クラウド勤怠管理導入で集計時間削減|伊勢の老舗精肉・コロッケ店 有限会社豚捨さまのKING OF TIME導入事例
現場の状況に合わせてシフトが急に変更になったり、休憩が予定通りに取れないのは日常茶飯事です。
今回は、そんなシフト変動が多く店長が集計業務に多くの時間を使っていた飲食業の会社さまが、勤怠管理クラウドKING OF TIMEを導入することでタイムカードを卒業し、集計時間を大幅に削減できた導入事例をご紹介します!
目次
各店舗の店長が勤怠管理者。タイムカードを手書きで集計
メディアにも度々紹介される、精肉店のラードでこんがりサクサクと揚がっているコロッケ、ミンチカツは、多い日には一日に二万個が販売されるほどの大人気商品となっています。
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タイムカードに従業員が打刻
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有休利用等は口頭で勤怠管理者である店長に伝え、シフトに反映
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締め日以降に店長がタイムカードの打刻記録の横に残業時間や遅刻・早退・休暇の時間を手書き
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手書きした数値を集計
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集計の終わったタイムカードを本社に渡し、タイムカードを見ながら給与ソフトに手入力
従業員が働きやすい環境づくりを。アナログな勤怠管理を是正していく理由
その状態から、有限会社豚捨さまは魅力ある職場づくりのため顧問社労士と協力し、週休二日制に切り替えて有給休暇も利用できるような環境を整備して来られました。
近年では、年間休日が100日程度まで増えて来ましたが、今度は
「タイムカードを手集計していている状態では、従業員がどれだけ働いているかや、休暇の取得状況をリアルタイムで把握することができない」
「アナログな管理方法のままでは、集計の手間や締め日直後の忙しさも変わらない」
という課題が生まれてきました。
人ごとに休日数がどれくらいなのか、残業時間はどれくらいなのかといった情報は、勤怠管理者である店長は感覚値では把握していましたが実際には給与計算に利用しているだけで、締日が過ぎてからしか確認することができません。
今後さらに休日数を増やし働きやすい環境を整えていくにあたっては、まず現状を把握し、そこからどうやって改善していくかを検討する必要があります。
顧問社労士の「アナログ管理からクラウドに切り替えて、効率化をしていきましょう」というアドバイスもあり、有限会社豚捨さまでは勤怠管理をクラウド化していくことになりました。
勤怠管理クラウドKING OF TIMEを導入!「シフト」と「勤怠」は別物として考える
様々な業種の勤怠管理方法に合わせて柔軟に設定が可能なため、これまでにも製造業、建設業、小売業や介護事業のお客様に導入し、勤怠管理を効率化してきました。
業務に合わせて様々な打刻方法をお選びいただけるKING OF TIMEですが、有限会社豚捨さまではICカード打刻を採用され、タイムカードと同じ感覚でカードを使って打刻いただいています。
KING OF TIMEを導入することで、打刻に応じて自動で所定労働時間や残業時間が算出されるようになります。
毎日決まった時間に働く勤務形態の会社であれば、あらかじめ勤務のパターン(例:8時~17時勤務、12時~13時に休憩)を作成し、それを自動で当てはめておくことで勤務開始予定時間前の早出勤務については本人から申請がなければ勤務時間と見なさいようにするといった設定が可能です。
しかし、有限会社豚捨さまのように毎日働く時間が異なったり、組んでいたシフトも急に変更になったり、休憩も予定通り取れない場合がある勤務形態の場合には、自動で勤務のパターンを当てはめてしまうと、勤務実態とそぐわず集計がおもうようにいかない可能性があります。
勤怠管理方法1 シフトに合わせて勤務パターンを細かく当てはめていく
