建設業でよくある課題をkintoneで解決!建設業業務改善パッケージ
「土木工事」「建築工事」を請け負い、長期にわたり工事を行う建設業。
本社から遠く離れた場所で工事を行うこともあり、原価管理と収支対策に苦労されている企業さまも多いのではないでしょうか?
本記事では、紙やExcelで原価管理を行っている「建設業」の企業様の課題をkintoneで解決できる業務改善パッケージをご紹介します!
目次
建設業の業務によくある課題……kintoneで解決できます!
コムデックが建設業の企業さまからkintone(キントーン)の導入相談を受ける中で、よくお伺いする課題は以下の通りです。
御社にはいくつ当てはまるでしょうか?
- 現場ごとの予算の消化状況を知るためには、都度紙資料やエクセルの集計を行う必要がある
- リアルタイムな予算の消化状況が分からず、収支対策が打てない
- 現場監督と経理で仕訳ける科目が異なる為、工事台帳を複数作成している
- 過去工事の原価管理が正確ではないため、見積の精度が低い
- 協力会社への支払金額を確定させるために、支払査定を手動で行っている
- 顧客からの入金残がわからず、資金繰りの予定が立てられない
- 一般競争入札を行う際、同種工事の施工実績を現場監督に確認している
- 現場ごとのスケジュールが共有できておらず、協力会社への依頼日程が被ってしまうことがある
- 顧客情報が複数のエクセル・紙(ファイル)に分散しており、どれが最新情報かわからない、更新に手間がかかる
こうして書き出してみると、原価管理や支払い、入金と言った、お金の管理に関する部分に悩みを抱えていらっしゃる企業さまが多いようです。
原価をきちんと管理することは、利益の確保のために不可欠な業務。
しかし、長期にわたる現場の多い建設業だからこそ経費科目も複雑で集計に手間がかかり、現場から資料が届いてからの集計になるためリアルタイムとは言い難く、収支対策も後手後手になってしまう……と嘆いていたのはある会社の経理担当者さまです。
これらの課題は、業務改善プラットフォームであるkintoneを活用することで解決可能です。
kintoneであれば、自社に合わせた形で開発していけるため、一から自社に合ったソフトを開発したり、どんな企業にも対応できるように作られた専用ツールよりももっと柔軟に、自社が使いやすいツールにしていくことができるのです。
そうは言っても、やっぱりゼロから全ての課題に対応するアプリを構築していくのは時間もかかります。
自社で開発するのが難しければ、外部のプロに依頼する必要がありますので余計にコストがかかるでしょう。
そんな時おすすめしたいのが、「ある程度形の決まったアプリをまとめて導入し、自社に合うように調整していく」方法です。
コムデックの「建設業業務改善パッケージ」であれば、先ほど挙げた課題を網羅し、リアルタイムな原価管理を実現しつつ、周辺業務も効率化できます。
建設業業務改善パッケージでいったいどんなことができるのか、kintoneを活用することでどんなメリットがあるのかを詳しく解説していきます。
kintone建設業業務改善パッケージでできること
建設業業務改善パッケージは、大きく分けて以下の5つの機能を有しています。
- 原価管理機能
- 売上請求管理機能
- 工事台帳機能
- 入札管理機能
- その他の業務管理機能
原価管理機能
各工事現場では交通費・燃料費・宿泊費・材料費・水道光熱費・食費等さまざまな経費が発生します。
それらを各科目ごとにアプリに登録し、経費を集計するのが原価管理機能です。
標準では以下の経費管理アプリが備わっていますが、その企業さまの実情に合わせて追加・削除が可能です。
- 発注管理…仕入先や下請けへの注文書を印刷できます。
- 仕入管理…仕入先からの請求書を登録します。
- 出面管理…現場に入退場する際、スマホのボタン一つで時間を一括入力することが出来ます。登録された情報は「労務費」として原価計上されます。
- その他経費管理…外注費燃料費・旅費交通費・弁当代・宿泊費等、各経費科目ごとに経費を登録いただきます。「会計用仕訳科目」と「現場用仕訳科目」を入力できます。
- 支払通知管理…その他経費管理に登録された外注費を元に、下請け先への支払額を算出します。弁当代や燃料費等の立替金と相殺することが可能です。
売上請求管理機能
