IT活用戦略セミナー2019 DAY2 基調講演レポート|船井総合研究所 チーフ経営コンサルタント 長島淳治さま
2019/6/18~6/19 三重県営サンアリーナにて開催したIT活用戦略セミナー「働き方改革にDXで立ち向かえ!」の各講演内容を詳細にお伝えします!
▼IT活用戦略セミナー2019 DAY1 第一講座レポート|ソビア社会保険労務士事務所社会保険労務士・中小企業診断士 五味田 匡功 さま
▼IT活用戦略セミナー2019 DAY1 基調講演レポート|株式会社スノーピーク・ビジネスソリューションズ 代表取締役 村瀬亮さま
▼IT活用戦略セミナー2019 DAY1 第二講座レポート|株式会社コムデック 専務取締役・クラウド事業部部長 生田 智之
基調講演「働き方改革とデジタルトランスフォーメーション」船井総合研究所 チーフ経営コンサルタント 長島 淳治さま
DX(デジタル・トランスフォーメーション)を成功させるために最も重要な重要なこととは?についてお話いただきました。
▼株式会社船井総研総合研究所
2018年6月に成立した働き方改革関連法案について、長島様は「よくある間違いがあります」と話します。
それは「働き方改革は、労働環境が改善されるものである」ということ。
実際に残業時間に規制はかかったが、業務時間内に対応しなければならない業務量が増えてしまった、終わらなかった仕事はサービス残業や社外に持ち出し仕事をしている…という企業が散見されるとのこと。
働き方改革関連法案の概要に触れ、「全労働者に対する法が変わったというのは、大きな変化であることを今一度認識していただきたい」と話します。
どこまで大きな変化が起きているかというと…
年中無休の飲食店が一斉休業日を設ける、コンビニが24時間営業を見直すなど、「今までであれば考えられなかったような変化が起きている」状態になっています。
働き方改革関連法案の施工や、施工に伴った各業界での大きな変化の背景には、「人口減少」「超高齢化社会」が関わってきます。
2025年~の人口比率をイメージ化すると、
圧倒的に若い働き手が不足していってしまうことが分かります。
長島様はDXについて、
「デジタルの力を活用して会社を良い方向に導くこと」であると話します。
中小企業がまず取り組むべきことは…
「ぼっち仕事」を無くすことである、と長島さま。
ぼっち仕事がなくなったら、どういう会社になれるかというと…
「チーム」(未経験者、時短勤務、シニア、アウトソース、外国人など多種多様な人材を含む)で仕事ができるようになる、と長島さまは話します。
最後にまとめとして6つのポイントをお話しいただきました。
長島さま、ご登壇頂き有難うございました!
参加者感想
- 三重の北勢地域の経営者にもお話を聞いてほしいと思いました。
- 社長へ働き方改革について話してみようと思います。
- 社内の状況を把握するなど、考える時間を作る必要があると思った。
- 「若者というだけですばらしい」高齢化社会への対応は急務だと思う
- 今後の働き方改革による影響をITやクラウドを活用しカバーしていかなくてはいけないと気づき、見るからに”ぼっち仕事”の多い自社の作業内容の見直しを早急に進めて組織力を高めていかなければならないと思いました。
- 弊社はぼっち仕事がまだまだたくさん残っています。できること(デジタル化)から取り組み、ぼっち仕事をなくしていかなければと思いました。