勤怠管理者の方に行っていただくことがほとんどですが、本人からパターンを申請してもらうことも可能です。
デメリット:一日ごとすべての勤務日にパターンを当てはめる必要がある(シフトが変わったら変更が必要)
勤怠管理方法2 打刻~打刻で集計
休憩時間は打刻を行うか、労働時間が一定の時間数以上となったら自動で差し引きを行い、残業時間は労働時間が一定の時間数以上となったら自動で算出されます。
デメリット:パターンのあてはめで実現できたような、「予定時間より前は勤務時間と見なさない」「予定時間以上は残業にする」設定ができない
有限会社豚捨さまの場合には、「予定時間より前は勤務時間と見なさない」「通常通り休憩が取れている場合には休憩時間を自動で差し引く」集計方法を取っていたため、パターン登録を行う必要がありました。
しかし、あらかじめパターンを登録しておいても変更となる可能性が高く、パターン登録の手間とさらにそれを実態に合わせて修正する手間がかかってしまいます。
そこで、「シフト(予定)」と「勤務実態」は別物と考え、実際に打刻を行った後に該当する勤務のパターンを店長が当てはめていくという方式をとることになりました。
勤務パターンを登録すればあとは自動で勤務時間が算出されるため、勤務時間が固定ではない有限会社豚捨さまにも適した管理方法と言えます。
店舗管理者向けの説明会で各店舗に勤怠管理責任者を設置
打刻漏れがあった場合の処理方法や、先ほど述べたような勤務パターンの登録方法、有休、公休の管理方法をお伝えしました。これまではタイムカードに手書きで処理をしていたため、急なデジタル化に戸惑いの声もありましたが、各店舗の店長さんとコムデックをLINE WORKS(ラインワークス)で繋ぐことでフォロー体制を整えました。ある店舗からの質問事項は他の店舗の店長も同じトークルーム内で共有できているため、「こういう勤怠の場合にはどう対処すればいいのか」が共通のノウハウとして蓄積されていきます。
これにより、各店舗の店長が自分の店舗の勤怠管理に興味を持ち、管理しやすくするためにはどうすれば良いのか?を各自考えてもらえるようになりました。
脱手計算!集計時間を大幅短縮その他に嬉しい効果も…
KING OF TIMEを導入された有限会社豚捨さまでは、設定したルールに基づいて自動的に労働時間が集計されるようになりました。
これまでは、一日ごと残業時間等をメモしたタイムカードとシフト表、そして休暇の記録メモ3つの資料を突き合わせて時間数を確認していた時間が不要になり、数日かけて行っていた勤怠締めの処理が不要になったとのことです。
勤務パターンを登録したり、打刻の抜け漏れが無いかを日々チェックする必要はありますが、それでも勤怠の締めに使っていた時間を月の売上の分析等に割けるようになったと外宮前店の店長さんはおっしゃいます。
勤怠の締めが素早く行えることで、給与振込日まで余裕がない月でも、スムーズに給与計算まで実施できるようになったそうです。
KING OF TIMEにより勤怠管理の効率化に成功した有限会社豚捨さまですが、KING OF TIMEを活用することでうれしい効果がもう二つありました。
有限会社豚捨さまでは、繁忙期に臨時で人を雇い入れることも少なくありません。
そんなとき、KING OF TIMEであれば「打刻した人数だけ」に料金がかかるため、ライセンスを手配して、アカウントを作成して、繁忙期が終わったらまた退職にして…といった処理は不要になります。
一度登録しておけば打刻した月だけ費用が掛かるのは、人の増減が多い会社さまでは嬉しい仕組みですね。
さらに、元々の勤務予定よりもかなり早く出勤してきてしまう従業員の方も徐々に少なくなっているのだとか。
あまりに早く出勤されてしまうと労務管理上のリスクにもなるため、「クラウドでしっかり勤怠管理がされている」という印象が働き方の是正にもつながったのは好事例と言えます。
各店舗に勤怠管理責任者を設置し、毎月の勤怠管理業務/a>を効率化した有限会社豚捨さまでは、今後は見える化した勤務状況や休暇の状況から、生産性を上げ、休日を増やしていくための施策を検討していきたいとのことです!
コムデックではKING OF TIMEを活用した業務効率化
をサポートしています!
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