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kintoneデータを外部公開してお客さま限定メディアを構築!便利な連携ツール「Kanal-WEB」の特徴も紹介

kintone内のデータで会員限定サイトを構築!Kanal-WEB活用事例

最近は多くの企業がブログやオウンドメディア、SNS、YouTubeなどで情報発信をしています。
一方で、これらのメディアは不特定多数が見るため炎上のリスクもあり、発信する情報が適切かどうかを精査してから公開する必要があります。
また、誰もが見られる反面、本当に興味を持ってくれている層に的確にアプローチするのも簡単ではありません。

企業さまの中には「ある程度限定したコミュニティ内で、鮮度が高く有用な情報を届けたい」「会員限定で、より有益な情報を公開したい」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、連携ツール「Kanal-WEB」を使ってkintoneを外部公開し、お客さま限定メディア「コムデック横丁」を構築した事例を紹介します。
これから自社の情報発信を強化しようとお考えの方や、kintone内の情報を外部公開したい方は是非ご覧ください。

情報発信の重要性が増しているが、実施するハードルが高い

近年、多くの企業がSNSやYouTubeなどで情報発信に取り組んでいます。

大手ソフトウェア企業HubSpot Japan株式会社の調査によれば、マーケティング担当者の8割以上が「従来の方法ではマーケティングの成果が出づらくなっている」と回答しています。

具体的な内訳を見てみると、効果が低下している手法として、DMや街頭広告、テレビCMなどが挙げられています。
反対に、SNSやYouTube、インフルエンサーマーケティングなどは成果が出やすくなっているようです。
参考:HubSpotが日本のマーケティングに関する意識・実態調査の結果を発表 | HubSpot Japan株式会社のプレスリリース

オウンドメディアやSNS、YouTubeでの情報発信には、さまざまなメリットがあります。

1つめは、ブランドイメージを構築しやすいことです。文章だけでなく画像、動画などさまざまな形式で発信できるため、商品やサービスを多角的にアピールできます。

また、双方向のコミュニケーションができることもメリットです。
コメントやいいねボタンなどで顧客の反応を瞬時に把握できるため、その後の活動にも反映しやすくなります。

さらに、顧客と深く・長期的な関係性を構築しやすいことも、メディアで情報発信をするメリットです。
企業が定期的な情報発信を続けることで、固定ファンの獲得やリピート率の向上が期待できます。

オウンドメディアを使ったマーケティングに興味がある方は、こちらの記事でも詳しく解説していますのであわせてご覧ください。

▼オウンドメディアとは?メリットやホームページとの違い・具体的な制作手順を解説

さまざまなメリットがあるオンラインでの情報発信ですが、もちろんデメリットもあります。

最大のデメリットは、何と言ってもメディアの運用に手間がかかることです。
発信内容の企画から撮影、編集、発信後の成果の分析など、やるべきことが山ほどあります。
中途半端な発信はかえってイメージダウンにもなりかねないため、体裁を整えて質の高いものを発信しなければなりません。

また、不特定多数の人の目に触れるため、炎上のリスクもつきまといます。
思わぬところで誰かを傷つけたり、不適切な発言をしたりすると、あっという間に拡散される恐れがあります。

メディア運用においてはフォロワー数や再生回数が注目されがちですが、一時的な話題性で注目されてそれらが増加したとしても、必ずしも自社の顧客になるとは限らないのも難しい点です。

これらの問題を解決するために、アクセス分析や掲載情報の管理ツールを利用しようとするとそれらの運用コストもかかります。
本当に成果が出せるかどうか分からない段階では、なかなか手を出せない企業さまも多いでしょう。

リスクと手間を鑑み、まずは既存のお客様からのリピート注文や満足度向上を目指して、小さくメディアを始めてみたい……というときにおすすめなのが、kintone(キントーン)を活用した会員制メディアの運用です。
連携サービス「Kanal‐WEB(カナル・ウェブ)」を活用すれば、最小限の労力とコストで簡単に会員制メディアが構築できます。

Kanal-WEBはkintoneでマイページを構築できる連携サービス

Kanal‐WEBは、kintoneでマイページを構築できる連携サービスです。
kintoneアプリの会員情報をもとにした会員専用のCMS(コンテンツ管理システム)で、コンテンツの公開や資料ダウンロードができるようになります。

また、Kanal‐WEB上でアンケートや申し込みフォームの作成、メール配信(個別/一括)などもできるため、会員と双方向のコミュニケーションが可能です。

さらに、メディアの運用担当者にとって嬉しいのが、会員の操作履歴をトラッキングして分析できる機能を標準で備えているという点です。
会員がどのような情報に興味を持っているのかを自動収集できるため、どうすれば購入や成約につながるのかといったことを把握できるようになります。

デザインも自由にカスタマイズできるため、自社のイメージや会員の属性に合わせて最適化することでより高い成果が期待できます。
もちろん、セキュリティ面や高負荷アクセスへの対策も万全なので安心して利用できるのがメリットです。

