を行う
- 2つのツールがどのようにつながっているのかをプレビューで確認
他にも100種類以上のSaaSと連携できるため、様々なツールを使用している企業におすすめです。
DataSpider Servista(データスパイダー サービスタ)
DataSpider Servista(データスパイダー サービスタ)は、HULFT社が提供しているデータ連携ツールで、ノーコードで他のツールとつなげられます。
連携したツールのデータは一度DataSpider Servistaを経由するようになっているため、膨大なデータ管理が簡単で、DataSpider Servista内で探すこともできます。
kintoneをトリガーとした双方向のデータ連携が可能で、Salesforceともシームレスに連携できます。
ASTERIA Warp(アステリア ワープ)
ASTERIA Warp(アステリア ワープ)は、ノーコードで業務自動化を支援するクラウドサービスで17年連続国内シェアNo.1のデータ連携ツールです。
これまでに10,000社以上に導入した実績があるので、安心感があります。
複数システムへのデータ入力や受発注処理業務、エクセルデータの更新といった定型作業を自動化することで、ヒューマンエラーの防止と作業コストの削減を実現し、業務効率を促進します。
kintoneとSalesforceを連携する場合は、kintoneアダプターを利用します。
これによりSalesforceで入力したことがkintoneにも反映されるようになります。
連携ではなくkintoneに移行するのも一つの方法
連携すべき情報が多い場合、連携するのではなくSalesforceで管理していた情報をkintoneに移行するのも1つの選択肢です。
kintoneでは自分たちでアプリを作成できるので、Salesforceにある機能と似たようなアプリで対応できるかもしれません。
また、kintoneもSalesforceもそれぞれ月額コストがかかりますが、ツールを1つに絞ることでコストを抑えることができます。
Salesforceからkintoneへ移行する方法については以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。
▼Salesforceからkintoneへ移行!ライセンス料を抑えながら現場の声を反映する柔軟なシステムを構築|株式会社EBILABさまの開発事例
▼動画でもご紹介していますので、合わせてご覧ください!
kintoneとSalesforceの連携なら、CDataがおすすめ
kintoneとSalesforceを連携することで、二重入力の手間を削減できます。
しかし、連携にはAPIやプログラミングの知識が必要になるため、外部ツールを利用するのが簡単です。
連携ツールで特におすすめなのが、CDataです。
kintoneとSalesforceをノーコードでリアルタイムに連携できるため、複雑な操作が必要なくすぐに利用可能です。
コムデックでは、kintoneと既存システム・データベース等を連携する手段としてCDataの活用をサポートしています。
kintoneとSalesforceの両方が使いやすくなるよう支援いたしますので、両者を連携したいという企業さまはお気軽にご相談ください。