先ほどご紹介した原価管理機能は「自社が支払うお金」でしたが、売上請求管理機能では「自社が支払ってもらうお金」を管理します。
- 見積管理(実行予算管理)…法定福利費に対応した見積書がワンクリックで出力できます。見積書の内容がそのまま実行予算管理となるため、転記等が不要です。
- 売上入金管理…元請企業からの入金を管理する事で契約内外での保留金残高、入金残高を自動算出することができます。
工事台帳機能
原価管理と売上請求管理それぞれのアプリに登録された各種数字を自動集計する事で、リアルタイムな原価、粗利を見える化したものが工事台帳機能です。
経費入力のアプリに登録した「会計用仕訳科目」と「現場用仕訳科目」に基づき、現場監督の方が管理したい切り口で集計した現場用工事台帳と、経理の方が会計上管理したい切り口で集計した経理用工事台帳をワンクリックで切り替えることができます。
krewDashBoardを活用しているため期間や現場の絞り込みも簡単に行うことができ、必要なタイミングで必要な情報を即座に確認可能にします。
また、見積を元にした実行予算管理との比較を行うことで予実管理も可能です。
入札管理機能
一般競争入札時の過去工事実績や入札条件に該当する工事を出力できるため、監督や管理者に都度連絡することなく入札に必要な情報を確認できます。
国/都道府県の入札情報を定期的に取得し一覧を作成するため、入札情報の一元化が可能です。
その他にも、入札に必要な資格の管理や、資格更新に必要な講習会・セミナーの受講管理を管理するアプリがあります。
その他の業務管理機能
建設業の業務を行う上では、原価等お金に関わる部分以外にも管理すべき情報が数多くあります。
kintoneでは、顧客情報やスケジュール、問い合わせ等、基幹となる業務の周辺業務も管理することが可能です。
- 顧客管理(顧客台帳)…顧客名・住所・電話番号・FAX・メールアドレス・代表者名などの基本情報を項目として管理することが可能です。顧客管理アプリを見れば、全顧客の最新情報がひと目でわかる状態を実現できます。
- スケジュール管理…従業員の予定だけではなく、案件毎のスケジュール管理が可能です。いつでも最新の予定を確認できるため、予定調整コストを削減できます
- 問合せ管理…お客様からの問い合わせを登録します。担当者や進捗状況も登録できるため、対応漏れを無くすことができます。
建設業施工管理システムとの機能比較!kintoneなら社内のあらゆる業務を効率化できる
よくkintoneと比較されるエクセル、業界シェアNo.1の施工管理システムと、kintone建設業業務改善パッケージの機能を比較してみました。
皆様も良くご存知のエクセルは、自由度は高くかつ誰でも扱うことができますが、いずれもリアルタイムな共有は難しく、それだけで業務を管理しようとすると同じ情報を二重三重に入力する必要があったり、また使い続けることによって重たくなる、計算式が壊れてしまう等のトラブルも発生しやすくなります。
対して専門の施工管理システムは、入力しやすく、各機能間で必要な情報は連携してくれてスムーズに利用が可能です。
ただし、機能的に少し手が届かない部分があったり、逆に自社にとっては不要なものがあったりと、柔軟性に欠けるところがあります。
kintoneであれば、原価管理やスケジュール管理、現場写真や資料といった情報の管理はもちろん、既存システムでは対応が難しい予実管理や、オプションが必要となる受発注業務もパッケージ内に含まれています。
また、その企業さまの業務実態に合わせて内容をカスタマイズすることが可能なため、周辺業務も含めた情報の一元化が可能です。
分類
|
業務
|
kintone
建設業業務改善パッケージ
|
エクセル |
建設業施工管理システム
|
基本
|
従業員管理
|
○
|
△
|
△
※オプションで可能
|
顧客管理
|
○
|
△ |
○
|
|
取引先管理
|
○
|
△
|
○
|
|
営業
|
案件管理
|
○
|
△
|
○
|
案件進捗管理
|
○
|
△
|
○
|
|
実務
|
実行予算管理
|
〇
|
△
|
×
|
見積作成
|
〇
|
△
|
△
※オプション
|
|
仕入伝票入力
|
〇
|
△ |
△
※オプション
|
|
業者への
発注管理 |
〇
|
△
|
△
※オプション
|
|
業者への
支払伝票入力 |
〇
|
△
|
△
