海外連携にも活用できるkintone!スムーズな連携が実現し、情報取りまとめ業務効率も大幅UP!|外国人技能実習生受入サポート業 ダイバーシティ事業協同組合さまのアプリ開発事例
外国人技能実習生受入サポート業を展開するダイバーシティ事業協同組合さまでは、海外からメールなどで共有される情報の取りまとめ等の業務にかかる時間が課題でした。今回は、kintone導入で海外連携をスムーズにした、その軌跡をご紹介します!
目次
海外からの情報共有は手段もバラバラ。集約業務に時間がかかってしまう…
東・東南アジアの有資格団体と連携しながら現在も100名以上の実習生を派遣しており、各実習生の国民性を考慮し、外国人技能実習生を受け入れたい企業に最適な国の出身者を選別、マッチングするなど、現地一体型のワンストップサポートがダイバーシティ事業協同組合さまの特徴です。
海外にある派遣元団体からは、外国人技能実習生に関する情報がメールやSNSのDMなどさまざまなツールで送られてきます。
各外国人技能実習生の日本語学習状況などはエクセルで共有され、ダイバーシティ事業協同組合さまの社員さんはそれらの情報を取りまとめて配属予定先の企業へと毎週メールをお送りしていました。
状況は密に伝えたい!顧客の体験価値を下げずに自社の「転送」業務を削減するには?
「届いた情報を取りまとめて、お客様に転送する」だけの業務に毎週3時間を使っていたというダイバーシティ事業協同組合さま。
派遣されてくる外国人技能実習生の最新で詳細な情報は、外国人技能実習生を受け入れる配属先企業にとっては大変重要なものです。
そのため、お客様への情報提供の質と頻度は落としたくないという想いがありました。
また、今後、配属先企業や外国人技能実習生が増えていくと想定したとき、この転送業務にかかる時間が増えるのと同時に、事業の根幹である外国人技能実習生の受け入れ申請業務も増加していきます。
申請業務、転送業務の増加に備え、今のうちにこの海外連携の業務を効率化できないか、そう考えられたのです。
過去の成功体験から、情報集約・転送業務の効率化にkintone活用を検討
ダイバーシティ事業協同組合さまでは過去に、外国人技能実習生の受け入れ申請業務をkintone(キントーン)化されています。
申請に不備があれば外国人技能実習生の入国にも支障をきたしてしまうため、ミスの許されない業務を確実かつ効率よく進めていけるよう、その管理にkintoneを導入され、以前は紙やエクセルだった外国人技能実習生の受け入れ業務に関わる書類の管理をkintoneに移行し、進捗が一目でわかり、抜け漏れなく処理を進められる管理体制を実現されました。
▼ 【人材業】タスク漏れの心配不要!kintoneで情報管理は簡単に進捗管理可能に|外国人技能実習生受入サポート業ダイバーシティ事業協同組合様の導入事例
カスタマイズ性が高いkintoneなら、海外の派遣元団体からさまざまな形で送られてくる情報を集約し、転送する業務を効率化としたいという課題にも対応できるのではないかと考えられたダイバーシティ事業協同組合さま。
まず目指したことは、さまざまなツールに分散している海外連携をkintoneへ一元化することでした。
海外連携用kintoneアプリが完成!情報取りまとめの作業自体が不要に
派遣元団体との情報共有は、派遣元団体に直接ダイバーシティ事業協同組合さまのkintoneへ入力をしてもらう形を目指し、海外の派遣元団体とZoomミーティングなども重ねてお互いの目的や改善点、要望などを組み込んでシミュレーションを繰り返し実施。
kintoneであれば入力いただくためのアカウントの閲覧・編集権限を細かく設定できるため、「必要なところだけ」を見せて、入力いただける環境を実現しました。
結果として、メールやSNSのDMなどを利用していた海外の派遣元団体との情報共有はkintoneに一元化されました。
エクセルで管理していた外国人技能実習生の日本語学習の状況もkintoneで管理できるようにアプリを構築し、社員さんが出先からでもスムーズにチェックできるように。
日本で働くうえで身につけておいてもらいたい「規律遵守」「報・連・相」などへの評価やコメント、学習の進捗やテストの点数もリアルタイムに反映されて常に最新の情報を確認できるため、毎月配属先企業さまを訪問した際に「その場で受け入れ予定外国人技能実習生の最新情報をお伝えできる」仕組みが確立されました。
これまではバラバラのツールで共有されていた情報を、直接派遣元団体の方に入力いただくことでkintoneが外国人技能実習生のデータベースとなり、集約作業そのものが不要になりました。
業務の効率化だけではなく、よりよいサービス提供を目指して
外国人技能実習生に関する情報の海外連携をkintone化して、情報取りまとめなどの業務を効率化されたダイバーシティ事業協同組合さま。
各アプリ間のデータを紐づけやすいkintoneの機能を活用し、各実習生のデータベースと以前にkintone化した申請業務のデータとも簡単に紐づけすることで、配属先企業さまからの実習生に関する学習状況の問合せや、受け入れ申請に関する質問等にもスピーディにより詳しく回答できるようになりました。
現在は海外の派遣元団体との連携にkintoneを活用していますが、ゆくゆくは外国人技能実習生の特徴が確認できるデータベースを、配属先企業さまもWEBで閲覧できるようにしたいのだとか。
これが実現すれば、配属先企業さまが欲するタイミングで最新の情報を確認できます。
kintoneを活用することで、海外の派遣元団体、日本国内の配属先企業さま、そしてダイバーシティ事業協同組合さま3者のコミュニケーションがよりスムーズになるでしょう。
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