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継続的なメンテナンスでSEO対策の効果の維持・成長を実現!成功事例からリライト・新規記事制作・内部リンク強化の3つの手法を解説

継続的にSEOで効果を出す!必須のメンテナンスとは

オウンドメディアは、SEO対策を考慮した記事制作を行うことで、WEBからの集客・売上の増大を狙うことができます。
しかし、SEO対策は「一度やったら完了」ではありません。
一時的にアクセスやお問い合わせ数が増えたとしても、継続的なメンテナンスを怠れば効果が下がってしまいます。

今回は、継続的なSEO対策によって施策の効果を持続・成長させることに成功したコムデックの事例をもとに、SEO対策の具体的なメンテナンス方法を解説します。

本記事はコムデックがWEB集客を強化するために実践した事例の6話目になります。
課題の抽出・改善をどのように行ったか順番に公開していますので、まだご覧いただけていない方はぜひ1話からお読みください。

【コムデックWEB集客事例1】

▼ホームページリニューアルとSEO対策で年間問い合わせ数が10.8倍に成長!WEB集客を安定化させるポイントとは

【コムデックWEB集客事例2】

▼コンテンツSEOの強化・CVR改善でWEBからの問い合わせが10倍に!記事制作のポイントと進め方を解説

【コムデックWEB集客事例3】

▼潜在層からの問い合わせを増やすには?リード獲得・MAツールを使ったナーチャリング施策の実例を紹介

【コムデックWEB集客事例4】

▼BtoB企業はYouTubeをやるべき!オウンドメディアとの連携強化で問い合わせの増大に成功した事例から戦略・運用のポイントを解説

【コムデックWEB集客事例5】

▼YouTubeからの問い合わせが増大!成功事例から企画づくり~動画アップまでの流れとコツを解説

SEO対策は継続的に行わないと効果が下がってしまう……メンテナンスを強化しよう

適切なSEO対策を行うことにより、自社のオウンドメディアが検索上位に表示され、WEBからの問い合わせや資料ダウンロード数の増加といった効果が得られます。

成果につながるSEO対策のやり方については以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

▼コンテンツSEOの強化・CVR改善でWEBからの問い合わせが10倍に!記事制作のポイントと進め方を解説

しかし、SEO対策で成果が出たとしても、時間が経つにつれて検索順位が下がったり、問い合わせや資料ダウンロード数が減少したりと、数字が下がるのが一般的です。

数字が低下する要因としては、競合他社の参入があります。
他社が最新の情報やより詳しい記事を更新すると、自社の記事の評価が相対的に下がりアクセス数が減少してしまいます。
また、Googleなどの検索エンジンは定期的にアップデートを実施しており、その度にSEO評価の基準が変わることも要因です。

そのため、SEO効果を持続させるためには、継続的に記事のメンテナンスを行い、変化するユーザーニーズ・検索エンジンの評価に対応していく必要があるのです。

こうした大まかなSEO対策の仕組みを理解しているものの、具体的なメンテナンス方法がわからない企業さまも多いでしょう。
コムデックも同様で、当初はメンテナンスの知見が少なかったため、全体的な記事の検索順位を観測するなかで、順位が下がった記事をリライトするというシンプルな方法をとっていました。

しかし、コムデックのビジネスを安定させるために、オウンドメディアのアクセス数や問い合わせ数を右肩上がりに成長させたい想いがあり、そのためにはより高度な分析・改善が必要だと考えました。
また、当時はSEO改善やメンテナンスのノウハウが社内になかったため、取り組むなかで学び、知見を深めたいという想いもあり、レポーティングの仕方を見直すことにしました。

まずは、SEOの効果を図る指標として、単純にアクセス数等を指標にするのではなく、コムデックのSEO対策の目的である「売上の最大化」から逆算して「CV(コンバージョン)」を軸にKPIを設定しました。

CVとは、問い合わせや商品購入など、最終的な成果につながるWEBサイト上のユーザー行動を指します。
コムデックでは、オウンドメディアからの問い合わせやお役立ち資料のダウンロードをCVと定義しています。

KPIとは、マーケティングや営業などのビジネス活動の達成度を評価する指標です。
今までは全体の検索順位をKPIに設定していましたが、CV増加に関わる記事のアクセスや検索順位をKPIに設定し、分析・改善を進めていく方向転換を行いました。

SEO対策の効果を持続・成長させる3つの手法

ここでは、コムデックが継続的に実施しているSEOのメンテナンス手法を3つ紹介します。
以下の手法を定期的かつ継続的に実施することが、SEOの効果を持続・成長させるポイントです。

リライト

リライトとは、すでに掲載されている記事を書き直すことです。
検索エンジンの評価方法やユーザーのニーズに合わせて内容をブラッシュアップすることで、検索順位の上昇を目指します。

コムデックでは、CVにつながっているキーワードと記事を選定したうえで、記事の順位とアクセス数をKPIとして毎月モニタリングするようにしました。
例えば「kintone 使い方」のキーワードから流入したユーザーからの問い合わせ数が多いとわかればこれを重要キーワードと定め、そのキーワードで検索にヒットする記事を重点的にリライトする、という方法です。

Google Search Console(グーグルサーチコンソール)を使って毎月のモニタリングを行うなかで、順位やアクセス数の低下が観測されれば、その時点で記事データや関連キーワードの順位変動を調査し、必要性を確認したうえでリライトを実施しています。

