クラウドCRM(顧客管理システム)おすすめ3選!メリット・選び方を解説
顧客管理をクラウド上で行うことで、「素早く情報を共有できる」「多人数による同時編集が可能になる」など、多くのメリットを得ることができます。
しかし、クラウドCRM(顧客管理システム)は数多く存在しているため、どれを選べばよいかわからないという方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、クラウドCRM(顧客管理システム)の選び方やおすすめのシステムを紹介します。
この記事でわかること
- 顧客管理をクラウド上で行うメリット
- おすすめのクラウドCRM(顧客管理システム)
こんな人におすすめの記事です
- 効率的な顧客管理を行いたい方
- 顧客管理システムをリプレースしたい方
目次
顧客管理システムでできること
このセクションでは、顧客情報の一元管理・分析ができる顧客管理システムの代表的な機能を紹介します。
顧客情報の一元管理
顧客管理システムでは簡単に顧客情報の一元管理が可能です。
紙やエクセルで顧客管理を行っている場合、顧客情報が散在して全容を把握しづらくなります。
顧客情報を顧客管理システムに集約すれば、顧客情報を一元管理可能です。
紙やエクセルと違って同時に多数の人が参照・更新できるため、企業活動の生産性向上も期待できるのが顧客情報を一元管理するメリットと言えます。
購買履歴の管理・分析
顧客が自社からどのような商品を購入しているのかといった購買履歴も顧客管理システムで管理可能です。
顧客の購買履歴の推移を分析することで適切なタイミングでのアプローチが可能になるため、売上の増加も見込めます。
例えば5年前に機械や建材を販売していた場合、経年劣化による機器メンテナンスがそろそろ必要になってきておかしくありません。
製造業のお客様に原材料を販売していれば、顧客の購買数量の推移を確認することで売上の見通しが立ちやすくなるでしょう。
問い合わせ情報の集約
顧客との連絡手段はメールや電話、書面などさまざまな方法がありますが、顧客管理システムに入力しておくことで情報を集約できます。
電話とメールで問い合わせを受けていた場合、対応の度に過去のメールを検索して対応するのは非効率ですし、電話の場合には記録が残っていないことも多々あります。
時系列順に問い合わせ内容を入力して社内で共有しておけば、誰でも速やかに問い合わせ対応を行えますし、対応漏れも防ぐことができます。
顧客管理システムをクラウドで構築するメリット
顧客管理システムは大きく分けて、自社でサーバーを保有して運用するオンプレミス型と、インターネットを介して利用できるクラウド型の2種類があります。
これから利用するなら圧倒的にクラウド型の方がおすすめのため、ここでは具体的なクラウドCRM(顧客管理システム)のメリットを紹介します。
初期導入コストを抑えられる
クラウド型を選ぶことで、導入にかかる時間や費用を抑えられます。
クラウド型の顧客管理システムはネットワーク経由で提供されているため、自社で新たにサーバーやネットワーク機器を購入する必要がありません。
加えてオンライン上でアカウント登録をすればすぐに利用開始できるシステムも多く、設備投資不要ですぐに運用を開始できます。
登録後一定期間は無料で利用できるシステムも多いため、少し使ってみてすぐにやめることもできます。
時間や費用を節約できるのがクラウド型の魅力です。
多人数による同時編集が可能となる
多人数による同時編集ができることもクラウド型ならではのメリットです。
作業の進捗状況を確認しやすく、社内で円滑に業務を進めることができます。
また、「エクセルの共有ファイルを多人数で更新していたらファイルが分裂してしまった」という経験がある方もいらっしゃるかもしれませんが、クラウド型であればそういった事態を避けられます。
クラウド型の顧客管理システムはネットワーク上でシステムを展開する性質上、複数人による利用が前提です。
そのため多くの人に利用されることで起こりうる不具合への対策も徹底されており、安心して利用できます。
マルチデバイス対応で社外にいてもデータを確認できる
PCやスマホなど、マルチデバイスに対応している点もクラウド型の強みです。
近年は自社でのPC業務に加え、出先でもスマホやタブレットを用いて仕事をする機会が増えています。
そんなときもクラウド型であれば自社に戻ることなく顧客管理システムを利用可能です。
それぞれのデバイスに対応した画面や機能を提供しているため、効率を下げずに利用できます。
