ホームページリニューアルとSEO対策で年間問い合わせ数が10.8倍に成長!WEB集客を安定化させるポイントとは
ホームページは作るだけでアクセスが来るわけではありません。
WEB集客を伸ばしていくためにはホームページを根本からリニューアルし、SEO対策に取り組む必要がありますが、「どのように進めればよいかわからない」「本当に効果が出るか心配」といったお悩みも多いのではないでしょうか。
検索からのアクセスやお問い合わせを増やすためには、集客や成約を意識したサイト設計が重要です。
そこで今回は、ホームページリニューアルとSEO対策の強化で、約1ヶ月で流入数を数倍に改善し、年間問い合わせ数を10.8倍に成長させたコムデックの取り組みを解説します。
WEB集客を強化したいとお考えの企業さまは是非ご覧ください!
目次
WEB集客を安定させたい……ホームページリニューアルとSEO対策の強化を実行しよう!
WEB集客を強化する以前、コムデックはセミナー営業や地元の既存顧客からの紹介などのアナログな手法で集客を行っていました。
しかし、従来の方法では労力がかかるだけではなく、コロナ禍もあってオンライン需要が高まった2020年以降、安定的な顧客獲得が難しいという課題がありました。
集客を安定させ自社を成長させるためには、WEBからの問い合わせ数の増加と維持が必要だと考えたコムデックは、ホームページリニューアルとSEO対策の強化に取り組むことにしました。
ホームページリニューアルのポイント
ここでは、コムデックの実例をもとに、ホームページリニューアルの進め方とポイントを解説します。
緻密なサイト設計を実施してホームページをリニューアル
ホームページをリニューアルするにあたって、まずはサイト設計からスタートしました。
サイト設計とは、何を伝えたいサイトにするか、それをどのような見た目で伝えるかの方向性を決めることです。
ホームページには正解がないからこそ、繰り返し議論を重ねたうえで、緻密にサイト設計を進めることが大切です。
コムデックでは、リーダーに対してヒアリングを行い、会社のコンセプトやブランディング、どのサービスに注力したいのかなどを何度もディスカッションを重ね、リーダーの思いや頭の中のイメージを明文化していきました。
こちらは、リニューアル前のコムデックのホームページです。
会社概要や紹介の要素が前面に押し出されており、何に注力しているのか、どんなことが強みの会社なのかはこのトップページからはわかりません。
伝えたいメッセージやデザインが決まったあとは、同じ業界で参考になるホームページをベースとして、自社に合った形にカスタマイズする方法でリニューアルを進めていきました。
その結果、リニューアル後は主力サービスの内容やイメージがひと目で伝わるようになっています。
ホームページを見た瞬間「コムデックはkintone(キントーン)に強い」というイメージをもてるようになっており、さらにサービスの導入事例への導線も確保しています。
ホームページの改良は現在も継続して行っており、現在はより視覚的にわかりやすいデザインと必要な情報・コムデックからのメッセージが効率的に伝わる配置にしています。
Googleから評価されるためのSEO対策とは?
リニューアルしたホームページを多くのユーザーに見てもらうために、SEO対策の強化にも取り組みました。
SEO対策とは、ホームページや記事を検索エンジンの上位に表示させるための施策です。
Googleなどの検索エンジンで検索したとき、自社サイトが上位に表示されているほど検索流入(検索結果からクリックしてアクセスしてくれる人)数が増えます。
そのため、検索エンジンが認識しやすいようにホームページの内容を調整したり、ユーザーにとって必要な情報を入れたりして上位表示を目指すSEO対策が重要です。
今回はGoogleから正しく評価されるサイト構造を意識し、評価を上げるためにいくつかの施策を展開しました。
ここでは、大きく分けて3つの施策を解説します。
オウンドメディアをサブディレクトリへ移行する
コムデックでは、コムデック自身や取り扱っているサービスについてお伝えするホームページとは別に、お客様の事例やツールの活用ノウハウ等を掲載しているコムデックラボを運営しています。
しかし、その2つに関連性はなく、全く別のサイトとして運営されていました。
ホームページはコムデックの設立当初から公開していたため既に検索エンジンから高く評価されている状態ですが、2019年ごろに立ち上げた比較的新しいメディアであるコムデックラボは、そもそも評価が低くどれだけいい記事を書いても検索上位に表示されにくい状態にありました。
そこで、別ドメインで運用されていたコムデックラボをホームページのドメイン配下(サブディレクトリ)へ移行し、コムデックラボもホームページと同じ評価を受けられるようにしました。
ドメインとはWEBサイトのURLの一部のことで、具体的には、以下のような形でURLを変更させています。
以前のURL:https://comdeclab.com/
移行後のURL:https://www.comdec.jp/comdeclab/
