KING OF TIMEなら無料で給与計算機能を追加できる!導入事例からメリット・デメリットを紹介
中小企業の経理部や人事部の担当者さまは、毎月の勤怠集計や給与計算業務に大幅な時間を割いているはずです。
勤怠の締め日から給与支給日まで日が無く、休日出勤して給与計算に対応した……という経験がある方も多いのではないでしょうか?
各社さまざまな給与計算ソフトやシステムをご利用いただいていますが、最近は「給与明細をWEB上で閲覧できる」「どのPCからも利用できる」クラウド型の給与計算システムが主流になりつつあります。
しかし、それらのクラウド型給与計算システムのほとんどは「一人当たり○○円」の月額利用料がかかります。
確かに便利にはなりますが、「これまで費用がかからなかった給与計算にコストがかかる」となると導入にも慎重になりますよね。
そんな時、KING OF TIME(キングオブタイム)なら実質無料で給与計算・WEB給与明細を実現できます!
「KING OF TIMEは勤怠管理システムじゃないの?」と思ったかもしれませんが、実は2023年に「KING OF TIME給与」というツールがリリースされており、なんとこのKING OF TIME給与は「勤怠管理費用(月額300円/人)の中で給与計算もできる」ツールとなっています。
今回は、KING OF TIME給与とKING OF TIME人事労務の機能やメリット、コムデックが実際に利用してわかった注意点を紹介します。
「KING OF TIME給与を使って給与計算をしたい」「実際に使ってみた感想が知りたい」「コストを抑えて給与計算をクラウド化したい」という方はぜひご覧ください。
目次
KING OF TIMEは勤怠管理だけでなく給与計算も可能
KING OF TIMEは、月額300円/人で利用できるクラウド勤怠管理システムです。
打刻データや残業・休暇の申請を元に月の勤怠情報を自動集計できるため、紙のタイムカードやエクセルから移行する企業さまが増えています。
KING OF TIMEに関して詳しくは以下の記事をご覧ください。
▼KING OF TIME(キングオブタイム)の評判は?料金や導入事例を解説
KING OF TIMEは、給与計算機能をもつKING OF TIME給与と人事労務機能をもつKING OF TIME人事労務と連携することで、追加費用なしで給与計算を行えるようになります。
KING OF TIMEで管理している従業員情報をKING OF TIME人事労務に連携すると、各従業員の給与単価や社会保険に関するデータを登録することができます。
そのデータと勤怠情報をKING OF TIME給与に連携することで、給与計算や年末調整を行える仕組みです。
そのため、KING OF TIMEで給与計算を行うためには、大元となるKING OF TIMEで勤怠管理を行ったうえで、KING OF TIME給与とKING OF TIME人事労務との連携が必要となります。
勤怠管理が必要ない役員の方も、給与計算を行うためにはKING OF TIMEへの登録が必要です。※打刻は不要
このセクションでは、KING OF TIME給与とKING OF TIME人事労務が持つ機能について、給与計算に関わる部分に絞ってご紹介します!
KING OF TIME人事労務の給与計算に関する機能
KING OF TIME人事労務は、人事データを一元管理できるシステムです。
「何故給与計算に人事労務?」と思うかもしれませんが、KING OF TIME人事労務では「給与明細の項目」や「従業員の基本給や手当」「各種社会保険の情報」等を管理しています。
つまり、「給与計算を行うための元となる情報」を管理し、「WEB給与明細を発行する」機能を持っているのがKING OF TIME人事労務なのです。
WEB給与明細発行機能
KING OF TIME人事労務では、給与ソフトやKING OF TIME給与からCSVでエクスポートした給与データに取り込むことで、給与明細を発行できます。
こちらは、給与明細のレイアウトの一例です。
レイアウトや表示する明細項目は、柔軟に変更できます。
明細項目の設定画面では、以下のように企業の基本情報から給与規定、住民税などの設定を行っています。
給与明細の各項目は、以下のようにチェックを付ける形で各種保険料等の対象かどうかを指定できます。
企業独自の福利厚生にしたがって手当を設定することで、各従業員の設定画面にて金額の情報を入力することができます。
基本給はもちろん、家族手当や朝の準備手当など、給与規定で設定した支給項目、控除項目が反映されています。
必要な項目にチェックを入れれば、従業員ごとに自動で給与計算を行う仕組みです。
入力が必要な情報はタブでカテゴライズされており、通勤タブでは従業員が利用する交通機関と通勤手当の算出に必要な情報の設定が可能です。
ほかにも、銀行の口座情報やマイナンバー等、給与計算に必要な細かい情報を一元管理できます。
一度入力してしまえば変更があるときのみ調整すればよいため、情報管理の効率化が可能です。
「従業員の情報が散逸しておりどこを見ればいいかわからない……」とお悩みの場合には、KING OF TIME人事労務で解決できるでしょう。
通知機能
通知設定で従業員の契約終了日や育児休業給付金の申請日などの期限を設定すれば、任意のタイミングで通知が可能です。
給与計算に反映が必要な項目を通知設定しておくと、給与明細発行時の記載漏れや反映ミスといった不備を防止できます。
変更履歴管理機能
KING OF TIME人事労務では、給与明細の項目や従業員の情報を更新する際に「適用日」を指定します。
この適用日を入力することで、先々の変更をあらかじめ入力しておくことができる他、変更の履歴も管理することができます。
KING OF TIME給与の給与計算に関する機能
KING OF TIME給与は、KING OF TIMEで管理している勤怠データと、先ほどご紹介したKING OF TIME人事労務の給与に関する情報を連携して、給与計算を行うシステムです。
機能は至ってシンプルで、給与明細の項目の計算式を設定して、あとは勤怠データを取り込み計算を行うだけとなっています。