※オプション
|
|
業者への
支払管理 |
〇
|
△
|
△
※オプション
|
|
売上伝票入力
|
〇
|
△
|
△
※オプション
|
|
元請けへの
請求管理 |
〇
|
△
|
△
※オプション
|
|
元請けからの
入金伝票入力 |
〇
|
△
|
△
※オプション
|
|
元請けへの
売掛金管理 |
〇
|
△
|
△
※オプション
|
|
スケジュール管理
|
〇
|
△
|
△
※案件毎スケジュールは不可
|
|
日報管理
|
〇
|
△
|
〇
|
|
原価管理
|
〇
|
△
|
×
|
|
予実管理
|
〇
|
△
|
×
|
|
社内打合せ
|
〇
|
△
|
〇
|
|
工事写真管理
|
〇
|
×
|
〇
|
|
契約書管理
|
〇
|
×
|
×
|
建設業のkintone活用事例
建設業業務改善パッケージで何ができるかがわかったところで、実際にkintoneを活用された建設業の企業さまでどのような効果があったのかをご紹介します。
kintoneで原価管理のリアルタイム集計を実現!|株式会社泰成さま
元々エクセルで原価管理を行っていた株式会社泰成さまでは、現場の方から「今の予算の状況を知りたい」と連絡がある度に集計を行っていた他、「現場監督が知りたい数字」と「経理処理のために必要な数字」が異なるため、それぞれが見たい情報を管理するためのエクセルを別々に作成していました。
現場が全国展開となり、また数も増えてきたことから、この状況を脱却してリアルタイムな原価を見える化するためにkintoneを導入。
経費を各現場の方に直接入力いただくことで、遠方の現場であってもリアルタイムに原価を追いかけることができるようになりました。
予実管理を自動化、進捗可視化で会議をスムーズに|株式会社太昭組さま
株式会社太昭組さまでは、目標に対する進捗管理をエクセルで行い、会議の都度案件の状況を確認して数値の再集計を行っていました。
kintoneの案件管理に登録された情報を元にkrewDataで集計を行うことで、実績をリアルタイムに集計し、目標との差を算出できるように。
期別に実績を登録するので、長期にわたる工事でも正しく期毎の実績と目標比を自動集計することが可能となり、脱エクセルを実現できました。
建設業業務改善パッケージで脱紙・脱エクセルへ!
冒頭で建設業によくある業務上の課題をご紹介しましたが、御社ではいくつ当てはまったでしょうか?
それらの課題はkintone建設業業務改善パッケージを活用いただくことで解決でき、以下のような理想の状態を実現可能です。
- 登録された経費情報を元に、自動で現場ごとの原価が集計される
- 原価が可視化されることで予算の消化状況がリアルタイムに把握できる
- 現場向けの工事台帳と経理向けの工事台帳をワンクリックで切り替えることができる
- 正確な原価管理によって、同規模工事の際に適切な利益を確保した見積を作成できる
- 協力会社からの請求と、協力会社分の経費を自動で相殺できる
- 入金残が自動集計され、資金繰りの予定が立てやすくなる
- 現場ごとの最新のスケジュールが共有されることで、調整が簡単になる
- 顧客情報の更新の手間が大幅削減、最新情報も一目でわかるように明確化
kintone活用/パッケージ活用についてよくあるご質問
Q.コムデックのサポート範囲は?
A.パッケージを販売するだけではなく、パッケージを御社に合わせてカスタマイズすることが可能です。
また、対面開発をご希望であれば、パッケージ外の業務管理アプリも開発いたします。
標準機能では難しいポイントも対面で調整していきますので、御社の社内でkintoneアプリを調整いただく方法を覚えていただくこともできます。
Q.既にkintoneで業務アプリを運用しているため既存環境から乗り換えるのは難しいが、既存環境にパッケージの機能を追加してもらうことは可能か
A.既にkintoneご利用であれば、既存環境にパッケージが内包する機能を追加することも可能です。
現在の業務を止めることなく、環境をアップデートいたします。
Q.競合他社の製品も検討している 差別化ポイントを教えてほしい
A.機能については弊社HPをご覧ください。その他詳細につきましてはお問い合わせください。
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