Google Search Consoleとは、Google検索におけるWEBサイトの掲載順位や検索キーワード等を観測できる無料のツールです。
これを使って、順位が落ちている記事のデータとサイト全体で順位が下落しているキーワードを調査し、ニーズにあわせて記事のリライトを実施します。

コムデックでは、検索順位が1位だった記事が3~5位に下落するタイミングでリライトを実施することで、1~2位に順位を回復できるようになりました。
リライトの際に記事内容のブラッシュアップも行うため、リライト前よりもアクセス数が上昇するといった相乗効果も得られています。

新規記事の制作

既存記事のリライトだけではなく、新規記事の制作も継続することでSEOの効果を高めることができます。

まずは、四半期ごとにkintone(キントーン)関連のキーワードを網羅的にチェックし、検索需要が増えていてコムデックがまだ制作していない記事がないかを調査します。
コムデックでは、トレンドキーワード調査レポートにキーワードの検索数をまとめて、変動をチェックしています。

記事制作

例えば、上記を見ると「kintone 料金」というキーワードの検索数が、2024年の4~6月は1,900だったのに対し、7~9月は2,400に上昇しています。
このことからニーズが高まっていると推測できるため、まだ記事を制作していなければ、新規記事の制作を行います。

新規キーワードの発掘は、WEBの情報だけではなく現場の情報も活用するのがコムデック流です。
例えば、すでにkintoneを導入している企業からの伴走支援のお問い合わせが増えているとわかれば、伴走支援に関連するキーワード「アドバイス」「サポート」などの検索数を調査したうえで、需要があれば記事を制作します。

需要の高いキーワードに絞って新規記事を制作することで、限られたリソースを効率よく活用し、アクセス数の上昇を狙うことが可能です。

内部リンクの強化

内部リンクとは、同じWEBサイトのページ同士をつなぐリンクです。
内部リンクを適切につなぐことで、サイト内の回遊率が高まりユーザーの滞在時間が延びたり、ページの関連度が高まり、SEOの評価が向上したりするといった効果を生みます。

通常、最初に記事を作成する段階で関連記事への内部リンクはすでに貼っていますが、テクニカルSEOの観点から、内部リンクが弱い箇所を強化することで記事の評価向上につなげることが可能です。

テクニカルSEOとは、検索エンジンにWEBサイトの内容や意図を正確に読み取ってもらうための施策の総称です。
内部リンクを適切に設置すると、検索エンジンにサイトの構成を正しく理解させることができます。

テクニカルSEOに関して詳しくは以下の記事で解説しています。

▼コンテンツSEOとテクニカルSEOの違いは?施策内容・どちらを行うべきかを解説

コムデックでは、内部リンクの数とアクセス数の相関がわかるレポートを用意して、既存記事の内部リンクの状況を調査しています。

例えば、内部リンクが少ない記事のアクセス数が少ないとわかれば、その記事への内部リンクを増やす施策を実施します。
また、アクセス数が多い記事も、内部リンクをさらに増やして強化を行います。

SEO対策の継続的なメンテナンスでアクセス数の維持・拡大に成功!

コムデックでは、継続的なSEO対策のメンテナンスによって、WEBサイトのアクセス数の獲得に成功しています。

記事制作

上記を見ると、数字が下がった月があっても、その後に問い合わせ件数やアポ数、契約数が回復しているのがわかります。
これは数値が落ちたタイミングですぐにメンテナンスを実施した成果と言えます。

また、メンテナンスによってkintoneに関するあらゆるキーワードに対する記事の上位表示を持続させられているため、kintone業界におけるコムデックの認知度を安定的に向上させられています。

SEO対策の継続的な改善で持続的な成長を目指す

コムデックでは、SEO対策による効果の持続・成長を促すため、既存記事のリライトや新規記事制作、内部リンクの強化によって継続的な改善を行っています。
その結果、WEBサイトのSEO評価を持続させるとともに、問い合わせ数やアポ・契約数の維持・成長を実現できています。

今後も、これらの取り組みなかで確立したメンテナンス手法を活用して改善を継続するとともに、お問い合わせや資料ダウンロードしたユーザーを最終的な契約につなげていくための改善にも取り組みます。

コムデックでは、持続的な成長を実現するために自社で取り組んだ5つの施策をパッケージ化した「DXart(デザート)」を提供しています。

オウンドメディアのSEO対策から継続的なメンテナンスまでサポートさせていただきますので、継続的にWEBからの集客・売上アップを図りたいという企業さまは、ぜひお問い合わせください。

コムデックラボにはSEO対策・オウンドメディアを活用して顧客獲得・売上UPするための記事と動画が数多くあります。顧客獲得に関する記事一覧ページからご覧ください。


この記事を書いた人

生田 智之

『DXの第一想起者』

日本人の心のふるさとである”三重県伊勢市”を拠点に、中小企業のDX化を支援しています。 kintoneをはじめとする、各社に合ったクラウドサービスの提案から導入、伴走まで一貫したサービスを得意としています。 また、youtubeではkintoneのノウハウを大公開する「kintone芸人」として活動しています。 「DX化したいけど具体的なイメージができない」「こうなりたい!はあるけど手段がわからない」…等の想いをお持ちの企業様、是非一度ご相談ください!

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