給与計算・賞与計算機能
KING OF TIME給与では、KING OF TIMEの勤怠情報とKING OF TIME人事労務のデータをもとに、給与計算・賞与計算を行います。
まず、あらかじめ設定した締日グループ・給与計算対象月を選択したら、給与計算の対象となる従業員が表示され、計算ボタンをクリックするだけで給与計算が実行されます。
勤怠データを手入力する必要や、明細を印刷する必要はありません。
なお、計算結果は手動で修正も可能なので、イレギュラーな支給・控除にも容易に対応できます。
賞与計算では、支給対象者の選択や雇用保険料徴収の可否の選択もできます。
計算結果ロック機能
KING OF TIME給与は、従業員別に計算結果をロックできる機能もあり、操作ミスを防止できます。
ロックすると「ロックをONにしました。」という赤字の注意書きが表示され、計算結果を編集できなくなります。
年末調整機能
年末調整機能では、従業員自身からスマートフォン等で年末調整情報を提出してもらうことが可能です。
また、KING OF TIME給与上で各申告書を作成できます。
未提出の申請者がいれば、自動で提出依頼のリマインドメールを送れるため、担当者は個別に連絡する手間を省けます。
帳票・データ出力機能
給与振込一覧表や銀行用のデータ、住民税一覧表など、給与計算業務に必要なデータの一覧表や帳票の出力も可能です。
蓄積された従業員情報をもとに必要事項が自動入力されるため、書類作成の手間を省くことができます。
KING OF TIMEで給与計算を行うメリット
KING OF TIMEで給与計算を行うメリットは、月額300円/人という低コストで勤怠管理から給与計算、年末調整まで一気通貫して行えることです。
勤怠管理と連携しているため勤怠データを書き出して取り込む必要もなく、WEB給与明細発行までスムーズに行うことができます。
クラウド型のため利用端末を制限されることもなく、いつでも、どこでも給与計算を行えるようになります。
利用してわかった!KING OF TIMEで給与計算を行う際の注意点
普段の給与計算はマネーフォワードクラウド給与を利用しているコムデックですが、今回KING OF TIME給与と人事労務を実際に利用してみました!
このセクションでは、設定を行う中で気が付いた注意点をご紹介します。
KING OF TIMEは、給与明細や計算に関する柔軟なカスタマイズが可能な一方で、画面内の情報量が多く、操作が直感的にわかりにくいという点に注意が必要です。
公式が出しているマニュアルを見れば一通りの設定はできるようになっているので、最初はマニュアルを見て設定を進めるのがおすすめです。
また、KING OF TIME勤怠・給与・人事労務の設定項目は、同じ給与計算に関する項目でも、サービス別に分散されています。
シングルサインオン(一度のログインで複数のサービスにアクセスできる仕組み)の都合上、サービスごとにタブを分けて開くことができないため、KING OF TIME人事労務を開き、別のタブでKING OF TIME給与を開こうとすると、最初のタブが自動的に切り替わってしまいます。
そのため、給与明細の設定や従業員別の単価はKING OF TIME人事労務、計算式はKING OF TIME給与というように、照らし合わせながら設定がしにくいというデメリットがあります。
最初の設定はやや手間がかかりますが、その後は楽に利用できるので、ここは割り切ってひとつずつ設定を進めましょう。
加えて、KING OF TIME人事労務の機能のところで説明した「変更履歴管理機能」は、便利な反面「適用日を間違えると、正しく給与に反映されない」というリスクもあります。
また、設定を進める中、途中で給与明細の項目設定を変更したところ、給与計算に反映されないというトラブルがありました。
要因を詳しく見ていったところ、「KING OF TIME人事労務の支給項目の設定を変えたらまず人事労務側で一度編集ボタンを押してもう一度保存」を行った上で、「KING OF TIME給与の計算式設定で『データ取り込み→編集→保存』」を実施し、さらにその後給与の再計算が必要だということがわかりました。
設定項目が分散しているため仕方がないものかもしれませんが、「変えているはずなのに設定が反映されない」という時には関連する設定を一つずつさかのぼって更新をかけていく必要がある点にも注意が必要です。
KING OF TIMEで給与計算機能を導入する際のポイント
給与計算機能を利用したい場合は、最初にKING OF TIME(勤怠管理)の導入が必要です。
このとき、並行してKING OF TIME人事労務で給与明細の項目設定や必要なデータを入力しておくと効率的に導入できるでしょう。
必要に応じて従業員自身にデータを入力してもらうことで、給与担当者の負担を軽減できます。
KING OF TIMEだけで勤怠データを確認できる状態になり、給与計算に必要なデータがそろったら、KING OF TIME給与で計算式の設定を行いましょう。
ここまでくればKING OF TIME給与に自動で勤怠データや給与明細・単価の情報が連携されるので給与計算を実行するだけです。
KING OF TIMEを導入して給与計算を効率化しよう
KING OF TIMEは、勤怠管理だけではなく給与計算も行えるシステムです。
月額300円/人の料金の中で勤怠管理から給与計算、WEB給与明細の発行、年末調整を行えるため、低コストで給与計算の効率化を行えます。
勤怠管理から給与計算までを一元管理したい企業さまにおすすめのシステムと言えるでしょう。
コムデックでは、大元となるKING OF TIMEはもちろん、KING OF TIME給与の導入をサポートしています。
システムの導入だけではなく、実際の利用を通じて得られたメリットや注意点を活かした定着のサポートも可能です。
「勤怠管理から給与計算まで一元化したい」「低コストで給与計算を効率化したい」という企業さまは、お気軽にお問い合わせください。
コムデックではKING OF TIMEを活用した業務効率化
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