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Imadoki 2024年9月号が発行されました

コムデック Imadoki 2024年9月号

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コムデック Imadoki 2024年9月号

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「コムデックラボ」プチリニューアル!

コロナ感染拡大直前に開設され、これまで沢山のお客様との出会いをもたらしてくれた「コムデックラボ」をリニューアルされました!

kintoneの伴走支援を中心に様々なコンテンツが掲載され月間10万PVをコンスタントに超えている「コムデック・ラボ」ですが、実はここ数か月、PV数の停滞という課題を抱えていました。SEO対策には”絶対”がないため、オウンドメディアチームにて原因を調査し、ABテストを繰り返しながら原因を探り、日ごろからPV数の改善・増加を図ってきました。

コムデック Imadoki 2024年9月号

一方で、「コムデックラボ」のUIやリンクの導線等、オウンドメディア自体にも改善したい箇所が多々あったので、このタイミングで心機一転、「コムデックラボ」のプチリニューアルを行うことにしました。

今回のリニューアルで、関連記事や記事からYouTubeへのリンク導線の改善やUIの一部修正などを行い、より見やすいオウンドメディアになったと自負してます。

リニューアル後のPV数などの効果測定はこれからですが、「コムデックラボ」が、コムデックの今期目標である”新規顧客100社獲得”にも大きく貢献してくれることを期待しています。
コムデックが携わる会社様が増えることで、「コムデックラボ」にノウハウや事例を蓄積していき、コムデックに関わってくれている皆様の役に立つコンテンツとしてさらに成長させていきたいと思っています。

最後に少し悲しいお知らせです。

中小企業のIT化促進の強い味方であったIT導入補助金が、8月23日で一旦終了となりました。

正確にはもう1回だけ、恐らく余った予算で年内に追加公募が実施されますが、予算の都合で採択率は低下すると予想されています。2025年4月以降で再開されるとは思いますが、IT投資を急ぐ場合は次回を申請がラストチャンスとなりますのでご記憶ください。

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代表取締役社長 生田 智之

中部のDX企業視察報告

伊勢商工会議所のデジタル委員会のアドバイザーを務めている樋口会長が、DX先進企業の視察に行ってきました。その視察の一部をご紹介します。

手ぶらで決済! 「こがね製麺 草津栗東店」実験店舗

最初に訪問したのは、滋賀県栗東市にある本場さぬきうどん店「こがね製麺 草津栗東店」です。
「こがね製麺」は、さぬき饂飩の本場である香川県にも多数ある有名なチェーン店です。その中でも草津栗東店では2023年12月より、専用アプリに顔とクレジット情報を登録しておけば、顔認証による決済が可能な画期的なシステムを導入し、商品の注文から決済までをセルフで完了する「セルフオーダー&セルフチェックアウト方式」を実現する次世代飲食店舗となっています。

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まだまだ実験中ということで、ややバタつきはありましたが入店時から店内カメラによる追跡とレジでの顔認証がスムーズに行われ決済されれば、スマートフォンすら不要で手ぶら決済される感動が味わえますので、近隣にお出かけの際は試してみてください。

そして、「こがね製麺 草津栗東店」で利用されている店舗DXのシステム開発を行っているのが、株式会社アスタリスクです。

株式会社アスタリスク (滋賀県栗東市)

最近のユニクロのレジは、商品が入ったカゴをレジの指定の場所に置くだけで、すぐに購入合計金額が分かる、画期的なシステムを導入しています。

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ユニクロ・GU特許訴訟に勝訴した男
鈴木規之社長

実は、ユニクロのセルフレジは過去に訴訟が行われています。ユニクロのセルフレジに使用されているRFID技術の特許は株式会社アスタリスクが取得しており、株式会社アスタリスクは、ユニクロのセルフレジが特許を侵害していると提訴し、特許訴訟で勝訴しています。

ユニクロのセルフレジ

株式会社アスタリスクは、冒頭に紹介したこがね製麺のような顔認証やRFIDなどの技術技術に優れた会社で、大阪府大阪市に本社を構えています。

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RFID

【RFIDとは】
Radio Frequency Identificationの略で、電波を用いてICタグの情報を非接触で読み書きする自動認識技術を指します。
複数のICタグを離れた位置から一括で読み取り、瞬時に個体を識別することが可能です。
RFIDを商品タグ等に内蔵することで、まとめて商品や価格情報を読み取ることができます。

【RFID活用事例】

■ルイヴィトン等のハイブランド

贋物防止のために最近はRFIDがバックなどに縫い込まれており、盗難や修理履歴の管理など、従来のシリアルナンバーに変わって活用されています。
高級ブランドを守るためRFIDを用いた管理方法は、CHANEL、DIOR、GUCCI、BVLGARI、PRADAなど採用例は多いそうです。

