HubSpot×kintone連携でデータを同期して営業管理を効率化!設定方法とメリットを紹介
新規顧客獲得のための営業管理や売上アップに欠かせない存在として「MA(マーケティングオートメーション)ツール」が注目されています。
コムデックではMAツールのひとつ、HubSpotを導入し、自社サイトに訪れた人がどんな記事を見て問い合わせをしてきたのかといった情報を取得できるようになりました。
HubSpotはリード獲得や見込み顧客への効率的なアプローチができるため、営業活動において強い味方となります。
しかし、見込み顧客一人一人のデータを見るならHubspotだけでも問題ありませんが、問い合わせ後の進捗管理やデータの集計・分析などについては、kintoneのような他ツールを使用したほうが効率的な側面もあります。
特に、既にkintoneが業務の中心になっていてあらゆる情報がkintoneに集約されているような場合には、Hubspotの情報もkintoneで一元管理できるとより利便性が高まります。
手動で転記したり、CSVデータを取り込んだり、データを一元化する方法はいくつかありますが、手間を省いて分析や営業活動そのものに力を入れたいのなら、自動連携するのがおすすめです。
HubSpotとkintoneを連携することで、二重入力の削減やデータの自動同期を実現できます。
この記事ではコムデックが実際にHubSpotとkintoneの連携を行った事例を紹介します。
「既にkintoneを使っていて、MAツールの導入を検討している」「両方使っていてデータ連携に興味がある」「両ツールを連携するメリットと設定方法について知りたい」と考えている担当者さまは、ぜひ最後までご覧ください。
目次
kintoneでリード・営業の管理を行っていたため二重管理…HubSpotと連携したい
前回の記事では、HubSpot(ハブスポット)を使ったことでコムデックのマーケティング・営業がレベルアップしたことをお伝えしました。
▼HubSpot(ハブスポット)でできることとは?実施すべき初期設定を導入事例から紹介
MAツールは数多く存在しますが、自社が抱える課題を整理したうえで「課題解決ができるツール」を選ぶことが大切です。
コムデックでは「営業活動が受動的になっている」「もっと効率的にリード獲得をしたい」といった自社課題を解決できる機能を備えているという理由から、HubSpotの導入を決めました。
HubSpotは、マーケティングや営業、カスタマーサービスなどの業務に必要な機能を備えたCRMプラットフォームです。
営業管理だけでなく「誰が」「いつ」「どのページを」「どれくらい見ているか」などの行動解析が可能で、見込み顧客への効果的なアプローチができるようになります。
コムデックでは、HubSpotを導入したことでコンタクト(リード)の詳細な情報の把握が可能になりました。
行動解析によって「見込み顧客がどんな情報に興味があるか」を把握できたことで、見込み顧客が求めている、欲しいと思っている情報を優先的に提供できるようになったのです。
元々コムデックではkintone(キントーン)でリードや営業の管理を行っていたため、それだけならkintoneをHubSpotに置き換えてkintoneのアプリは運用を停止することができます。
しかし、コムデックがkintoneで管理していたのはリードの情報や営業活動だけではなく、受注後の案件管理やカスタマーサクセスまでの情報を管理したり、さまざまな情報と連動して集計を行ったりしていました。
HubSpotは見込み顧客の管理や的確なアプローチを行うには適していますが、「受注後の案件管理などはkintoneのほうが優れている」と判断し、コムデックでは両者を使い分けていました。
HubSpotにも、複数のグラフや表などでさまざまなデータを一覧で確認できるダッシュボード機能はありますが、リード獲得や営業活動後も含めた業務を1ツールだけで完結するのは難しく「kintoneをやめてHubSpotだけで運用する」というのは現実的ではありません。
そのため両ツールを併用するに至ったわけですが、HubSpotにはフォーム送信された情報をもとに自動でデータが登録されるものの、kintoneへは手動でレコードを登録しなければならず、HubSpotとkintoneに二重で情報入力をする手間がかかっていました。
都度二重入力が生じると大きな作業負担となりますし、同時に人為的ミスのリスクも生じてしまいます。
そこで活用することにしたのが「kintone×HubSpot連携」です。kintone×HubSpot連携を使えば、データの入力作業や煩雑なインポート処理を行わなくてもkintoneとHubSpotの間でデータを同期できるようになります。
HubSpotとkintoneを連携する方法
HubSpotはkintoneをはじめとする他システムとの連携が可能で、簡単に設定できます。
連携手順は以下の通りです。
1.HubSpotの設定画面からkintoneアプリを接続
2.kintoneアカウントと接続
3.同期するアプリを設定
アプリ名とメールアドレスフィールド(更新キー)、更新日時を選択するだけでOKです。
4.同期するフィールドを設定
フィールドマッピングを利用して、各アプリ上の該当する個別のフィールド同士を結び付けます
これだけで設定は完了です!
シンプルな画面なので「どこを選択すればよいのかわからない」「入力エラーになる」などの心配はなく、誰でも簡単に設定できます。
この設定でHubSpotとkintoneの連携ができるようになり、HubSpotに登録されたデータがリアルタイムでkintoneと同期されます。
kintone側のレコード登録も自動で行えるようになり、二重入力の手間も削減されます。
HubSpotとkintoneを連携するメリットとは
HubSpotとkintoneを連携するメリットは、自動でデータの同期が可能になることです。
HubSpotとkintoneの間でリアルタイムでデータが共有されるため、二重管理の負担がなくなります。
設定も簡単で、画面上の指示に従って情報を入力、または選択するだけで簡単に設定できます。
また、HubSpotはITツールやMAツールを使い慣れていない方でも直感的に操作できます。
コムデックでは、HubSpotとkintoneを連携したことで、手間なくkintoneでの情報管理が継続され、HubSpotから新しい情報も得られるようになりました。
その結果、営業活動がさらに効率的かつ効果的に実施できるようになっています。
HubSpot×kintone連携でより効率的に営業活動を実施しよう
HubSpotは営業を強化する上で非常に便利なツールですが、kintoneと連携させることで情報の一元化を実現できます。
HubSpotとkintoneを連携させれば、それぞれの強みを活かしながらさらに高い効果を得ることが可能です。
また、データの入力作業やインポート作業が無くなり管理コストが下がることで、営業活動そのものに注力することができます。
コムデックでは、HubSpot×kintone連携によって大きな費用対効果を実感できました。「HubSpotとkintoneを導入しているが、管理が煩雑になっている」「データ管理を簡略化して営業管理・活動をはじめコア業務に集中したい」とお考えの企業さまは、ぜひHubSpot×kintone連携をご検討ください!
次回は広報誌をHubSpotを使って配信できるようにした事例をご紹介予定です。
こちらもぜひご覧ください!
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