クラウドCRM(顧客管理システム)を選ぶ際のポイント
クラウドCRM(顧客管理システム)は数多くありますが、自社に合ったものを選ぶことが重要です。
ここでは、クラウド型顧客管理システムの選定基準を解説します。
自社に必要な機能が備わっているか
顧客管理システムにはさまざまな機能が搭載されていますが、自社の課題を解決できる機能が備わっているかをチェックしましょう。
例えば顧客の購買履歴をマーケティングに利用する目的で導入する場合、顧客の購買傾向の分析や、新たな営業商材の提案をしてくれる機能がついていると便利です。
さらに、集約した情報を視覚的に把握できるよう、分析や集計をダッシュボードにまとめられる機能があると生産性が向上します。
クラウドCRM(顧客管理システム)を導入することで何を実現したいのか、課題を明確にしたうえで導入目的に適したシステムを選びましょう。
外部システムと連携できるか
外部システムと連携できると、さらなる業務効率化が見込めます。
例えば顧客への販促タイミングが到来したらMicrosoft Teamsに通知を送ってくれる機能があれば、社員は普段見ているツールで適切な通知を受け取ることができます。また、MAツールと連携すれば営業段階から包括的に顧客情報の管理が可能になり、部門間で情報を共有できます。
すでに自社で利用しているシステムやツールがある場合は、連携できるかをチェックしておきましょう。
利用料金は適正か
システムによって課金体系が異なるため、自社の業務形態や業務量に応じた料金設定のシステムを選定しましょう。
一般的に高機能かつ大人数での利用になるにつれて利用料金は上昇していきます。
本当にその機能は必要か、システムを利用する人数はどれぐらいかを加味したうえで、自社の予算に適したシステムを選ぶことが重要です。
おすすめのクラウドCRM(顧客管理システム)3選
おすすめのクラウドCRM(顧客管理システム)を3つ紹介します。それぞれの特徴を比較して、自社に最適な顧客管理システムを検討してみてください。
kintone
kintone(キントーン)は簡単にアプリが作成できるノーコード・ローコードのクラウドシステムで、柔軟性が強みです。
クラウド型のシステムはカスタマイズ性に乏しい点がデメリットとして挙げられますが、kitnoneは画面上で自由にシステムを作っていくことができるため、自社に適した画面や項目を設定できます。
また、kintoneは多数の外部システムとの連携が可能なので、MAツールと連携して営業の精度を上げたり、案件・商談・見積・問い合わせ情報を一元管理したりすることで業務の生産性向上につながります。
さらに、スタンダードコースで1ユーザー月額1,500円と利用料金が安い点も魅力です。
30日間の無料期間もあるため、実際に利用して便利さを体感してみてください。
HubSpot CRM
HubSpot CRMでは、営業管理からマーケティング活動、カスタマーサポートへの問い合わせ管理機能など、幅広い機能を利用できます。
基本的な機能は無料で使えますが、本格的に運用したい場合は有料プランを利用するのがおすすめです。
有料版ではMA機能やセールス機能を搭載しており、マーケティング・リード獲得・ナーチャリング・営業・カスタマーサポートを包括的に管理できます。
Salesforce(Sales Cloud)
営業支援システムで有名なSalesforce社ですが、Sales Cloudという顧客管理システムも提供しています。
CRMだけでなくSFAの機能も備えているため、SFAで新規顧客を開拓し、CRMで顧客管理を行うといった一元管理ができる点が強みです。
ただし、利用料金が最低でも1ユーザーあたり月額3,000円必要となるため、ランニングコストを許容し続けられるか予算面での考慮が必要です。
クラウドCRM(顧客管理システム)の導入でエンゲージメントを高めよう
クラウドCRM(顧客管理システム)を導入することで、業務の効率化や売上増加が見込めます。
システムを用いて築いた良質な顧客との関係を基盤とし、魅力的な製品の訴求によってエンゲージメントを高めていきましょう。
クラウドCRM(顧客管理システム)を導入するなら、業務に合ったシステムを構築できるkintoneがおすすめです。
コムデックではお客様のご要望をヒアリングし、kintoneによるシステム構築をサポートしています。
kintoneやプログラミングを熟知した担当者がご相談を承りますので、クラウドで効率的な顧客管理を行いたい企業様はお気軽にお問い合わせください。