オプション機能としてLINE連携やオンライン決済、独自ドメイン接続なども用意されており、幅広い用途での活用が期待できます。

Kanal‐WEBの具体的な活用例

  • 採用サイトのマイページ
  • キャンペーンサイト
  • 劇場やホールのフォロワー向けサイト

Kanal-WEBを使ってお客さま限定メディア「コムデック横丁」を構築

ここからは、実際にコムデックがお客さま限定メディア「コムデック横丁」を構築した流れについて解説します。
「コムデック横丁」は、コムデックからお客さまに向けて、よりタイムリーで密度の濃い情報をお届けするために立ち上げたメディアです。

コムデック横丁

具体的なコンテンツとしては、kintone芸人によるITイベント参加レポート、DX担当者勉強会のアーカイブ、AI活用コラム、セミナー情報、導入事例、自社広報誌「Imadoki」などを用意しました。

トップ画面にはコンテンツをテーマ別に配置することで、会員にとっては使いやすく、運営にとっては操作履歴を追いかければ誰が何に興味を持っているのかを把握しやすい仕様になっています。

これらのコンテンツは、kintoneの特定のアプリに登録されているレコードと連動しています。
コンテンツを追加したい場合には、以下のアプリに登録すれば自動的に会員サイトのトップページに表示される仕組みです。

コンテンツの中身は使い慣れたkintone画面で管理できるため、コーポレートサイトやオウンドメディア等に比べて更新や修正の手間を押さえることが可能となっています。

Kanal‐WEB

一般的に、新たなメディアを構築するとなると数十万〜数百万円という予算がかかりますが、kintoneとKanal‐WEBを使うことで最小限のコストと労力でサイトを構築できました。

また、公開されている限定コンテンツの数々は、企画から最短1日で素早く記事を公開できるように社内フローを工夫しました。
これは、一般的なオウンドメディアではなかなか実現できないスピード感です。

Kanal‐WEBを使ってkintoneを外部公開するメリットとは

これまで、kintoneデータを外部公開する際は、「じぶんページ」「kViewer(ケイビューワー)」といった連携ツールを使うのが一般的でした。
もちろん、用途によってはそれらの外部共有ツールが適していることもあります。
ただ、じぶんページとkViewerは、勤怠や請求情報などのレコード一覧や、予約状況をはじめとするカレンダーの公開がメインになっており、今回のようなメディア中心のサイトを作るのにはあまり向いていませんでした。

じぶんページやkViewerの導入事例については、以下の記事で詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。

▼kintoneとWEBフォームを連携しイベント管理を一元化!請求書のメール送信業務の効率化も実現|一般社団法人町田市観光コンベンション協会さまのアプリ開発事例

▼kintoneを使って災害ボランティアのマッチングシステムを構築|サイボウズ社の災害支援プロジェクトに参加しました

その点、Kanal‐WEBなら見た目を柔軟にカスタマイズできるため、kintoneデータをベースにしつつ、理想通りのメディアサイトを構築できるのがメリットです。
今回は作っていませんが、必要があれば顧客ごとのマイページを作成することも可能です。

今回のメディア構築では、構築から運用までを全てkintone上で完結できることにこだわりました。
そのため、将来的にはお客さまにも、自社メディアの運用方法としてご提案できるのではないかと考えています。

また、kintoneを外部公開することで、オウンドメディアやYouTubeとは異なり、コンテンツをいち早くお客さまに届けられることもメリットです。
新着情報コンテンツでは、今後公開を予定している記事の内容を、粗いネタの段階で先行公開しています。

さらに、お客さまがよく見るコンテンツも可視化できるため、興味関心が高いものを把握でき、よりニーズに合ったサービス提供ができるようになりました。

お客さま限定メディアの構築・運用はコムデックにご相談ください!

コムデックでは、Kanal‐WEBを使ってkintoneを外部公開することで、お客さま限定メディアの「コムデック横丁」をスムーズに構築・運用することができました。

企業が情報発信をすることは、今後ますます重要になっていくと思われます。
まだ何も取り組んでいないという企業さまは、これを機に始めてみてはいかがでしょうか。

コムデックでは、お客さまのご要望をお聞きして、その場でkintoneアプリを構築する対面開発を行っております。
kintoneのプロが、お客さまの業務やご要望、ご予算にあわせて、最適な方法を提案させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

「kintone対面開発」サービスページはこちら

この記事を書いた人

生田 智之

『DXの第一想起者』

日本人の心のふるさとである”三重県伊勢市”を拠点に、中小企業のDX化を支援しています。 kintoneをはじめとする、各社に合ったクラウドサービスの提案から導入、伴走まで一貫したサービスを得意としています。 また、youtubeではkintoneのノウハウを大公開する「kintone芸人」として活動しています。 「DX化したいけど具体的なイメージができない」「こうなりたい!はあるけど手段がわからない」…等の想いをお持ちの企業様、是非一度ご相談ください!

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