このようにコムデックのコーポレートサイトの配下にメディアを移行することで、コーポレートサイトの評価を引き継ぐことができ、1からメディアを立ち上げるよりも早く検索エンジンで上位表示することが可能になります。
CWVに着目しページの読み込み速度を改善
次は、CWV(コアウェブバイタル)の改善に取り組みました。
CWVとは、ユーザーが使いやすいWEBサイトかどうかを測る指標で、検索順位を決めるための要素の1つとなっています。
例えば、ページの読み込み速度を改善すると、ユーザーの待ち時間が減少して使いやすくなり、Googleからの評価向上を期待できます。
コンテンツSEOの強化
さらに、既存記事のタイトルと導線を見直し、検索流入の増加を狙いました。
魅力的なタイトルでユーザーを引き込むとともに、kintoneの専門家であるコムデックのメンバーを監修者として記事の質を高めることで信頼性を向上させています。
また、コムデックラボにはお客さまの問い合わせにつながる事例記事が多数掲載されていたものの、適切に導線が設定されていなかったためコムデックラボで事例を見たユーザーがそのまま離脱してしまい、なかなか問い合わせにつながらないという課題もありました。
この課題に対しては、記事内にリンクを貼ったりバナーを設置したりすることで、ユーザーがサイト内を回遊しやすいようにしています。
WEBサイトに掲載されているコンテンツのSEOを強化するためには、専門的な知識が必要となるため、SEOに強い外部パートナーの協力を得ると効率的です。
SEOを意識したコンテンツを作成し、WEB集客を強化したい方は、以下の記事も参考にしてください。
▼コンテンツSEOの事例7選!成功させるためのポイントも紹介
問い合わせ数が10.8倍に!ホームページリニューアル&SEO対策の効果
集客を意識した設計にホームページをリニューアルしSEO対策を強化した結果、コムデックでは大きな成果を得られました。
リニューアル後、約1ヶ月で検索エンジンからの流入数は数倍に上昇し、半年~1年後には、1~2件/月の問い合わせが5〜10件/月に増加しました。
その後も伸び続けており、現在では月間のアクセス数が12.2万PV、年間のお問い合わせ数が260件に増加しています。
また、訪れたユーザーが閲覧するページ数も1.5倍になり、回遊性(検索からクリックした記事とは別の記事を見てもらえる設計)の改善にも成功しています。
これにより、全国の企業から毎月安定的な受注が可能となり、顧客の幅も拡大しました。
WEB集客が安定したことで、年間10社だった新規契約社数は6.2倍の62社へ成長するなど、成果が数値として表れています。
ホームページ集客を強化するためには適切な投資とSEO対策が重要
コムデックが大きな成果をあげられたのは、適切な投資とSEO対策を行ったためです。
ここでは、それぞれのポイントを解説します。
ホームページの資産性を理解して投資を行う
ホームページリニューアルを外注する際、金額だけで決めるのは危険です。
安い業者に発注した結果、低品質なWEBサイトができあがって逆にイメージダウンにつながったり、お問い合わせが減少してしまう恐れがあります。
WEB集客が成功するとリターンは何倍にもなるため、十分な予算をかけて、商品・サービス、会社コンセプト(ブランディング)の設計、SEOが考慮された高品質なホームページを制作することが大切です。
正しいSEO対策を行う
WEB集客を増やすためには、SEO対策が欠かせません。
しかし、正しいSEO対策を理解していないと本来獲得できたはずのユーザーを取りこぼす恐れがあるため、SEOの専門家に協力を仰ぐのが良いでしょう。
特に、会社の歴史が長く、10~20年間同じホームページを活用しているのであれば、既に検索エンジンからWEBサイトが高く評価されており、正しくSEO対策を行うことで検索流入数を増やせる可能性があります。
SEO対策には、大きく分けてコンテンツSEOとテクニカルSEOがあり、どちらも正しく取り組むことでホームページの評価を上げられます。
以下の記事では、コンテンツSEOとテクニカルSEOの違いと代表的な施策を解説しているので、あわせてご覧ください。
▼コンテンツSEOとテクニカルSEOの違いは?施策内容・どちらを行うべきかを解説
コンテンツSEOを強化しさらなる検索流入の獲得を目指す
コムデックでは、ホームページリニューアルとSEO対策によってWEB集客の増加を実現しました。
ある程度リニューアルが落ち着き、SEOの地盤も整ったため、次はSEOを考慮した記事制作とコンテンツSEOの強化によって、kintone系キーワードからの検索流入数拡大を目指します。
コムデックでは、持続的な成長を実現するために自社で取り組んだ5つの施策をパッケージ化した「DXart(デザート)」を提供しています。
コムデックで実際に成果が出たコンセプト設計やメディア構築に加え、YouTubeチャンネル開設やkintoneの活用もサポートさせていただきますので、WEBからの集客・売上を強化したい企業さまは、ぜひお問い合わせください。