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「マネーフォワードクラウド請求書 for kintone」と「kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システム」の違いとは?機能や連携画面を紹介

マネーフォワードクラウド請求書 for kintone kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システム 違いを解説

kintoneとマネーフォワードクラウド請求書を併用しており、請求データの二重入力に手間を感じている企業さまも多いのではないでしょうか。
そんな時、両者の連携サービスを利用すれば請求データの作成や請求書の発行業務を効率化できます。

連携サービスはいくつかありますが、代表的なサービスである「マネーフォワードクラウド請求書 for kintone」のサービス終了が迫っているため、現在利用している方はほかのサービスを探していらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、「マネーフォワードクラウド請求書 for kintone」と、代替としておすすめな「kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システム」の違いを解説します。
「kintoneとマネーフォワードクラウド請求書のデータ入力業務を効率化したい」「マネーフォワードクラウド請求書 for kintoneの代替サービスを探している」という企業さまは是非ご覧ください。

kintoneとマネーフォワードクラウド請求書の連携サービス・アプリの種類

kintoneとマネーフォワードクラウド請求書を連携するサービスやアプリはいくつかあります。
ここでは、kintone(キントーン)の公式サイトで紹介されている代表的な連携サービス・アプリを3種類紹介します。

マネーフォワードクラウド請求書 for kintone

マネーフォワードクラウド請求書 for kintoneは、株式会社キャップドゥー・ジャパンが開発したkintoneプラグインです。
現在は、株式会社マネーフォワードに事業譲渡されています。

kintone上の請求データをマネーフォワードクラウド請求書へ連携し、請求書の作成業務を効率化できます。
請求データや請求書の発行管理をkintone上でできる点が特徴です。
2025年3月31日で提供・サポートの終了が決定しています。

kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システム

kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システムは、株式会社コムデックが提供する連携サービスです。

kintone上で作成した請求データをマネーフォワードクラウド請求書にワンクリックで連携できるため、二重入力を削減できます。
請求データの作成だけではなく、請求書の発行・管理業務の効率化が可能です。

マネーフォワード クラウド請求書 × kintone コネクター

マネーフォワード クラウド請求書 × kintone コネクターは、株式会社ストラテジットが提供する連携アプリです。

このアプリを使うと、kintoneで作成した請求書をマネーフォワードクラウド請求書に連携できます。
kintoneで編集したレコードをリアルタイムに反映することが可能です。

また、毎日22時になるとマネーフォワードクラウド請求書で入金済みになった請求書がkintoneに連携される仕組みとなっています。

「マネーフォワードクラウド請求書 for kintone」がサービス終了……おすすめの代替連携サービスは?

連携サービスの1つである「マネーフォワードクラウド請求書 for kintone」がサービス終了となったため、おすすめの代替サービスを紹介します。

「マネーフォワードクラウド請求書 for kintone」は2025年3月でサービス終了

株式会社マネーフォワードは、2023年12月13日にマネーフォワードクラウド請求書の公式サイトにて、マネーフォワードクラウド請求書 for kintoneの提供終了を発表しました。
発表によると、2025年3月31日をもって、マネーフォワードクラウド請求書 for kintoneの提供およびサポートを終了するとのことです。

開発元である株式会社キャップドゥー・ジャパンでも同様にサービス終了に触れており、同社による導入・サポートを受けた利用者向けに、問い合わせ窓口を設置しています。

代替サービスは「kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システム」がおすすめ

マネーフォワードクラウド請求書 for kintoneを利用されている方のなかには、提供終了ギリギリまで同プラグインを活用しつつ、代替サービスを探されている方もいるでしょう。
kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システムなら、ほとんど同じ機能を有しているため、代替サービスとしておすすめです。

大幅に使用感を変えたくない方や、これまでと同様の機能がマストで欲しいという方は、kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システムのご利用を検討してみてください。

「kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システム」サービスページはこちら

「マネーフォワードクラウド請求書 for kintone」と「kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システム」の違い

ここでは、マネーフォワードクラウド請求書 for kintoneと、kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システムの共通点と違いを3つに分けて紹介します。

機能はほとんど同じ

マネーフォワードクラウド請求書 for kintoneとkintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システムの機能はほぼ同じです。

まず、基本の機能として、kintone上で自動作成した請求データをワンクリックでマネーフォワードクラウド請求書に連携できます。
請求書を発行する部分はこれまでと変わらずマネーフォワード請求書を利用するため、従来通りインボイスに対応した適格請求書を発行できます。

また、これは連携ツールの機能ではありませんが、マネーフォワードクラウド請求書とマネーフォワードクラウド会計が自動連携するため、仕訳データの入力業務を削減できます。
オンラインバンキングと連携すれば、マネーフォワードクラウド請求書で入金管理を自動化することも可能です。

kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システムの連携画面はヒューマンエラーを防げる形に

マネーフォワードクラウド請求書 for kintoneとkintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システムは、連携画面が異なります。

マネーフォワードクラウド請求書 for kintoneは、請求データを集約するアプリに連携ボタンが設置されており、請求データの作成担当者がマネーフォワードクラウド請求書に連携できる状態になっています。

請求データを集約するアプリに連携

一方、kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システムは、連携の専用アプリが存在しています。
kintoneの標準機能でアプリへのアクセス権等を設定できるため、請求書を作成する経理担当者のみが連携用のアプリを操作できるようにすれば、請求データの連携操作ができる人を制限可能です。