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■日本通運など宅配会社のユニフォーム

UHF帯RFIDリネンタグを活用し、ブルゾン、シャツ、パンツ、帽子にタグが装着されています。
入社時にタグが装着されたユニフォーム一式を貸与し、退職時に回収するまでをRFIDリネンタグで管理されているそうです。
ANAやJALなどの航空会社など著名企業のユニフォームはマニア市場で人気が高いため転売防止、そして信頼性が高いだけに犯罪にユニフォームが利用されないよう防止対策としてRFIDが利用されています。

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■ANAの工具管理

2009年より、飛行機をメンテナンスする工具にRFIDを内蔵して管理を行うことにより、工具の紛失事故を防いでいます。

映画「ハッピーフライト」にも航空機整備現場で工具を紛失して大騒ぎになるシーンがありましたが、置き忘れた場所によっては大事故につながるだけに航空機整備現場での工具管理はシビアに行わていますが、現在ではRFIDを用いてトレーサビリティ強化され安全運航に寄与されています。

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■高級ワインの偽造防止

中身は安物と知らず高級ワインボトルに詰められたワインを飲んで悦に浸る…そんな事が起こらないように、高級ワインボトルのラベルにRFIDを装着することで、流通経路を追跡し、ワインの真正性を確認できるようになっています。RFIDラベルを読み込み、出荷記録が読み込めない場合は、ラベルを偽造したワインだと判別することができます。
また消費者がオークション等でヴィンテージワインを入手する場合も、RFIDで来歴を確認することができ、過去の保管環境に不安のあるボトルを避けられるようになっているそうです。

 

上記の様に様々な場面で活躍しているRFIDは、開発したアスタリスク社でも活用されています。
実際に、RFIDの読み取り装置の検品に利用している様子を見学し、リアルな現場を拝見することができました。
専用のリーダーを用いることで段ボールを開封することなく中身の検品作業を行うことができ、検品作業の生産性改善に繋がっています。

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実際にRFIDのリーダーを使って数量検品を行っている様子です。

最後に、鈴木社長のお話を聞くことができました。裁判を戦ったユニクロには様々な思いがあるようでしたが、「ユニクロは、やると決めたら実行するからすごい、中小企業では高齢な経営者や幹部が変革を望まず、DXの取り組みが進まないケースがあるが、大企業も大多数の企業では情報システム部門が、大きな変革ができない理由を探してくる」とお話されていました。

また、海外出張も多い鈴木社長としては、日本のデジタル化の遅れが非常に気になるようで、自社の技術を用いた生産性向上に取り組んでいかれるとのことでした。

株式会社寿商店 下の一色 本店(愛知県名古屋市)

IT企業の 楽天から故郷 である名古屋の実家に Uターン、コロナ感染拡大にあってもITを活用して業績を伸ばしつづける鮮魚卸や居酒屋を展開する企業が名古屋にあるのをご存じでしょうか?

釣り好きの樋口会長は「しめ鯖」の作り方を検索していたら発見したそうですが、現在33万人の登録者がいる名古屋の大人気Youtuber「魚屋の森」さん一家の母体となる居酒屋など数店舗を展開する企業「株式会社寿商店」です。

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後継者であり、現在常務取締役の森 朝奈さんは、自社のYouTubeチャンネル「魚屋の森さん」や他のSNSを通じて、商品がお客様の手元に届くまでのプロセスを通じた共感を基盤としたコミュニケーションを積極的に行っています。これにより、視聴者やフォロワーとの強い繋がりを築き、従来は店舗中心だった営業スタイルをネットとリアルを融合させたスタイルへの変革に成功されています。

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これらの取り組みに加え、家族経営のビジネスを次世代に適応させるための取り組みを綴った書籍も発行されています。
家族経営のビジネスを 継承中、あるいは異業種から自分のルーツに回帰しようと考えている後継者 にとって、共感と理解を深めるヒントが詰まっていますのでおススメです!

魚屋の森さんYoutube:https://www.youtube.com/@sakanayanomori/

経営者向け情報:バックオフィスチームおススメ書籍「働き手不足1100万人の衝撃」

「採用に困っている」企業がますます増えています。

私は以前から、冗談で「今日が一番採用しやすい日」だとお伝えしています。絶対外れない統計である「人口統計」で明日以降日本人の人口が増えることは無いという結果が出ていますから、「今日より明日は人が減ってますます採用しづらくなる」のは当たり前ですね。

今回紹介する「働き手不足1100万人の衝撃」を読むと、現在の状況を「労働供給制約社会」と呼ぶそうで、多くの企業では働き手こそが最も希少な経営資源化することで中小企業の経営がますます困難になると予測しています(現在進行形ですね)。

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ITツールやロボット導入、高齢者&女性活用、外国人労働者の採用など、各社なりに働き手不足解決の模索が続いていますが、正規社員に頼りきらず、業務を分割し、ITを活用して一人の仕事を複数人で分割実行するミニジョブ化は一つの解決方法となるそうです。

私の若いころでは信じられない働き方ですが、コムデックでも沖縄や徳島など全国で十数名の業務委託パートナーの方に活躍していただいています。

業務委託パートナーを活用した業務分散を実施しないと、地方の中小企業は早晩採用が追いつかず会社業務を回せなくなる心配が高まっています。業務委託活用にチャレンジしたいが方法がわからない場合は、バックオフィスチームがご支援いたしますので、是非担当にご相談ください!