請求データの連携操作ができる人を制限可能

コムデックがこの仕組みを採用したのは、マネーフォワードクラウド請求書のアカウント認証でエラーが発生したときに手間と時間がかかるという課題を解消したかったためです。

マネーフォワードクラウド請求書のアカウント認証は、アプリを見ているアカウント単位で行います。
アプリを開いた人のログイン情報に沿って、自動で認証される仕組みです。

たとえば、Aさんがアプリを見て認証すると、Aさんのアカウントが認証されます。
ところが、Aさんが認証した直後にBさんがアプリを見てしまうと、Bさんのアカウントで再認証されてしまいます。
このタイミングでAさんが連携ボタンをクリックしても、Bさんのアカウントで認証されているため、Aさん側でエラーが起きて請求書は連携されません。

スムーズなkintoneとマネーフォワードクラウド請求書の連携を実現するため、あらかじめ連携ボタンを操作できる人を制限して、同時にアプリを操作する状況が発生しないようにしました。また、連携用アプリの利用者を制限することで担当者以外が誤って連携ボタンを押すことがなくなり、ヒューマンエラーも未然に防ぐことができるというメリットもあります。

連携後の修正はマネーフォワードクラウド請求書で実施

マネーフォワードクラウド請求書 for kintoneとkintoneとマネーフォワードクラウド請求書連携システムは、請求データをマネーフォワードクラウド請求書に連携したあとのデータ修正の方法に違いがあります。

マネーフォワードクラウド請求書 for kintoneは、一度請求書を連携した後も、kintone上のデータを修正して再連携すればマネーフォワードクラウド請求書側のデータを上書きして修正が反映されます。

一方、kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システムは、kintone上のデータを修正して再連携してもマネーフォワードクラウド請求書には連携されません。
そのため、kintone側で請求情報を変えた場合には、マネーフォワードクラウド請求書を手動で修正するか、連携後にkintoneの請求アプリに自動入力される「MF請求書ID」を消去した上で、マネーフォワードクラウド請求書のデータも消し、それから再連携を行う必要があります。

なぜこのような仕組みになっているかと言うと、理由は二つあります。

まず一つ目は、「どの状態の請求書データを連携したか」がわかりやすいようにするためです。
二つ目の理由は、kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システムは、連携元となる請求データをkrewData(クルーデータ)自動作成することがほとんどのため、データの修正が発生しにくいという前提があります。
krewDataとは、kintoneのアプリ間をまたいでデータを自動集計できるプラグインです。

krewDataで請求データの作成フローが正しく組まれていれば、連携後のデータに修正が発生する(=集計にミスがあった)可能性が低いため、修正を想定しない仕組みとなっています。

導入事例からわかる「kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システム」のメリット

ここでは、活用事例をもとにkintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システムのメリットを紹介します。

請求データの自動作成+ワンクリックで請求書の発行ができる

社会保険労務士法人とうかいさまは、kintoneとマネーフォワードクラウド請求書を併用しており、kintoneで管理していたデータを転記する業務に手間と時間を要していました。

kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システムを導入したことで、ワンクリックでマネーフォワードクラウド請求書に請求データを連携できるようになり、請求書作成の時間を大幅に短縮できました。

▼kintoneとマネーフォワードクラウド請求書を連携!請求データを自動作成|社会保険労務士法人とうかいさまのアプリ開発事例

ヒューマンエラーのリスクを軽減できる

アイリス南郊株式会社さまは、請求業務にエクセルを活用しており、請求データの転記が発生していました。
kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システムによって、kintoneで請求データを自動作成し、マネーフォワードクラウド請求書へ連携できるようになり、転記業務が削減されました。

これにより、ヒューマンエラーの発生を予防しつつ、インボイス対応の請求書作成を効率化できています。

▼kintoneとマネーフォワードの連携で請求書作成を自動化してインボイスにも対応!|介護業 アイリス南郊株式会社さまのアプリ開発事例

「kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システム」を活用して請求書関連業務を効率化しよう!

マネーフォワードクラウド請求書 for kintoneとkintoneとマネーフォワードクラウド請求書連携システムは、連携画面やデータの修正方法が異なるものの、ほぼ同じ機能を有しています。
そのため、マネーフォワードクラウド請求書 for kintoneを利用されていた方も、使用感を大幅に変えず移行できるでしょう。

コムデックでは「kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システム」の導入と初期設定をサポートしています。
「請求書の作成業務を効率化したい」「マネーフォワードクラウド請求書 for kintoneの代替サービスを探している」という方は、お気軽にお問い合わせください。

「kintone × マネーフォワードクラウド請求書連携システム」サービスページはこちら

この記事を書いた人

佐田 薫士

『kintoneスペシャリスト』

日本人の心のふるさとである”三重県伊勢市”を拠点に、中小企業のDX化を支援しています。 主にkintoneのカスタマイズを得意とし、サイボウズ認定資格である「kintone Associate」「kintone Customization Specialist」「kintone AppDesignSpecialist」「System Design Expert」を取得しています。 kintoneは他ツール(RPAや販売管理システム等)との連携も得意としていますので、皆様の業務の手助けになりそうな事例を見つけ、是非ご相談ください! youtube「kintone芸人」で検索!

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