ITサポート部通信② 「爆安PDF編集ソフト「いきなりPDF」

PDFファイルの編集を試みた際に、セキュリティトラブルに遭遇するケースが増えています。電子帳簿保存法の導入などでビジネスのデジタル化が進む中、バックオフィスを中心にPDFのページ削除や回転などの編集機能が必要になることが少なくありません。しかし、無料版のAcrobatでは編集機能が提供されておらず、Webサイトや広告付きの無料ツールを使用して解決しようとする際に、セキュリティトラブルが発生しています。

一方、問題となる正規版「Acrobat」の価格です。
月額約1,500円というコストは、大した編集機能も使わないのに負担額が大きすぎると感じます。

そこで、手軽に導入できる代替ソフトとしてITサポート部がおすすめするのが、法人版「いきなりPDF」です。
このソフトは、高い互換性を持ちながら、本家Acrobatの約1/10以下の爆安価格である90円(税別)で提供されており、手軽な編集機能を求めるユーザーにとって、有効な解決手段となっています。

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「いきなりPDF」を活用すれば、セキュリティリスクを抑えつつ、手軽なPDF編集のニーズに対応できます。
電子化が進む現代において、コストと機能のバランスを考慮したPDF編集ソリューションとして、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

⚠️正規版Adobe Acrobatと「いきなりPDF」の違いと注意事項⚠️

  • 機能: Adobe Acrobatは、プロフェッショナル向けの高度な機能を含みますが、「いきなりPDF」は基本的な編集機能しか用意されていません。
  • 互換性: Adobe AcrobatはPDFの公式フォーマット提供者であり、全てのPDFファイルとの互換性が確保されています。「いきなりPDF」は一部のPDFファイルで文字化けなど問題が発生することがあります。
  • サポート: Adobe Acrobatは豊富なサポートと更新が提供されますが、互換製品ではサポートが限定されています。

提供価格と機能

▼月額費用

STANDARD COMPLETE
月額費用(1L) 90円 210円

※最低10L~のご利用となります。
※月額費用に加えて、ライセンス管理費用として月額3,000円別途必要です。

サヨナラ「Evernote」、次は「Notion」へ

コムデックでは、文章作成・管理の効率化と情報共有のために、2014年からクラウドサービス「Evernote」を導入しています。
「Evernote」は、議事録、日報、メモ、書類の保管、さらにはマニュアルや「Imadoki」の原稿作成に至るまで、あらゆる業務に活用され、コムデックでは個人単位の手書きメモや業務ノートは存在を許されていないほど活用されています。

コムデックは何故地方の中小企業でありながら、業績を伸ばし続けているのか?
その答えの一つが「Evernote」を使っていたからと答えられるほど、「Evernote」は業務に深く浸透していました。

しかし…10年以上前に開発された「Evernote」はデータ量が増えるにしたがって、検索が重い、探せない、データが消える😢、勝手に増殖する😲などトラブルが増え、ダメ押しとして事業売却で懇意にしていた「Evernote日本法人」が無くなったため、「Notion」への乗り換えを決意することになりました。

乗り換え先をNotionに決めた理由

  • シンプルで直感的に使える!
  • 大企業やベンチャーなど先進企業での採用事例が多い
  • 動作/検索が早い、軽い!思考の邪魔をしない
  • 他のサービスやAI連携が容易にできる構造になっている。

📕 文書・書類整理の問題解決が業務委託活用へもつながります!

紙での書類保管は、生産性が極めて低いにも関わらず、ほぼ全ての企業で適当なルールやマニュアルで伝統工芸的に行わているのが実態となっています。
恐らくルール化されているのは、役所の提出文書やISO文書だけではないでしょうか?

【文書保管のあるある】

  • 作成したときの満足度は高い
  • ほとんど利用されることは無い
  • 更新や差し替えは面倒で行われない
  • ドコにあるか作成者しか探せない
  • 年末の大掃除で廃棄される

実に非生産的な文書管理の問題を解決していかないと、業務委託を活用しようとしてもスムーズには行えません。「Notion」などの文書管理クラウドサービスは、コラボレーションツールとしてチャットやクラウドストレージと共に企業になくてはならないツールとして今後企業が利用するべきサービスなのです。

次月のImadokiでは、「Notion」について特集する予定となっています。来月号をお楽しみに♪

 

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